後場コメント No.9 コーセー、システナ、スタートトゥデイ、モノタロウ、京王電鉄など

2017/02/03(金) 15:01
★14:26  コーセー-ドイツ証が目標株価引き上げ 積極的な宣伝広告でも利益を十分に確保
 コーセー<4922.T>が反落。ドイツ証券では、積極的な宣伝広告でも利益を十分に確保していると評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価を11200円→11500円と引き上げた。
 今後2年間、ポートフォリオの向上、海外事業の拡張、不採算事業の再編がけん引し、堅調な2ケタの利益成長が実現すると予想。同社の主な成長ドライバーはマクロ/業界の環境よりも同社の戦略的な重点分野に基づいているため、利益成長モメンタムは同業他社に比べ、いくらかのマクロ経済の逆風から影響を受けにくいとの見方を示した。

★14:28  東京センチュリー-後場プラス転換 3Q累計5.4%営業増益 車・航空機リース伸びる
 東京センチュリー<8439.T>が後場プラス転換。同社は3日13時30分、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が530億円(前年同期比5.4%増)だったと発表した。
 CSI Leasingの連結子会社化やオートリース・航空機リースが伸びたことで、賃貸・割賦事業が堅調となった。

★14:29  システナ-急落 3Q累計営業益23.6%増も通期計画据え置きを嫌気
 システナ<2317.T>が急落。同社は2日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は26.4億円(前年同期比23.6%増)だったと発表した。
 今後大きな成長が見込まれる車載、社会インフラおよびロボットの分野へ経営資源をシフトしながら、主力である通信キャリアをはじめとしたネットビジネスの顧客のIoT関連システムの構築・検証業務に注力したことが奏功した。通期の会社計画34.7億円(前期比9.5%増)は据え置いた。市場コンセンサスは38.1億円。通期計画に対する進ちょくは75.8%とまずまずの着地。しかし、市場の期待も高く、決算前に株価も上昇していたことから、通期計画の据え置きを嫌気し、売りが出ている。

★14:30  スタートトゥデイ-ドイツ証が目標株価引き上げ ファッションECの勝ち組として成長継続
 スタートトゥデイ<3092.T>がもみ合い。ドイツ証券では、ファッションECの勝ち組として成長が続くと想定。レーティング「Hold」を継続も、目標株価は1890円→2250円と引き上げた。
 受託ショップを中心に商品取扱高の想定以上の状況を織り込み、業績予想を増額。商品取扱高は、16.3期:1595億円→17.3期:2071億円→19.3期:2745億円、営業利益は16.3期:178億円→17.3期:276億円→19.3期:366億円を予想。株式市場からのバリュエーション面での高評価に違和感はないとした。

★14:34  モノタロウ-ドイツ証が目標株価引き上げ ロボット導入による著しい生産性改善
 MonotaRO<3064.T>が大幅反発。ドイツ証券では、ロボット導入による著しい生産性改善を評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3600円→3900円と引き上げた。
 3月末に新物流センター(笠間DC、茨城県)が稼働を開始し、尼崎DC(兵庫県)との併用が始まる。笠間DCでは自動搬送型ロボットの活用により、尼崎DCの約2倍の生産性発揮が見込まれる(同じ物流量に対して半数の人員で済む)。初期コストにより今17.12期上期は経費負担が重くなるものの、下期以降に早くも販管費率の低下を実現する計画。ドイツ証の旧予想では初期コストの負担を勘案し、販管費率が今17.12期に上昇、来18.12期に低下すると見込んでいたが、今般、今17.12期に早くも低下するとの見方に変更するとした。

★14:35  兼松-4日続落 米社と小型ロケット関連サービスの業務提携で合意
 兼松<8020.T>が変わらずを挟み4日続落。同社は3日、米国のベクタースペースシステムズへの戦略的投資を通じ、小型ロケットとその関連サービスに係る業務提携について合意したと発表した。
 ベクターは、小型衛星専用ロケットの打ち上げなどを手がける会社。今回新たにロケット打上げサービスに参入することで、宇宙関連ビジネスでの顧客基盤の相互活用などを通し、シナジーを創出する。しかし株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:41  京王-小安い 3Q累計営業益4.7%減 京王プラザホテル改装に伴う費用増などで
 京王電鉄<9008.T>が小安い。同社は3日14時30分に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は328.0億円(前年同期比4.7%減)だったと発表した。
 運輸業のバス事業において新宿高速バスターミナル閉鎖による使用料収入の減少があったことや、ホテル業で京王プラザホテルの改装に伴う費用が増加したことなどが響いた。通期の会社計画の営業利益379.0億円(前期比0.4%増)は据え置いたが、流通業の減収などにより連結売上高は従来の4200.0億円から4166.0億円(前期比0.1%増)に引き下げた。


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