前場コメント No.5 エーザイ、東洋紡、三菱自動車、太陽誘電、ライトオンなど

2017/01/25(水) 11:30
★9:10  エーザイ-3日ぶり反発 抗がん剤レンビマが肝細胞がん対象の臨床第Ⅲ相試験で主要評価項目達成
 エーザイ<4523.T>が3日ぶり反発。同社は25日、自社創製の抗がん剤「レンビマ」について、全身化学療法歴のない切除不能な肝細胞がんでのソラフェニブを対照とした臨床第3相試験で、主要評価項目を達成したと発表した。
 同試験は、主要評価項目を全生存期間とし、非劣性の検証を目的に実施したという。また、副次評価項目として、無増悪生存期間、無増悪期間、奏効率などを評価した。

★9:13  カブドットコム-3日ぶり反発 3Q累計営業益38.7%減 委託手数料の減少などで
 カブドットコム証券<8703.T>が3日ぶり反発。同社は24日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の純営業収益は138.1億円(前同期比19.1%減)、営業利益は51.8億円(前年同期比38.7%減)だったと発表した。委託手数料の減少や、募集・売り出し・特定投資家向け売り付け勧誘などの取扱手数料の減少が響いた。株価は全面高の地合いでもあり、買いが優勢となっている。

★9:13  東洋紡-しっかり JCRが格付け見通しを「ポジティブ」に
 東洋紡<3101.T>がしっかり。格付け会社の日本格付研究所(JCR)は1月24日の大引け後に、同社の長期発行体格付け「A-」を維持したうえで、格付けの見通しを「安定的」→「ポジティブ」と変更した。
 不採算事業の見直しに加え、継続的なコスト削減や取り扱い製品の高付加価値化により採算改善が進展。やや遅れていた新製品の拡販も進み、収益寄与が高まりつつある。収益源の分散効果に加え、事業成長に向けた施策の成果が表れてきたことで、当面の業績も堅調に推移する見込み。課題であった財務構成は改善が進んでおり、キャッシュフローの安定感が増していることなどから、今後も財務基盤の強化が進むと想定しているとした。

★9:15  三菱自動車-反発 三菱再生への疑念が期待に変わる時 「買い」強調
 三菱自動車<7211.T>が4日ぶり反発。ゴールドマン・サックス証券では、三菱再生への疑念が期待に変わる時とコメント。投資判断「買い」を強調したうえで、目標株価を750円→800円と引き上げた。
 日産自動車とのシナジーに期待。協業のシナジー効果に対して市場は依然として懐疑的である可能性が高いが、次期中計発表を経て、その疑念は期待へと変化する見込み(現在、証券業界で同社をカバーしている13社のうち、買い推奨3社に対して中立が5社、売り推奨が5社)。昨年末のアセアンにおける現地調査や日産リバイバルプランからの教訓から提携シナジー効果を精査した結果、来18.3期~20.3期営業利益予想を7%/5%/7%増額するとした。これはIFIS予想を10%以上上回るもの。

★9:16  太陽誘電-大幅続伸 全工場を対象にIoT技術導入 投資額300億円
 太陽誘電<6976.T>が大幅続伸。25日付の日刊工業新聞で、2018年度までに、国内外の全19工場を対象にIoT(モノのインターネット)技術を導入すると報じられた。
 投資額は生産設備の刷新を含め約300億円。IoTで設備の稼働状況を分析して無駄な作業や故障などを抑制し、生産効率を高めるという。同社が主力とする積層セラミックコンデンサーは18年以降にアルミ電解コンデンサーの置き換え需要が本格化する見通し。この需要増に備え、国内外の生産体制を刷新し商機をつかむとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★9:17  ライトオン-大幅続落 通期営業益を下方修正 秋物・冬物で苦戦
 ライトオン<7445.T>が大幅続落。同社は24日、17.8期通期の連結営業利益予想を従来の40.5億円から12.5億円(前期比66.5%減)へと引き下げると発表した。
 9月、10月と全国的に気温が高い日が続くとともにたび重なる台風の影響で、秋物の立ち上がりが苦戦した。12月、1月はニットやアウター類などの冬物商品の販売が全般的に苦戦した。また、素材や機能など商品力の強化については一定の成果が見られたものの、前年の売れ筋を踏襲した商品群が多くなったため売場の新鮮味に欠け、集客力が大きく落ち込んだという。


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