前場コメント No.17 JIN、ネットワン、キョーリン製薬、花王、NECネッツエスアイなど

2017/02/06(月) 11:30
★10:41  JIN-SMBC日興が目標株価引き上げ 平均商品単価の上昇は一過性にあらず
 ジェイアイエヌ<3046.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、平均商品単価の上昇は一過性にあらずとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を6500円→7300円と引き上げた。
 中期的な見通しに変化はなし。引き続き、(1)国内視力矯正市場でのさらなるシェア拡大、(2)海外市場での事業規模拡大、(3)非視力矯正市場の創造が評価ポイント。平均商品単価の上昇はシニア層に受け入れられるフレーム供給が認知されている証左でもあり、国内視力矯正市場でのシェア上昇に直結するポイント。あえて懸念点を挙げるとすれば、販売本数の伸びが限定的であること。ただし、SMBC日興では販売本数の伸び率を会社想定より低く想定しているとし、現時点で懸念視する必要はないと考えるとした。

★10:44  ネットワン-SMBC日興が目標株価引き上げ 事業の広がりや底打ち・改善に期待
 ネットワンシステムズ<7518.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、主力分野はまだ不安定だが、事業の広がり、底打ち・改善に期待。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続も、目標株価は600円→700円と引き上げた。
 自治体向けのセキュリティ需要が拡大し、業績回復が一部実現。その自治体向けセキュリティは今17.3期までの予算措置であり、来18.3期には減収となると予想され、一方で主力の通信事業者のネットワーク投資は低調な状況が続く見通し。しかし、同社は業務内容の多様化と収益構造の見直しを進めており、その成果を織り込んで業績予想を上方修正。ただし、現在株価は700円より高い水準にあり、ビジネスソフト/ITサービスセクターの中での相対的な投資評価は「3」を継続。

★10:45  キョーリン製薬-急落 通期営業益を下方修正 導出品に関わる一時金収入の期ずれなどで
 キョーリン製薬ホールディングス<4569.T>が急落。同社は3日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の145.0億円から100.0億円(前期比49.1%減)に引き下げると発表した。新医薬品(国内)において主力製品の売り上げが当初予想を下回ったこと、新医薬品(海外)において導出品に関わる一時金収入が期ずれする見通しとなったことなどが響く。
 17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は73.1億円(前年同期比50.1%減)だった。薬価改定および後発医薬品の売上ウエート増加を要因とする原価率の上昇や一時金収入の減少が響いた。

★10:49  花王-大和が目標株価引き上げ 毎年度着実に収益を伸ばす方針を表明 好印象
 花王<4452.T>がもみ合い。大和証券では、毎年度着実に収益を伸ばす方針が表明され、好印象とコメント。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を6110円→6350円と引き上げた。
 営業利益は、16年度実績1856億円(前の期比10.9%増)、17年度会社見通し2000億円(前期比7.8%増)とされたが、サプライズは小歳と判断。説明会では、毎年度5%程度の増収と8%強の営業増益を目指すことを公言したと注目。

★10:52  NECネッツエスアイ-野村が目標株価引き上げ キャリア向けの底打ちをまだ探る状況
 NECネッツエスアイ<1973.T>がもみ合い。野村証券では、キャリア向けの底打ちをまだ探る状況とし、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は2013円→2260円と引き上げた。
 会社は今17.3期業績予想を下方修正しており、野村も同水準まで利益予想を引き下げ。10~12月期ではキャリアネットワーク事業の受注は前年同月比4%増と増加したが、うち通信キャリア向けの受注についてはいまだ減少している状況と推察。通信キャリア以外の小口の受注が積み上がったことが、キャリアネットワーク事業の受注の増加に寄与したと想定。同社では通信キャリア向けの受注については一段の悪化を見込む状況にはないものの、すでに回復傾向にある通信工事各社と異なり、いまだ底打ちを探る状況と見ているとした。


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