前場コメント No.13 大同特殊鋼、野村HD、東京エレクトロン、NTN、HOYAなど

2017/02/01(水) 11:30
★9:55  大同特殊鋼-急騰 3Q累計営業益0.2%増 数量増加やエネルギーコスト低下などで
 大同特殊鋼<5471.T>が急騰。同社は1月31日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は176.3億円(前年同期比0.2%増)だったと発表した。自動車向けを中心とした数量増加やエネルギーコストの低下などが寄与した。通期の会社計画210.0億円(前期比14.0%減)は据え置いた。進ちょく率は84.0%。

★9:59  H2Oリテイリング-みずほが目標株価引き上げ イズミヤの構造改革効果など注目
 エイチ・ツー・オー リテイリング<8242.T>が6日ぶり反落。みずほ証券では、イズミヤの構造改革効果とセブン&アイとの提携効果に注目。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1600円→1850円と引き上げた。
 今17.3期3Q業績は3四半期連続の営業減益となった。3Q業績を受けて、みずほ予想に大きな変更はなし。イズミヤの構造改革効果に加えて、セブン&アイ(3382)との資本・業務提携効果による神戸地区での百貨店事業のプレゼンス上昇の可能性にも注目。一方、関西スーパーマーケット(9919)への出資など投資が相次いでおり、資本政策上の課題があるとの見方に変更はないとコメント。

★10:03  野村HD-4日ぶり反発 3Q累計18%最終増益 全部門で増収増益 海外コスト削減も寄与
 野村ホールディングス<8604.T>が4日ぶり反発。同社は31日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結純利益が1784億円(前年同期比18.3%増)だったと発表した。全部門が増収増益となり、海外でもコスト削減取り組みが奏功したという。

★10:05  東京エレクトロン-野村が目標株価引き上げ もはや成熟業界ではないと判断
 東京エレクトロン<8035.T>が続落。野村証券では、もはや成熟業界ではないと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は9359円→12098円と引き上げた。
 16年10~12月期決算は、売上高は前年同期比17.4%増収の1863億円、営業利益は同33.8%増益の341億円。同社は市場環境の好転により、来18.3期に過去最高益を大幅に更新、今後もシリコンサイクルやクリスタルサイクルの影響は受けながらも、中期的に利益成長を遂げていくものと予想される。業績好調を受け、野村では、将来の競争力強化のため、会社は来18.3期以降、積極的に開発・営業体制を強化すると判断、固定費の予想を増額したとしている。

★10:06  NTN-急騰 3Q累計営業益32.5%減も進ちょくの良さや3Qの業績伸びを好感
 NTN<6472.T>が急騰。同社は1月31日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は248.3億円(前年同期比32.5%減)だったと発表した。
 産業機械補修向けの減少や円高による為替の影響が響いた。通期の会社計画300.0億円(前期比37.2%減)は据え置いた。進ちょく率は82.8%。上期(4-9月)時点で158.4億円だったので、3Q(10-12月)は好調。進ちょくの良さや業績の伸びを好感し、買いが入っている。

★10:08  HOYA-野村が目標株価引き上げ 業績モメンタムは半導体製造装置には劣る
 HOYA<7741.T>が6日ぶり反落。野村証券では、業績モメンタムは半導体製造装置には劣るとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は4496円→5210円と引き上げた。
 16年10~12月期の売上収益は1225億円(前年同期比4.0%減収)。税引前四半期利益324億円(同4.2%増益)、四半期当期利益250億円(同4.4%増益)で、特殊要因は為替差損益で前年同期比で42億円の利益上乗せ、構造改革や保険金が同5億円の上乗せ、合計46億円。地震以外の特殊要因を除くと、前年同期比16億円の税引前利益の減益となる。説明会を受けて、メモリディスクの売上などを修正し、業績予想と目標株価を上方修正。事業環境は良好だが、来18.3期に向けた業績モメンタムは半導体製造装置に大幅に劣ることから、投資判断は「Neutral」維持。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ