前場コメント No.15 カカクコム、日本ピラー工業、三井化学、アズビル、エノモトなど
★10:13 カカクコム－大和が目標株価引き下げ 耐久消費財が想定以上の厳しさ
カカクコム<2371.T>が4日ぶり反発。大和証券では、耐久消費財が想定以上に厳しいと判断。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価は2200円→2000円と引き下げた。
今17.3期3Q累計は前年同期比11.7％増収、同12.3％営業増益。「食べログ」は課金店舗数、単価ともに順調に拡大。一方、価格.comは耐久消費財の価格比較、および関連広告などが厳しかったとした。
カカクコム<2371.T>が4日ぶり反発。大和証券では、耐久消費財が想定以上に厳しいと判断。投資判断「2（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価は2200円→2000円と引き下げた。
今17.3期3Q累計は前年同期比11.7％増収、同12.3％営業増益。「食べログ」は課金店舗数、単価ともに順調に拡大。一方、価格.comは耐久消費財の価格比較、および関連広告などが厳しかったとした。
★10:15 日本ピラー－大幅に4日続伸 通期営業益を上方修正 半導体業界で投資堅調を想定
日本ピラー工業<6490.T>が大幅に4日続伸。同社は3日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の41.0億円から48.0億円（前期比38.3％増）へと引き上げると発表した。半導体業界の設備投資が引き続き堅調に推移すると予想しているという。
3Q累計（4-12月）の営業利益は35.8億円（前年同期比48.4％増）だった。
日本ピラー工業<6490.T>が大幅に4日続伸。同社は3日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の41.0億円から48.0億円（前期比38.3％増）へと引き上げると発表した。半導体業界の設備投資が引き続き堅調に推移すると予想しているという。
3Q累計（4-12月）の営業利益は35.8億円（前年同期比48.4％増）だった。
★10:16 ＵＡＣＪ－ジェフリーズが「UP」へ引き下げ 再び期待を裏切るか
ＵＡＣＪ<5741.T>が大幅に3日続落。ジェフリーズ証券では、再び期待を裏切るかとコメント。投資判断を「HOLD」→「UNDERPERFORM」、目標株価を330円→290円と引き下げた。
格下げの論拠は以下3点。（1）タイ工場の生産能力拡大は期待外れに終わる可能性があり、いずれ失敗となる可能性がある、（2）国内で市場シェアを失いつつあり、需要の減少とエネルギー費の増加が利益を圧迫する見込み、（3）レバレッジの高いバランスシートおよび新設備投資計画が希薄化を伴う増資につながる可能性がある。
同社の2016年株価パフォーマンスがTOPIX非鉄金属指数構成銘柄の中で最も好成績となったのは、タイ工場の生産拡大が予定通りに進んでいたことが主因と推察。しかし、UATHは製品の質を保証するのに苦戦した上、顧客候補の企業が認定するまで時間がかかったため、第3四半期に生産量はむしろ第2四半期より減少。加えて、東南アジアにおける飲料缶の需給が悪化しつつあり、UATHへの巨額設備投資は将来的に失敗に終わる可能性があるとの見方を示した。
ＵＡＣＪ<5741.T>が大幅に3日続落。ジェフリーズ証券では、再び期待を裏切るかとコメント。投資判断を「HOLD」→「UNDERPERFORM」、目標株価を330円→290円と引き下げた。
格下げの論拠は以下3点。（1）タイ工場の生産能力拡大は期待外れに終わる可能性があり、いずれ失敗となる可能性がある、（2）国内で市場シェアを失いつつあり、需要の減少とエネルギー費の増加が利益を圧迫する見込み、（3）レバレッジの高いバランスシートおよび新設備投資計画が希薄化を伴う増資につながる可能性がある。
同社の2016年株価パフォーマンスがTOPIX非鉄金属指数構成銘柄の中で最も好成績となったのは、タイ工場の生産拡大が予定通りに進んでいたことが主因と推察。しかし、UATHは製品の質を保証するのに苦戦した上、顧客候補の企業が認定するまで時間がかかったため、第3四半期に生産量はむしろ第2四半期より減少。加えて、東南アジアにおける飲料缶の需給が悪化しつつあり、UATHへの巨額設備投資は将来的に失敗に終わる可能性があるとの見方を示した。
★10:18 三井化学－岩井コスモが目標株価引き上げ 来期は中計目標の前倒し達成が視野
三井化学<4183.T>がもみ合い。岩井コスモ証券では、来期は中計目標の前倒し達成が視野とコメント。投資判断「A」を継続、目標株価を600円→650円と引き上げた。
第3四半期決算は各段階の利益が大きく伸長。通期予想が上方修正され、今期は営業最高益となる見通し。構造改革と高付加価値化による収益性アップを高く評価。
モビリティ、ヘルスケア、フード＆パッケージングといった付加価値の高い3分野と、構造改革により競争力を増した汎用化学品との相乗効果で来期も連続増益となれば、中計目標を前倒しで達成することになる。持続的な成長への期待が高まり、株価指標に割安感のある株価の水準訂正が続くと予想。
三井化学<4183.T>がもみ合い。岩井コスモ証券では、来期は中計目標の前倒し達成が視野とコメント。投資判断「A」を継続、目標株価を600円→650円と引き上げた。
第3四半期決算は各段階の利益が大きく伸長。通期予想が上方修正され、今期は営業最高益となる見通し。構造改革と高付加価値化による収益性アップを高く評価。
モビリティ、ヘルスケア、フード＆パッケージングといった付加価値の高い3分野と、構造改革により競争力を増した汎用化学品との相乗効果で来期も連続増益となれば、中計目標を前倒しで達成することになる。持続的な成長への期待が高まり、株価指標に割安感のある株価の水準訂正が続くと予想。
★10:24 アズビル－野村が目標株価引き上げ 堅調なBA事業とAA事業などの収益性改善
アズビル<6845.T>が5日ぶり大幅反発。野村証券では、堅調なBA（ビルディングオートメーション）事業とAA（アドバンスオートメーション）事業などの収益性改善に着目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3800円→4000円と引き上げた。
16年4～12月期決算が発表され、AA事業では利益体質改善に向けた取り組みから想定以上に収益性改善が進んでいることを考慮し、野村では今17.3期以降の利益予想をやや増額。来18.3期にはBA事業のストックビジネスを中心とした堅調な業績に加え、AA事業などの収益性改善も見込まれ、営業最高益の更新を予想。17年5月に次期中期経営計画を公表する予定であり、成長戦略や株主還元策などに注目。
アズビル<6845.T>が5日ぶり大幅反発。野村証券では、堅調なBA（ビルディングオートメーション）事業とAA（アドバンスオートメーション）事業などの収益性改善に着目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3800円→4000円と引き上げた。
16年4～12月期決算が発表され、AA事業では利益体質改善に向けた取り組みから想定以上に収益性改善が進んでいることを考慮し、野村では今17.3期以降の利益予想をやや増額。来18.3期にはBA事業のストックビジネスを中心とした堅調な業績に加え、AA事業などの収益性改善も見込まれ、営業最高益の更新を予想。17年5月に次期中期経営計画を公表する予定であり、成長戦略や株主還元策などに注目。
★10:24 エノモト－ストップ高買い気配 通期営業益を上方修正 車向け部品受注が好調
エノモト<6928.T>がストップ高買い気配。同社は3日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の8.5億円から11.5億円（前期比47.2％増）へと引き上げると発表した。
自動車向け部品の受注が好調に推移しているほか、在外子会社でも高付加価値製品の受注が伸長している。
3Q累計（4-12月）の営業利益は9.7億円（前年同期比40.2％増）だった。
エノモト<6928.T>がストップ高買い気配。同社は3日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の8.5億円から11.5億円（前期比47.2％増）へと引き上げると発表した。
自動車向け部品の受注が好調に推移しているほか、在外子会社でも高付加価値製品の受注が伸長している。
3Q累計（4-12月）の営業利益は9.7億円（前年同期比40.2％増）だった。
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