後場コメント No.6 新日本無線、広島銀行、中国銀行、フジミインコ、レーザーテックなど

2017/02/03(金) 15:01
★13:30  新日本無線-大幅続伸 いちよしが「18.3期はV字型利益回復を予想するとの見方変わらず」
 新日本無線<6911.T>が大幅続伸。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら、「18.3期はV字型利益回復を予想するとの見方変わらず」と題したレポートを公表しており、買い材料視する向きもあるようだ。
 同社の車載用半導体は電源IC(電源から送り出される電気の電圧を制御する半導体)やオペアンプ(センサーなどの信号を増幅する半導体)などが中心で、ADAS(Advanced Driver Assistance System、最新自動車運転支援システム)の普及拡大に伴い、ビジネスチャンスが広がっている。近年はヘッドアップディスプレイ向けや自動防眩ミラー向けオペアンプなど電装品向けが拡大しており、5年前と比べて売上高は2倍超と拡大。今17.3期の売上高は100億円超(前期比2割程度の増収)が見込まれ、売上構成比も2割を超える見通しであるとした。

★13:35  広島銀行-野村が目標株価引き上げ 総じて堅調な決算 対顧業務は好悪材料が混在
 広島銀行<8379.T>が反発。野村証券では、総じて堅調な決算も対顧業務は好悪材料が混在していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は420円→520円と引き上げた。
 今17.3期Q3決算は、親会社株主利益の会社通期計画に対する進ちょく率が82%と無難な水準となり、総じて堅調な決算。本業である対顧業務は貸出金残高の伸びが増勢した一方、役務利益は前期比若干苦戦するなど好悪材料が混在した。従来の野村の見方から大きな変更はなく、レーティング「Neutral」を継続。

★13:38  中国銀行-野村が目標株価引き上げ 資金利益のモメンタムが改善した点は評価
 中国銀行<8382.T>が大幅反発。野村証券では、役務利益で課題も、資金利益のモメンタムが改善した点は評価。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は1320円→1550円と引き上げた。
 今17.3期Q3決算は親会社株主利益の対会社通期計画進ちょく率が85%と、無難な印象のもの。本業は役務利益が若干苦戦した一方、資金利益は健闘。従来の野村の見方に大きな変化はないとし、レーティング「Neutral」を継続。貸出金残高の伸びが従来野村予想より高いこと、外債売却損を株式売却益で相殺することなどを反映し、野村予想を見直し。

★13:39  フジミインコ-大幅反発 通期営業益を上方修正 製品構成の良化やコスト節減で
 フジミインコーポレーテッド<5384.T>が大幅反発。同社は2日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の38.0億円から43.0億円(前期比30.2%増)に引き上げると発表した。製品構成の良化やコスト節減が寄与した。
 併せて発表した17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は、34.8億円(前年同期比18.7%増)だった。

★13:41  レーザーテック-野村が目標株価引き上げ 半導体用マスク検査の受注が大幅に拡大
 レーザーテック<6920.T>が続落。野村証券では、半導体用マスク検査の受注が大幅に拡大していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は2711円→3341円と引き上げた。
 今17.6期上期業績は、売上高88.1億円(前年同期比31.6%増収)、営業利益は26.9億円(同2.1倍)となり、売り上げはほぼ期初計画の87億円並み、営業利益は為替の変動や原価低減で同22億円を大幅に超過した。受注は122.7億円で、EUVLブランクス検査装置の計上が下期に期ずれしたものの、過去最高を達成。決算説明会を受けて売上高予想を、今17.6期は下方修正し、来18.6期は上方修正した。時価総額が600億円前後まで拡大して推移していること、顧客基盤が拡大しつつあることから、目標株価の算定における30%の小型株ディスカウントは適用しないとし、投資判断は「Buy」を維持。


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