前場コメント No.7 三菱電機、マツダ、クラリオン、エボラブル、アダストリアなど

2017/02/03(金) 11:30
★9:10  三菱電機-UBSが目標株価引き上げ 「ちょっと足がもつれた」
 三菱電機<6503.T>が続落。UBS証券では、「ちょっと足がもつれた」とコメント。レーティング「Buy」を継続、為替・FA主体に17年度業績予想を営業利益3150億円→3200億円、EPSを103円→106円に増額し、目標株価は1800円→1900円(PER18倍)と引き上げた。
 3Q営業利益は538億円と、前年同期比265億円の減益、前年並みを予想していたUBS予想800億円を下回った。前年比減益となったのは重電、情通、家電の3事業部。重電の減益はシステム案件での不採算発生で、15年度に続いて2年連続となる。一方で、主力のFAは好調が続いており、OLED、半導体、リチウムイオン電池などで顧客の設備投資が旺盛であり、半導体需要も回復基調と会社は説明。なお、中計では売上高5兆円を目指すべく、M&A(合併・買収)を活用と宣言しているため、強い財務を活かした成長に期待。

★9:11  マツダ-5日続落 通期営業益を下方修正 北米販売苦戦を見込む
 マツダ<7261.T>が5日続落。同社は2日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の1500億円から1300億円(前期比42.7%減)に引き下げると発表した。北米などの販売状況や品質関連費用の増加などから修正を行うこととした。なお、通期の連結業績予想の前提となる為替レートは、1米ドル107円、1ユーロ119円(4Qは1米ドル110円、1ユーロ120円)を見込んでいる。
 17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は1020億円(前年同期比41.2%減)だった。円高の影響などが響いた。

★9:14  クラリオン-野村が目標株価引き上げ OEM市場向けが順調
 クラリオン<6796.T>が続伸。野村証券では、OEM(相手先ブランドでの製造)市場向けが順調と判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は360円→440円と引き上げた。
 日立製作所(6501)グループの一員として、IVIシステム、サラウンドアイカメラ、テレマティクス通信ユニットなどを次世代自動車向けに拡販していく方針。車両情報システムプロバイダーへの変革が進んでいくことで、既存の車載機器の市場伸び悩みをカバーすることが可能。現状の株価は、おおむね適正な水準にあると考えるとした。

★9:16  エボラブル-もみ合い 米大手キャンピングカーレンタル会社の訪日旅行客を独占受け入れ
 エボラブルアジア<6191.T>がもみ合い。同社は2月2日の大引け後に、子会社であるエルモンテRVジャパン(東京都港区)が、同日より開催の「ジャパン キャンピングカーショー2017」において、国内におけるキャンピングカーレンタル事業を6月より開始すると発表した。
 また、日本国内における訪日旅行客へのキャンピングカーレンタルについて、米国大手のキャンピングカーレンタル会社「米国エルモンテRV社」(カリフォルニア州)の全世界すべての販売代理店の独占的な訪日旅行客受け入れ先となることに合意したとしている。

★9:16  アダストリア-続落 1月既存店1.2%増収も12月4.7%増収から低下
 アダストリア<2685.T>が続落。同社は2日、1月の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.2%増だったと発表した。12月は4.7%増だった。客数は3.1%増加。客単価は1.8%低下した。全店売上高は同2.9%増だった。
 1月は、全国各地での大雪などの影響もあり、セール商戦は緩やかな推移となった。アイテム別では、アウター類を中心に、厚手のニットや長袖シャツ、ショートブーツなどが売上を牽引した。

★9:17  ホッカンHD-4日ぶり反発 3Q累計8割営業増益との観測 原油安で原材料価格が下落
 ホッカンホールディングス<5902.T>が4日ぶり反発。3日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が前年同期比8割増の75億円強になったようだと報じられた。
 原油安に伴いペットボトルの原材料や電力コストが下がったという。好採算製品の売上比率も高まり、利益を押し上げたもよう。


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