前場コメント No.4 省電舎、GMO TECH、ディップ、ボルテージ、サッポロHDなど

2017/01/19(木) 11:30
★9:05  省電舎-買い気配 太陽光設備メンテ事業を開始 東芝ITサービス・NTTスマイルエナジーと共同で
 省電舎<1711.T>が買い気配。同社は18日、100%子会社のドライ・イー(東京都港区)が、東芝ITサービス(神奈川県川崎市)、NTTスマイルエナジー(大阪市)の三社連系による太陽光発電設備メンテナンス事業を開始すると発表した。
 メンテナンススキームは、NTTスマイルエナジーが提供する太陽光発電遠隔モニタリングサービス「エコめがね」を活用した低圧(50kW未満)太陽光発電所向けメンテナンのスキームとなり、東芝ITサービスが契約太陽光発電設備の発電状況をモニタリング、障害発生時の顧客への連絡、必要に応じて現地での一時的対応を行うというもの。ドライ・イーは顧客との契約主体となるとともに、メンテナンスで改修工事などが必要と発覚した場合、メンテナンスとは別途に改修工事を請け負う。

★9:05  GMO TECH-反落 ぴあとインバウンド市場におけるビジネス提携に合意
 GMO TECH<6026.T>が反落。同社は1月18日の大引け後に、チケット事業のほか、メディア展開として訪日観光客向けにJAL機内フリーマガジン「日本達人」を発行するぴあ<4337.T>と、インバウンド市場におけるビジネス提携を行うことに合意したと発表した。
 提携により、GMO TECHが持つ「インターネット集客」の強みと、ぴあが持つ「メディア」の強みを活かし、アジア圏から訪日観光客を呼び込みたい全国の自治体や、インバウンド売上拡大を狙う企業など、訪日観光客向けマーケティングを行う企業・団体をオンラインとオフライン の双方から支援するとした。しかし、マーケットの反応は薄い。

★9:06  ディップ-岩井コスモが目標株価引き下げ 人手不足を背景に業績拡大の可能性は高い
 ディップ<2379.T>が4日ぶり反発。岩井コスモ証券では、人手不足を背景に業績拡大の可能性は高いとみて、投資判断「A」を継続した。目標株価は3500円→3000円と引き下げた。
 第3四半期累計の営業利益は前年同期比35%増と好調。企業からの求人需要は強く、同社が運営するアルバイト求人サイト「バイトル」などでの求人広告収入の増加が続いている。人手不足を背景に人材関連サービスに強みを持つ同社が、中期的に業績を拡大するとの見方に変更はないとした。

★9:06  ボルテージ-大幅続伸 恋愛ドラマアプリ「花ざかりの君たちへ~Boys love you~」配信開始
 ボルテージ<3639.T>が大幅続伸。同社は18日に、恋愛ドラマアプリ「花ざかりの君たちへ~Boyslove you~」の配信を2017年1月18日より開始したと発表した。
 2016年12月7日より開始した事前登録では、登録者数が約1カ月間で40000人を突破するなど、期待度の高い作品となっている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★9:07  平和不動産リート-大和が目標株価引き下げ 賃貸収益の安定化によりインカムストックへ
 平和不動産リート投資法人<8966.T>が小動き。大和証券では、賃貸収益の安定化によりインカムストックへとコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は95000円→93000円と引き下げた。
 今後も資産入れ替えの実現に期待。17.11期DPU(1口当たり分配金)2000円を予想。賃料改定では減額件数を3件に抑制。ダウンタイム縮小も進展しており、サブセクター内での割安感は残ると指摘した。

★9:08  サッポロHD-3日続落 今期5%営業増益との観測 市場予想より弱い
 サッポロホールディングス<2501.T>が変わらずを挟み3日続落。19日付の日経新聞朝刊で、同社の17.12期は、連結営業利益が前期推定比5%増の210億円前後になりそうだと報じられた。しかし市場は231億円を予想しており、観測値がそれを下回っていることが嫌気され、売り優勢となっている。
 営業増益は2期連続。国内で主力ビールの「黒ラベル」が伸び、高級ビール「エビス」の新商品を投入する効果も出るという。不動産事業では主力物件が高い稼働率を維持するとみられる。


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