後場コメント No.4 レーザーテック、ハウス食品、島精機、日本ハム、東洋シヤッターなど

2017/02/01(水) 15:00
★13:01  レーザーテック-急反発 通期営業益を上方修正 固定費抑制と為替変動で
 レーザーテック<6920.T>が急反発。同社は31日、17.6期通期の連結営業利益予想を従来の37.0億円から42.5億円(前期比4.0%減)へと引き上げると発表した。研究開発費を始めとする固定費の抑制と為替の変動に伴う利益の増加が寄与する。
 上期(7-12月)営業利益は27.0億円(前年同期比2.1倍)だった。

★13:03  ハウス食品G-SMBC日興が目標株価引き上げ 注目点は「新規事業創出」の結果
 ハウス食品グループ本社<2810.T>が反発。SMBC日興証券では、主力事業は好調だが、注目点は「新規事業創出」の結果とし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2290円→2410円と引き上げた。
 同社が前16.3期~来18.3期の中期計画の中で定義する「新規事業創出」の結果に注目。同社は食品の素材の価値を追求できる川上領域、中食や外食といった食の外部化、超高齢化社会に対応した新規事業を立ち上げる方針であり、経営資源もこうした重点領域へ供給していくとしている。SMBC日興予想では、まだ新規事業の貢献を明確に見込んでいないとした。

★13:05  島精機製作所-急落 3Q累計営業益2.4倍も進ちょくの悪さや業績の伸び鈍化を嫌気
 島精機製作所<6222.T>が急落。同社は1月31日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は64.0億円(前年同期比2.4倍)だったと発表した。
 円高の影響はあったものの生産台数の増加による原価低減などで売上総利益率が改善し、また売上高の増加により販管費率が低下したことが寄与した。通期の会社計画の営業利益115.0億円(前期比98.9%増)は据え置いた。進ちょく率は55.6%。上期(4-9月)時点で55.0億円だったので、3Q(10-12月)は低調だった。進ちょくの悪さや業績の伸び鈍化を嫌気し、売りが出ている。

★13:07  日本ハム-SMBC日興が目標株価引き上げ 豪州事業の損益が回復局面に入った可能性
 日本ハム<2282.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、豪州事業の損益が回復局面に入った可能性を想定。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は3620円→3800円と引き上げた。
 国内加工事業の収益改善ストーリーに変化はないとし、今後、同社内の事業部間を横断した販売強化施策と生産体制の見直しが同時に進むことの効果に注目。
 一方、今回の決算では豪州牛肉事業の営業赤字の縮小が確認された点がポジティブ。同事業は今17.3期1Qに5.0億円の営業赤字へ転落、2Qも4.5億円の赤字であったが、3Qは2.6億円の赤字へ縮小、4Qも1億円~2億円の赤字が見込まれるが損益は改善傾向にある。コモディティ性の強い牧草肥育牛(グラスフェッド)の調達コストがようやく下がり始めたもようであり、今後は同社が強みとする穀物肥育牛(グレインフェッド)など高付加価値牛の価格にも波及する可能性が出てきたと注目。SMBC日興では生体牛の供給量の回復が2018年からになるとみて、豪州牛肉事業の業績回復を19.3期→来18.3期から回復する前提へ変更。

★13:11  東洋シヤッター-野村が目標株価引き上げ 18.3期業績への見方は不変
 東洋シヤッター<5936.T>が反発。野村証券では、来18.3期業績への見方は不変とし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は520円→630円と引き上げた。
 今17.3期3Q決算では、営業利益は前年同期比42%減の4.7億円。今17.3期の野村予想営業利益6億円(会社予想も同額)に対する進ちょく度は高く、野村の利益予想を今17.3期中心に上方修正。しかし、今17.3期3Qの受注は前年同期比で減少するなど、事業環境の好転には至っていないと判断。
 前16.3期時点で売上高の7割以上が関西以西の地域であり、案件の少ない関西以西から首都圏への進出を徐々に進めている。関西案件よりも首都圏案件が収益性は高いと見られるため、進出が現在の緩やかな速度から加速して、全社の収益性改善につながるかに注目するとした。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ