〔Market Flash〕「ときわ会」12月末のH形鋼在庫が7カ月ぶりに前月末比を上回る~野村

2017/01/18(水) 13:06
【12:55】「ときわ会」12月末のH形鋼在庫が7カ月ぶりに前月末比を上回る~野村  野村証券では鉄鋼セクターに関して、新日鉄住金(5401)の鋼材を扱う流通業者で構成される「ときわ会」の12月末のH形鋼在庫が前月末比2.4%増となり、7カ月ぶりに前月末を上回ったことを指摘している。同在庫はH形鋼の需給を示す代表指標。同在庫率も11月末の1.85カ月に対し、2.09カ月に上昇した。前月末比では悪化したものの、在庫量は12月末としては11年12月末以来、5年ぶりの低水準であり、在庫率も12年12月末以来の低水準であるとのこと。過去には13年12月末に在庫が増加し、その後14年3月末にかけて在庫が大幅に増えてしまったケースもあり、仮需の動向などには留意が必要とみている。ただし、建設会社の受注や着工床面積、公共投資の先行きなどからH形鋼の先々の需要も好調と考えており、13年12月と同様に在庫が増えるリスクは低いと予想している。 【11:05】12月工作機械受注は17カ月ぶりに前年同月比でプラスに転換~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、日本工作機械工業会公表の2016年12月の工作機械受注速報および、工作機械大手7社の12月受注公表を受けてリポートしている。12月の工作機械受注額は1119億円(前年同月比4.4%増、前月比3.7%増)となり、受注額は17カ月ぶりに前年同月比でプラスに転じた。内需は、JIMTOF(日本国際工作機械見本市)の効果や、2017年3月に終了予定の優遇税制をにらんだ受注増が寄与し、前年同月比、前月比ともに増加した。JIMTOF効果は17年1月以降も継続が見込まれることに加え、ユーザーの投資マインドの改善で、内需は緩やかな回復基調が継続すると予想している。外需は受注金額が7カ月ぶりに650億円を上回り、前月比で2カ月連続のプラスとなった。円安効果もあるが、エネルギー関連の大型機やファナック(6954)のロボドリルなどスマホ関連の受注が動き始めた可能性があると考えている。 【10:35】バリュー、グロースともに業種・銘柄の選別が重要な局面~JPモルガン  JPモルガン証券では、世界景気の回復や世界的なインフレ率上昇の可能性を踏まえると、長期金利は上昇の方向が見込まれ、シクリカルのウエートが高いバリュー株の業績はグロース株に比べて当面改善しやすいと考えている。一方、マクロ経済の方向はバリュー優位を示唆している反面、バリュー株に「行き過ぎ」の兆候が見られており、想定される方向感がすでにかなりの程度市場で織り込まれている点で、現下の状況は悩ましいと指摘している。当面は、2014年~2016年前半のようなグロース一辺倒の状況も、2016年7月~12月のようなバリュー一辺倒の状況も想定し難く、バリューの中でも業種・銘柄の選別が必要である一方、グロースの中にも有望なものがあると考えている。 【10:05】日経平均の調整は相当進んだ~野村  野村証券のテクニカルレポートでは日経平均について考察している。17日の終値は前日比281円安の18813円となり、ほぼ安値引けで16年12月9日以来、約1カ月ぶりに19000円を終値で割り込んだ。この先の下値のメドは、16年11月9日ザラ場安値16111円から17年1月5日ザラ場高値19615円までの上昇幅(3504円)に対する30%押しの18564円を想定している。一方、RSIは34.8%で、売られすぎの目安となる30%に近付き、米大統領選でトランプ氏勝利が判明した16年11月9日の34.64%以来の低水準をつけたことを指摘している。ストキャスティクスは%Dが19.5%まで低下し、%Dの3日移動平均のSDも30.6%と、売られすぎの目安の30%に近付いている。これらをみる限り、日経平均の調整は相当進んだと考えられるとコメントしている。 【9:40】日銀は秋口頃に10年金利目標を引き上げか~SMBC日興  SMBC日興証券では、緩やかな原油高、円安を前提として、2017年のコアCPIは春先にプラス転換し、年末には1%程度まで上昇すると予想している。この下で、期待インフレ率は現在の0.6%程度から年末には1.5%程度まで上昇する可能性があるとみている。財価格では中国発デフレの終息、サービス価格では労働需給のひっ迫から、日本の物価は構造的にデフレ局面を脱してきていると捉えている。実際の物価が順調に上昇していった場合、期待インフレ率も同様に上昇していくと想定している。その場合、理論的にも実務的にも日銀はイールドカーブ・コントロール政策を修正する必要性が出てくると考えており、9~10月頃に10年金利目標を引き上げる可能性を指摘している。 【9:10】12月訪日外客数は伸び率が再加速、17年予想を上方修正~みずほ  みずほ証券では12月の訪日外客数統計を受けてリポートしている。12月の訪日外客数は前年比+16%と伸び率が再加速し、季調済年率(SAAR)は2625万人と単月で過去最高水準を更新した。地域別の訪日外客では中国、その他アジア、北米からの増加が目立った。訪日外客数の拡大自体は続くとの見方から、みずほでは17年の訪日外客数予想を前年比+12.1%の2694万人と上方修正している。10-12月期の訪日外客の1人当たり支出は前年比-12.2%となったがマイナス幅が縮小した。現地通貨建てでは小幅に上昇したことから、今後は円安効果が顕在化すると見込んでおり、17年の訪日消費金額を前年比+20.0%の4兆4969億円と上方修正している。 【8:45】寄り前気配は百五銀、洋缶HD、ネクソン、京成が高い気配値  主力株の寄り前気配では、百五銀(8368) +6.64%、洋缶HD(5901) +6.60%、ネクソン(3659) +6.14%、京成(9009) +5.98%、東邦HD(8129) +5.21%、ウシオ電(6925) +5.11%、紀陽銀(8370) +4.75%、日梱包(9072) +4.26%、ユニプレス(5949) +3.93%、ヒロセ電(6806) +3.84%などが高い気配値。  一方、昭電工(4004) -6.85%、旭化成(3407) -5.56%、特殊陶(5334) -4.88%、西鉄(9031) -4.50%、三和HD(5929) -3.49%、シャープ(6753) -3.45%、東ガス(9531) -3.45%、フジHD(4676) -3.38%、タカタ(7312) -3.09%などが安い気配値となっている。
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