前場コメント No.2 日本信号、出光興産、ジーンテクノ、パーク24、トライステージなど

2017/01/19(木) 11:30
★9:01  ユーグレナ-ウェル・インベストメンツが「売り」推奨 ガス欠寸前の単細胞
 ユーグレナ<2931.T>が4日続落。“空売り投資家”として知られるウェル・インベストメンツ・リサーチでは、「ガス欠寸前の単細胞」と同社をレポート。「売り」を推奨し、適正株価を500~580円とした。
 過去2年間にわたって原油価格が低迷し、今後も同様の展開が見込まれる現状で、同社の成長戦略と位置付けられている藻類由来バイオ燃料が競争優位性を持つことは、2020年以前には起こりえない。また、同社における燃料生産用途の実証設備の稼働は計画遅延を起こしており、収益源であるヘルスケア事業も今後の成長余地が限られている。さらに、米国類似企業の近年における株価急落の経緯は、ユーグレナ社株の今後を強く想起させるものがある。さらに、神戸製鋼グループをはじめとする大手製造業がミドリムシ生産に乗り出していることも勘案すべきであろうとした。

★9:02  日本信号-みずほが目標株価引き上げ 18.3期のビジビリティは高い
 日本信号<6741.T>が3日続伸。みずほ証券では、17.3期は減益予想だが、18.3期のビジビリティは高いとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を1140円→1160円と引き上げた。
 同社を取り巻く事業環境は堅調。日経新聞による2016年度設備投資動向調査(2016年11月27日付)によると、鉄道・バス業の投資額は2兆2064億円と前年度比17.3%の増加となっている。同社は案件の立ち上がりの遅れにより、売上計上のタイミングが18.3期に期ずれすると見込み、上期決算発表時(2016年11月8日)に17.3期業績予想を下方修正した。しかし、堅調な事業環境は継続しており、18.3期のビジビリティは高いと判断。昨年12月20日に公表した自社株買い(上限300万株、30億円)を評価。来期のビジビリティの高さと、自社株買いの継続の可能性を考慮し、投資判断「買い」を継続。

★9:02  出光興産-反落 スイスに有機EL材料開発会社を設立
 出光興産<5019.T>が反落。同社は18日、スイスに有機EL材料開発会社を設立すると発表した。今後の有機ELディスプレイ普及による有機EL材料の需要拡大に備えて、開発体制を強化するもの。
 同社は以前よりBASFスイスと有機EL材料開発に関して技術交流していた。BASFスイス研究員を雇用し、新たに研究拠点を設立するという。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★9:02  ジーンテクノ-SBIが目標株価引き上げ 開発資金力アップを評価
 ジーンテクノサイエンス<4584.T>が3日続伸。SBI証券では、JSRに対する第三者割当増資での5億円調達を受け、開発資金力アップを評価。投資評価「強気」を継続、目標株価を3500円→3710円と引き上げた。
 業績予想を見直し。主な変更点は(1)開発パイプラインのうち、開発パートナーが存在する2つの医薬品候補物質を新たに業績予想に加えたこと、(2)研究開発費を増額したこと。
 同社は16年12月5日に、JSRと資本・業務提携および第三者割当増資(5億円)を発表。12月22日に払込が完了したことにより、ジーンテクノの16年12月末の現金・預金額は約34億円と推定される。バイオシミラーの開発を開発パートナーと進めるには当面問題のない手元資金が確保できたと判断。

★9:03  パーク24-3日ぶり反発 12月売上総利益5.8%増 総駐車場数1万7329件
 パーク24<4666.T>が3日ぶり反発。同社は18日、月次速報でタイムズ駐車場の12月度売上総利益が前年同月比5.8%増の30.3億円だったと発表した。直営駐車場と管理受託駐車場を合わせた総駐車場数は1万7329件となった。

★9:03  トライステージ-買い気配 1:4の株式分割を実施
 トライステージ<2178.T>が買い気配。同社は18日、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上を図るため。2月28日を基準日に、普通株式1株につき4株の割合で分割する。


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