前場コメント No.13 カルビー、ヒロセ電機、OBC、ほくほく、東京応化工業など

2017/02/02(木) 11:30
★10:18  カルビー-SMBC日興が目標株価引き上げ 国内販促効率と海外事業の改善が必要
 カルビー<2229.T>が反発。SMBC日興証券では、国内販促効率と海外事業の改善が必要として、投資評価を「2(中立)」を継続した。目標株価は3090円→3120円と引き上げた。
 今17.3期営業利益はほぼ前期並みとなる見通しだが、国内で台風が北海道を直撃したことによる一時的な悪影響があったほか、米国事業の立て直しに時間がかかった。台風影響は一過性であり、北米事業への経営面でのテコ入れが進み始めたことを考慮すると、今17.3期を底に来18.3期以降は業績改善局面に入ると想定。SMBC日興では来18.3期営業利益を11%増益の316億円と予想。
 しかし、株価の再評価にはさらなる営業増益期待が必要と指摘。国内では天候要因の悪影響がはく落する中、販促広告費負担率を引き下げていければ、予想以上の営業利益計上が可能との見方を示した。

★10:23  ヒロセ電機-三菱UFJMSが「UW」へ引き下げ 韓国スマホ減速リスクが意識される局面
 ヒロセ電機<6806.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、韓国スマホ減速リスクが意識される局面とみて、投資判断を「Neutral」→「Underweight」と引き下げた。目標株価は13000円→13500円と引き上げた。
 同社売上高の用途別構成比(17.3期4~12月累計)はスマホ28%、一般産機30%、車載19%。同社では一般産機・車載向けを伸ばす戦略を取っているが、セクター相対で車載向け構成比が低いことが特徴。中長期的に成長路線に回帰するには車載向けの強化が課題。同社は研究開発を加速しているが、19.3期以降にADAS、電動(EV)化など、大きく変化する車載市場において、初期段階は需要拡大の恩恵をうまく受けられない可能性が大きいと想定。加えて、主力の韓国スマホ向けでは需要減速リスクが意識されるとした。

★10:27  OBC-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績は従来予想比堅調だが相対的に割高
 オービックビジネスコンサルタント<4733.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績は従来予想比堅調だが、相対的な割高感を考慮し、投資判断「Underweight」を継続した。目標株価は3950円→4200円と引き上げた。
 奉行シリーズを中心とするプロダクト収入見通しを若干引き上げ、営業利益予想を若干増額。予想増額および目標株価算出基準期を来18.3期へ移行することにより、目標株価を引き上げ。なお、同社が過去XPサポート終了・マイナンバー制度導入を背景に中小企業
のIT投資の恩恵を受けた反動で当面の業績拡大期待が沈静化、相対的に高いバリュエーションには調整余地ありと想定。

★10:31  ほくほく-野村が目標株価引き上げ 高進ちょくも外債の含み損の増加は懸念材料
 ほくほくフィナンシャルグループ<1377.T>が続伸。野村証券では、高進ちょくも外債の含み損の増加は懸念材料として、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は1680円→1950円と引き上げた。
 今17.3期3Q決算は、親会社株主利益の会社通期計画進ちょく率が92%と他行と比較して高かったものの、株式の売却益計上が主因。対顧業務は役務利益が他行同様苦しんだほか、外債の含み損が9月末比急増するなど、課題を残す決算とした。地銀全体のマルチプル上昇を背景に、目標株価は引き上げ。従来野村予想から市場部門での入り繰りを変更したものの、ボトムラインは従来予想から変更していないとしている。

★10:32  東京応化-大幅に3日続落 3Q累計22.3%営業減益 顧客需要変化や円高で
 東京応化工業<4186.T>が大幅に3日続落。同社は1日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が81.6億円(前年同期比22.3%減)だったと発表した。
 材料事業が、顧客での需要環境の変化や円高の影響を受けた。装置事業も、三次元実装市場の立ち上がりの遅れによる顧客の設備投資先送りの影響を受け、受注が低調だった。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ