前場コメント No.11 アコム、横河電機、CTC、第一三共、三菱自動車など

2017/01/19(木) 11:30
★10:13  日野自動車-JPモルガンが目標株価引き上げ ASEAN回復は収益のアップサイドとなり得る
 日野自動車<7205.T>が続伸。JPモルガン証券では、投資判断「Overweight」を継続、目標株価は1250円→1380円と引き上げた。
 投資論点は、国内事業の収益のアップサイドポテンシャルと、海外事業での成長性の2点。国内トラック需要は当面は安定成長が見込まれ、同社の収益源として機能すると見ているとした。アフターサービスなどのストックビジネスで、どれだけ収益の上積みができるかがポイント。また、海外事業ではインドネシアへの依存度が高いが、ASEAN地域の商用車市場の回復は同社収益のアップサイドとなり得ると指摘。

★10:17  アコム-CSが目標株価引き下げ 利息返還請求は減少基調だが今期の引当は不足
 アコム<8572.T>が4日ぶり反発。クレディ・スイス証券では、利息返還請求は減少基調だが、今期の引当は不足していると判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は607円→525円と引き下げた。
 利息返還請求件数の減少基調は続くが、今期の利息返還費用は計画を上回って推移している。予算を上回る分は引当金積み増しが必要で、539億円の引当金繰入を前提に今期予想を下方修正。ただし、この引当金不足は月次開示により株式市場に認識されていると考えられる。会計利益の減少は、株価に一時的な影響を及ぼすとしても、すでに市場は中期的な利息返還費用の消失を認識しているため、影響は小さいとの見方を示した。

★10:19  横河電機-CSが目標株価引き上げ トップピックの位置付けは不変
 横河電機<6841.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、プラント関連サブセクターにおけるトップピックの位置付けは不変とコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価は1700円→2000円と引き上げた。
 同社株価はCSの目標株価に到達した。しかし、為替前提の変更、海外競合に対する割安感、来18.3期の増益転換と増配期待(25円→34円)の高まり、オイルメジャーの業績回復期待の高まり、プラント各社の受注環境好転などを加味したうえで、強気スタンスを維持。業績予想を増額修正。

★10:20  CTC-9日ぶり反発 企業向けにセキュリティー対策を無償で評価するサービス開始
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が9日ぶり反発。19日付の日経産業新聞で、企業向けにセキュリティー対策を無償で評価するサービスの提供を開始すると報じられた。
 標的型攻撃などサイバー攻撃が高度化するなか、企業の対策が有効かどうかを評価する。無償で手軽に利用してもらい、中堅企業を中心にコンサルティング業務やセキュリティー製品の販売につなげるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:21  第一三共-4日ぶり反発 抗体薬物複合体U3-1402の第1/2相臨床試験を開始
 第一三共<4568.T>が4日ぶり反発。同社は19日、HER3に対する抗体薬物複合体U3-1402について、HER3陽性の乳がん患者を対象とした第1/2相臨床試験を国内で開始したと発表した。
 同試験は、HER3陽性の難治性の転移性乳がんの患者を対象とした非盲検試験。第1相臨床試験パート1は用量漸増試験で、同剤の安全性、忍容性、最大耐用量を評価する。第1相臨床試験パート2は同剤の安全性、有効性を評価し第2相臨床試験の推奨用量を決定する。第2相臨床試験は推奨用量を対象患者に投与し、安全性、有効性を評価するという。

★10:25  三菱自動車-JPモルガンが目標株価引き上げ 次期モデル投入のタイミングに注目
 三菱自動車<7211.T>が6日ぶり反発。JPモルガン証券では、投資判断「Underweight」を継続も、目標株価は450円→600円と引き上げた。
 短期的な新興国事業のダウンサイドリスクの見極めと、PHEVを中心とした電動車両事業の成長性の評価が同社の重要な論点。新興国事業では、タイおよびロシアの需要回復がカタリストになると想定。一方、PHEVでは16年に投入される次期モデル投入のタイミングが、潜在的なカタリストとした。


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