前場コメント No.4 ワキタ、九州電力、富士重工業、京セラ、スギHDなど

2017/01/18(水) 11:30
★9:05  ワキタ-岩井コスモが目標株価引き上げ 来期は五輪関連施設の建設投資本格化で増収増益
 ワキタ<8125.T>が4日ぶり反発。岩井コスモ証券では、来期は五輪関連施設の建設投資本格化を背景に、増収増益を期待。投資判断「B+」を継続、目標株価を920円→1130円と引き上げた。
 第3四半期は累計では2ケタ減益となったが、四半期ベースでは7四半期ぶりに増益に転じた。建機事業の収益改善は進むが上期の苦戦が響き、今通期でも減益の見通し。ただし、減益幅は縮小する見込み。来18.2期については今春からの五輪関連の建設投資本格化の寄与もあって、増益に転じるとの見方を示した。

★9:06  九州電力-反発 MDYが格付け見通しを「ネガティブ」→「安定的」
 九州電力<9508.T>が3日ぶり反発。格付け会社のムーディーズ(MDY)は1月17日の大引け後に、同社の格付け見通しを「ネガティブ」→「安定的」に変更し、シニア有担保債務格付け「A3」を確認したと発表した。MDYでは、収益性とコスト回収の予見可能性および持続可能性は高まったとみているとし、持続的に黒字を確保できる可能性が高まっていると指摘した。

★9:07  富士重工業-みずほが目標株価引き上げ シェア拡大で成長は持続
 富士重工業<7270.T>が3日続落。みずほ証券では、米国市場が高原状態に入る中、シェアの拡大で成長は持続すると想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を5000円→6300円と引き上げた。
 米国自動車市場のさらなる拡大が期待し難い中、富士重は米国でシェアを高められる可能性の高い会社と位置づけているとした。生産面では16年からの米国生産能力の拡大が、販売面では金融プログラムの強化が新規顧客の獲得につながっている。今後は新しいプラットフォーム(走行性能や乗り心地が改善)を採用したImprezaの効果も販売に表れてくる見込み。足元の販売は想定線。為替前提の変更(100円/ドルから115円へ)を考慮し、今17.3期~来18.3期営業利益予想を上方修正。来18.3期の売上高営業利益率は17.5%へ高まると予想。

★9:07  京セラ-5日ぶり反発 今期税前利益18%減も市場予想上振れとの観測
 京セラ<6971.T>が5日ぶり反発。18日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期は連結税引き前利益(米国会計基準)が前期比18%減の1200億円前後になる見通しだと報じられた。しかし市場は1137億円を予想しており、観測値がそれを上回っていることが好感され、買いが入っている。
 従来予想(11%減の1300億円)から減益幅が拡大するという。前期より為替が円高に振れて海外の収益が押し下げられるとされる。スマートフォン(スマホ)市場の成長鈍化で電子部品事業が苦戦するもよう。

★9:09  クラウドワークス-続落 報酬支払い期間を短縮できる「クイック出金サービス」開始
 クラウドワークス<3900.T>が続落。同社は1月17日の大引け後に、運営する日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」において、クラウドワーカーへの報酬支払いまでの期間を大幅に短縮する「クイック出金サービス」を開始すると発表した。
 これまでは、クラウドワークス上で確定した報酬金額を、クラウドワーカー自身が設定している出金方法に基づき「15日締め・月末振込」「月末締め・翌月15日振込」のどちらかを選択することになっていたが、「クイック出金サービス」の導入により、報酬支払いまでの期間を従来の15日から3営業日以内で出金できるとした。しかし、マーケットの反応は薄い。

★9:10  スギHD-大和が目標株価引き上げ 3Q下振れで通期下方修正 ネガティブな印象
 スギホールディングス<7649.T>が反発。大和証券では、3Q下振れでの通期下方修正について、ネガティブな印象とコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は5350円→5400円と引き上げた。調剤およびブローカー買いの反動などで物販が苦戦。物流センター稼働も条件交渉の遅れが利益に影響。大和予想を見直すとした。


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