前場コメント No.18 JAL、コナミ、ブレインパッド、ワタベウェディング、任天堂など

2017/02/01(水) 11:30
★11:04  JAL-野村が目標株価引き上げ 18.3期の増益転換と株主還元の拡充を評価
 日本航空<9201.T>が3日ぶり反発。野村証券では、来18.3期の増益転換と株主還元の拡充を評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4000円→4400円と引き上げた。
 10~12月期営業利益は前年同期比10%減益の449億円と、野村予想の418億円をやや上回って着地。会社は今17.3期の配当予想を92円と、従来通りの配当性向25%をベースに予想値を公表。野村では配当性向を30%へ引き上げるとみていたため残念としたが、会社は、燃料価格が上昇しており、やや事業環境にリスクが出てきたこと、今17.3期までは財務基盤の強化を優先すると言及。同社の新しい中期計画は今17.3期決算が発表される4月での公表を検討しており、2020年度までの見通しを示したいもよう。野村予想では来18.3期から配当性向30%、FCFに応じた自社株の実施を前提としているといた。

★11:06  コナミ-野村が目標株価引き上げ モバイルゲーム事業が野村予想を上回る
 コナミホールディングス<9766.T>が4日ぶり反発。野村証券では、モバイルゲーム事業が野村予想を上回るとコメント。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4600円→5200円と引き上げた。
 10~12月期営業利益は125.5億円。減損を除くベースでは前年同期比9.2%減益となったが、これは前年同期に発売された大型タイトルのはく落によるもの。ネイティブゲーム事業は前四半期比46.9%増収、モバイルゲーム事業全体の営業利益は同39.3%増益。「遊戯王デュエルリンクス」、「実況パワフルサッカー」などのタイトルが、従来野村予想を上回って推移しているため、業績予想に織り込んだとした。不採算事業が底打ちとなり、来18.3期以降はゲーミング&システム事業にも注目。

★11:09  ブレインパッド-大幅に3日続落 通期営業益を下方修正 採用活動費やオフィス増床費響く
 ブレインパッド<3655.T>が大幅に3日続落。同社は31日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の2.4億円から1.5億円(前期比29.6%減)へと引き下げると発表した。
 売上高の計画未達と見込むほか、採用活動に伴う人件費などのコストや、組織拡大に伴うオフィス増床費用が発生するという。

★11:11  ワタベウェディング-ストップ高買い気配 3Q累計営業益3.8倍 1組当たり単価の上昇などで
 ワタベウェディング<4696.T>がストップ高買い気配。同社は1月31日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は15.5億円(前年同期比3.8倍)だったと発表した。1組当たり単価の上昇や収益構造の改善、為替の円高傾向が寄与した。通期の会社計画3.0億円(前期比2.1倍)は据え置いた。

★11:17  セイコーエプソン-4日ぶり反発 通期営業益を上方修正 3Q累計30%減益着地
 セイコーエプソン<6724.T>が4日ぶり反発。同社は31日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の600億円から640億円(前期比31.9%減)へと引き上げると発表した。
 3Q累計営業利益は573億円(前年同期比30.1%減)だった。プリンティングソリューションズ事業で、インクカートリッジモデルが市場規模縮小の中で家庭向けを中心に販売数量が減少したことや、為替変動が響くことで減収となった。

★11:18  TOTO-大幅に3日続落 3Q累計営業益1.3%減 為替の影響で
 TOTO<5332.T>が大幅に3日続落。同社は1月31日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は335.0億円(前年同期比1.3%減)だったと発表した。為替の影響が響いた。なお、為替影響を除けば増収、営業利益・経常利益増益だったとしている。通期の会社計画の営業利益480.0億円(前期比4.0%増)は据え置いた。

★11:25  任天堂-野村が目標株価引き下げ 業績予想を下方修正も成長ストーリーに変更なし
 任天堂<7974.T>が続落。野村証券では、業績予想を下方修正も成長ストーリーに変更なしとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は34000円→32100円と引き下げた。
 足元の状況を踏まえ、今17.3期以降の野村予想を下方修正。さまざまな事業を最新の状況にアップデートしたが、大きな要因は「スーパーマリオラン」の利益貢献を下方修正であるとした。収益構造が変化しつつあるという野村の見方には何も変更ないとコメント。「スーパーマリオラン」のダウンロード数(17年1月時点で7800万超)に対する課金率は、6~7%程度と試算される。課金率は徐々に上昇傾向にあるとのことだが、野村では約20%と見込んでいたため、業績予想に反映。「どうぶつの森」のモバイルタイトルのリリースが来18.3期に延期されたが、野村予想にはほぼ織り込み済み。


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