前場コメント No.16 スクエニHD、王子HD、博報堂DY、日本ケミコン、伊藤ハム米久など

2017/02/07(火) 11:30
★10:26  スクエニHD-野村が目標株価引き下げ HDゲームの拡張と収益性改善を予想
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>がもみ合い。野村証券では、HDゲームの拡張と収益性改善、モバイルゲーム事業の利益上乗せを予想。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は4200円→3800円と引き下げた。
 足元の状況を踏まえ、今17.3期以降の野村予想を下方修正。今後の成長ストーリーは(1)HDゲームタイトルの拡張、(2)モバイルゲームのさらなる成長、(3)PS4向けタイトルの収益性改善。同社はFFXVにオープンワールド(プレイヤーが移動可能な空間がオープン)を導入している。今後は利益率の高いダウンロードコンテンツにより、継続的な拡張が可能。内製の開発エンジンも完成し、HD事業の収益性改善を見込むとした。

★10:28  王子HD-野村が目標株価引き上げ 今後はコストアップが効いてくると想定
 王子ホールディングス<3861.T>が売り買い交錯。野村証券では、業績計画の進ちょくは順調だが、今後はコストアップが効いてくるとみて、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は470円→500円と引き上げた。
 パルプ市況は底打ちしたが、供給増もあり本格上昇は見込みづらい。加えて、今後は円安に伴うコストアップが拡大するが、印刷用紙は値上げができるかどうか不透明感が漂う。アジアの段ボール、機能材、おむつなど着実に事業の多角化を進めているが、短期的には業績モメンタムの鈍化を見込むとした。今回、野村の営業利益予想の修正は小幅だが、今17.3期の為替差損を見直してEPS予想を増額修正。

★10:29  博報堂DY-急反落 今期売上高を下方修正 3Q累計3.0%増収・2.7%営業増益で着地
 博報堂DYホールディングス<2433.T>が急反落。同社は6日、17.3期通期の連結売上高予想を従来の1兆2710億円から1兆2440億円(前期比2.4%増)へと引き上げると発表した。
 例年同様3月の動向に不透明感があるものの、売上高は上期同様、下期も当初見通しを下回るとみている。
 3Q累計(4-12月)の営業利益は318億円(前年同期比2.7%増)、売上高は8977億円(同3.0%増)だった。4マスメディアでは、下期に入りテレビが増加に転じたほか、インターネットメディアとクリエイティブが好調に推移した。

★10:32  日本ケミコン-急騰 通期営業益を上方修正 生活家電・通信機器市場の需要の伸びなどで
 日本ケミコン<6997.T>が急騰。同社は6日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の15.0億円から30.0億円(前期比37.6%増)に引き上げると発表した。産業機器関連市場やエアコンなどの生活家電、通信機器市場の需要の伸びなどにより、3Q累計の実績が好調に推移したこと。また、最近の需要環境や円安を踏まえた。
 併せて発表した17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は19.1億円(前年同期比8.8%減)だった。

★10:34  伊藤ハム米久-SMBC日興が目標株価引き上げ 上方修正後の計画はまだ保守的にみえる
 伊藤ハム米久ホールディングス<2296.T>が続伸。SMBC日興証券では、上方修正後の計画はまだ保守的にみえるとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1270円→1320円と引き上げた。
 同社は今17.3期中に2度の上方修正を発表したが、同社計画の上振れ余地はあると想定。同社の今17.3期年間の営業利益予想210億円から3Q累計実績194億円を差し引くと、同社は4Qに16億円の営業利益を計画しているが、これは前年同期比で約30%減益の計画となる。同社は米久の連結期間の要因を除いても営業減益を予想しているが、加工食品、食肉ともに販売は好調に推移すると予想。シナジー効果は、上期に2.5億円、3Qに4.4億円となったとのことで、通期で10億円を見込む計画をやや超えていると推定。


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