前場コメント No.8 ソフトバンクG、中本パックス、リンナイ、東急、ホンダなど

2017/01/25(水) 11:30
★9:36  ソフトバンクG-ジェフリーズが目標株価引き上げ ARM・スプリントなどで価値を解放
 ソフトバンクグループ<9984.T>が続伸。ジェフリーズ証券では、ARM、スプリント、ビジョン・ファンドで価値を解放とコメント。投資判断「BUY」を継続、目標株価を12500円→13200円と引き上げた。
 さまざまな業界でAIとIoTの活用が進む中、IoT分野におけるARMの成長が従来予想よりも早く実現する可能性がある。スプリント(SUNDERPERFORM)の立場は改善しつつあり、経営陣は引き続き回線、契約者数の成長率、フリーキャッシュフローの改善にコミットしている。米国における業界再編が追い風となるかもしれないとし、また、1000億ドルファンドの設立により、ソフトバンクはテクノロジーの革新/破壊においてユニークな立場を手に入れると注目。

★9:37  中本パックス-岩井コスモが目標株価引き上げ 18.2期も一段の収益増を期待
 中本パックス<7811.T>が続伸。岩井コスモ証券では、来18.2期も一段の収益増を期待。投資判断「B+」を継続、目標株価を3000円→3500円と引き上げた。
 今17.2期累計では微増収ながらも、工場の生産性向上などが奏功して4割近い営業増益を達成。進ちょく状況から今通期の会社計画は保守的と判断。売上高・利益ともに会社計画を上回る増収増益を予想。自動車内装材や二次電池関連など高付加価値品の受注好調で、来18.2期も一段の収益増を期待。目標株価は来期予想PERで15倍弱として算出。

★9:42  リンナイ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 「早晩、霧は晴れる」
 リンナイ<5947.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、商品ミックス悪化とガス自由化は不透明要因だが、「早晩、霧は晴れる」と想定。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は9680円→10150円と引き上げた。
 ハイブリッド給湯・暖房システムECO ONEなど商品開発力を背景に、国内では高付加価値品への更新需要が、海外ではタンクレス給湯器の拡販などが、同社の安定成長をけん引する構図は不変。
 しかし、(1)賃貸住宅向け廉価品への需要増加、(2)17年4月からのガス自由化を控え、ガス事業者側で給湯器の流通に要する経費削減などの不透明要因があり、結果、17.3期上期も前年同期比+0.1%の営業増益にとどまっている。国内の不透明感は、18.3期上期中は続くと考え、レーティング「Neutral」は据え置き。今後は、突発的に生じる海外のリスク要因を注視しつつ、国内のターニングポイントを見極めたいとするほか、17.3期上期末の自己資本比率が69.2%と、健全なB/Sの活用策に注目するとした。

★9:44  東急-反発 イッツコムがIoT活用民泊支援を開始 AMBITIONやオープンドアなどにも買い
 東京急行電鉄<9005.T>が反発。AMBITION<3300.T>やオープンドア<3926.T>など民泊関連も高い。25日付の日経新聞朝刊で、同社のケーブルテレビ(CATV)子会社イッツ・コミュニケーションズ(世田谷区)が、2月から空き部屋などに旅行者を有料で泊める民泊の支援サービスを全国展開すると報じられた。
 IoT技術を活用し、旅行者のスマートフォンで部屋のカギの開閉などができるという。2018年春までに東京都や京都府にも広げ、2000戸に導入を目指すとされる。

★9:46  ホンダ-TIWが「2+」継続 堅調な業績見通しに対して株価は評価不足
 ホンダ<7267.T>が3日ぶり反発。投資情報会社のTIWでは、堅調な業績見通しに対して株価は評価不足と判断。投資評価「2+(Outperform)」を継続した。
 プラットフォーム化による採算改善は周知の戦略であり、一昨年秋の新型「シビック」の販売好調、16年暦年は米国、中国の世界2大市場での販売が市場の伸びを上回ったことなど、足もとの販売の勢いを踏まえれば、1月24日付け日経新聞が伝える500万台超えとなる販売台数増見通しにも特段驚きはなし。TIWは主力モデルのヒット、主要市場でのシェア拡大、車台共有化効果などにより、同社の収益力はかつてのレベル(営業利益率で8%程度)へ着実に今後改善が進むと見ているとした。

★9:50  日特エンジニアリング-続伸 EVモーター本格参入 巻き線技術使い新工法開発
 日特エンジニアリング<6145.T>が続伸。25日付の日刊工業新聞で、電機自動車(EV・PHEV)用モーターに本格参入すると報じられた。
 同社の巻き線技術を使い、既存工法に比べてコイルが短く、効率の高い新工法を開発。新工法はコイルの抵抗も低く、占積率の高いモーター製造を可能にするという。今後同社の福島工場を増設し、量産体制を敷くとしている。収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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