前場コメント No.14 小糸製作所、シリコンスタジオ、HIS、昭和電工、丸文など

2017/01/19(木) 11:30
★11:04  小糸製作所-続伸 車ヘッドランプの照射角を自動制御する電子ユニット開発
 小糸製作所<7276.T>が続伸。19日付の日経産業新聞で、自動車のヘッドランプの照射角を車体の状況に応じて自動制御する小型の電子ユニットを開発したと報じられた。
 制御機構全体の重量は60グラムと従来品より9割軽く、体積も6割小さくできるという。車の挙動を検知する加速度センサーを電子基板に搭載し、機械式センサーを不要にした。部品点数が減る分、コストも抑えられる。小型車や軽自動車などへの採用を見込むとしている。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★11:06  シリコンスタジオ-急伸 Graphineと独占リセラーパートナーシップ締結
 シリコンスタジオ<3907.T>が急伸。同社は19日11時、世界最高水準のテクスチャストリーミング技術を持つGraphine(ベルギー)と日本国内での独占リセラーパートナーシップを締結したと発表した。
 Graphineと協業することでシリコンスタジオが保有する3DCG技術の知見を生かし、新しいソリューションを提供する。

★11:08  HIS-反発 京成上野駅で乗客の手荷物を有料で預かるカウンターを設置
 エイチ・アイ・エス<9603.T>が4日ぶり反発。1月19日付け日本経済新聞・朝刊で、同社が京成電鉄<9009.T>と組み、京成上野駅で乗客の手荷物を有料で預かるカウンターを設けたと伝えられた。
 成田空港から都心に移動する訪日外国人客向けで、ホテルに配送するサービスも始めたもの。春節(旧正月)で中華圏からの観光客が増えることに備え、都心に到着してからすぐに手ぶらで観光を楽しめるようにする。駅コンコースに設置したカウンターには、英語、中国語、フランス語でやりとりできる従業員が常駐する。

★11:12  昭和電工-続伸 パワー半導体の小型化や高出力化に必須の高機能部材を開発
 昭和電工<4004.T>が続伸。1月19日付け化学工業日報で、同社がエコカー向けパワー半導体の小型化や高出力化に必須の高機能部材を開発すると伝えられた。
 次世代の炭化珪素(SiC)半導体は高温環境で使われるため、従来の約2倍の熱伝導率をもつアルミ複合材の開発を進めている。SiC素子の実装につかえる低線膨脹のアルミ複合材も開発する。同社はSiCエピタキシャル加工の大手でもあり、独自技術を活かしてSiCまわりの材料事業を拡充していくと報じられた。

★11:14  シライ電子-反発 滋賀県に新工場建設 生産体制の効率化や新技術開発へ
 シライ電子工業<6658.T>が反発。同社は18日に、滋賀県野洲市にある三上工場敷地内に新工場を建設すると発表した。
 近年のカーエレクトロニクス分野の電装化に伴いそれらに関連した受注が拡大しているが、一方で取引先から高い品質レベルへの対応が求められている。これらの経営環境の変化と高度化する顧客ニーズへの対応をはかるべく新工場を建設し、国内プリント配線板事業の生産体制の効率化や新技術の開発を行うとしている。

★11:15  丸文-反発 光源ソリューションの用途開拓を強化と報道
 丸文<7537.T>が6日ぶり反発。1月19日付け化学工業日報で、同社が光源ソリューションの用途開拓を強化すると伝えられた。
 これまで展開してきた産業向けや医療向けに加え、民生向け市場の開拓を推進。米ルミナス・デバイセズのキューブLED(発光ダイオード)を使用した暖色/寒色・調光COB(チップオンボード)や高演色COBなどを一般照明用として提案していく方針。

★11:17  デジタルアーツ-5日続伸 「FinalCode」Ver.5.2提供開始 画面撮影による不正を抑止
 デジタルアーツ<2326.T>が5日続伸。同社は19日、企業・官公庁向けファイル暗号化・追跡ソリューション「FinalCode(ファイナルコード)」Ver.5.2の提供を開始すると発表した。
 画面撮影による不正を抑止する機能を搭載したほか、クラウド型ファイル共有・コラボレーションプラットフォーム「Box」との連携機能で「Box」内に「FinalCode」で暗号化され格納された重要なファイルの内容をより参照しやすくしたという。


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