前場コメント No.11 扶桑化学、セントラル硝子、持田製薬、メディシノバ、ハウスドゥなど

2017/02/02(木) 11:30
★9:54  扶桑化学-急騰 通期営業益を上方修正 果実酸類やナノパウダーの出荷好調見込む
 扶桑化学工業<4368.T>が急騰。同社は1日に、17.3期通期の連結営業利益を従来の84.0億円から94.0億円(前期比29.1%増)に引き上げると発表した。3Q累計期間の業績動向に加えて、引き続きリンゴ酸などの果実酸類や超高純度コロイダルシリカ、ナノパウダーの出荷が好調に推移すると予測されるため。
 17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は73.6億円(前年同期比33.6%増)だった。円高による仕入価格の低減やコスト削減による製品原価の低減が寄与した。
 併せて、17.3期の期末配当予想について、創立60周年を迎えるにあたり5円の記念配当を行うとともに業績の進ちょくなどを勘案し、18円→25円(前期は25円)に引き上げると発表した。年間配当は36円→43円(前期は35円)となる。

★9:54  セントラル硝子-野村が目標株価引き上げ 円安のプラス要因を考慮して上方修正
 セントラル硝子<4044.T>が反落。野村証券では、円安のプラス要因を考慮して、業績予想を上方修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は450円→540円と引き上げた。
 医薬品や半導体製造装置洗浄用ガスなどは輸出が多く、円安が業績にプラスに効く。11月以降に進んだ円安を反映して、野村予想を上方修正(17.3期の為替前提を103円/ドル→108円/ドルに、18.3期以降を114円/ドルに変更)。海外で買収した自動車ガラス事業、生産能力を増強した電池用電解液、フルオロカーボン新製品などが業績成長につながってくるか注目したいとした。

★9:56  持田製薬-3日続伸 慢性便秘症治療薬「AJG533」の国内製造販売承認を申請
 持田製薬<4534.T>が3日続伸。同社は2月1日の大引け後に、エーザイ<4523.T>の消化器事業子会社であるEAファーマ(東京都中央区)と共同開発中の慢性便秘症治療薬「AJG533」(一般名:エロビキシバット水和物)について、EAファーマが日本において製造販売承認申請を行ったと発表した。
 今回の申請は、主に国内における慢性便秘症患者を対象とした第3相試験(プラセボ対照二重盲検比較試験)の結果をもとに行ったとした。試験において「AJG533」またはプラセボを1日1回14日間経口投与した結果、主要評価項目である自発排便回数の変化量において、AJG533投与群はプラセボ投与群と比較して統計学的に有意な改善が認められた。また、完全自発排便回数の変化量、便の硬さなどの副次評価項目においても、統計学的に有意な改善が認められたとしている。

★9:58  メディシノバ-続伸 NYで3月開催の「みずほヘルスケアカンファレンス」に参加
 メディシノバ・インク<4875.T>が続伸。同社は2月2日8時に、現地時間3月2日~3日に米国ニューヨークのLotte New York Palaceで開催される「みずほヘルスケアカンファレンス」に参加すると発表した。
 当日は、代表取締役社長兼CEOである岩城裕一氏、副社長であるジェフリー・オブライエン氏が、米国みずほ証券に申し込みを行った機関投資家と1対1でミーティングを行うとした。

★10:03  ハウスドゥ-伸び悩み 人工知能の活用による不動産自動査定の精度向上・サービス拡大
 ハウスドゥ<3457.T>が買い先行も伸び悩む展開。同社は2月2日9時30分に、全国の不動産物件の評価相場が簡単な情報入力で確認できるWEB査定サービス、およびスマートフォンアプリの提供を16日より開始すると発表した。
 「誰でも気軽に不動産の売買相場をチェックできるサービス《HowMa(ハウマ)》を提供するコラビット(横浜市)が保有する、人工知能を利用して独自に算出した不動産の推定相場価格データと連動させるもの。これにより、全国の不動産評価相場の精度向上や査定可能エリアの拡大が図られ、消費者が簡単に所有不動産の評価額を把握することで適正価格による不動産取引促進につながることが期待されるとした。


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