前場コメント No.14 キヤノン、三井造船、ふくおか、浅香工業、NTTドコモなど

2017/02/08(水) 11:30
★10:10  キヤノン-岩井コスモが目標株価引き上げ 高配当銘柄としての魅力は続く
 キヤノン<7751.T>が4日ぶり反落。岩井コスモ証券では、高配当銘柄としての魅力は続くとコメント。投資判断「B+」を継続、目標株価を3400円→3570円と引き上げた。
 前期は2期連続で減益となったが、今期は円高修正と東芝メディカルシステムズなどの買収効果、フラットパネルディスプレイ製造装置の好調持続により、3期ぶりに増益となる見通し。円高やデジカメ市場縮小という厳しい状況が続いてきたが、2017年は収益トレンドが反転する最初の年になりそうとコメント、期初の段階では例年通り、配当予定は非開示とされたが、90年代以降減配した実績はなく、高配当利回り銘柄として引き続き注目。

★10:11  セプテーニHD-急落 1Q営業益20.2%減 ネットマーケティング事業の海外取扱高の伸び悩みで
 セプテーニ・ホールディングス<4293.T>が急落。同社は7日に、17.9期の1Q(10-12月)の連結営業利益は7.7億円(前年同期比20.2%減)だったと発表した。主力のネットマーケティング事業において、海外における取扱高が伸び悩んだことが響いた。

★10:12  三井造船-3日ぶり急反落 通期営業益を下方修正 プラント工事遅延で工事費かさむ
 三井造船<7003.T>が3日ぶり急反落。同社は7日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の150億円から120億円(前期比1.6%増)へと引き下げると発表した。
 上期に、子会社で建設中のプラント工事の工程遅れで損失を計上した件に関連し、工事の管理強化や納期遅延防止のために作業員を想定以上に増員させたことで、現地工事費が発生するという。
 3Q累計(4-12月)営業損益は20億円の赤字(前年同期は47億円の黒字)だった。

★10:14  ふくおか-野村が目標株価引き上げ 本業収益はおおむね計画線で推移
 ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>が4日ぶり大幅反落。野村証券では、本業収益はおおむね計画線で推移していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は440円→570円と引き上げた。
 3Q決算を総括すれば、与信費用面以外はおおむね2Qまでの業績推移からの大きなかい離はなく、ファンダメンタルズ面での見方を変える内容ではないと判断。本業収益面での特徴としては2点。(1)好調な資金利益:国内預貸金利回り差が前年同期比9bp悪化を力強い貸出残増勢(同+6.6%)で打ち返し、資金利益は同フラットと地銀他行比で健闘、(2)低調な役務利益:金融商品販売低迷に加えて、消費性ローン実行増に伴い保証料支払いが増加。野村では、今回の与信費用の悪化を一過性の大口先要因である可能性があると想定しているとした。

★10:18  浅香工業-上げ幅拡大 九州北部と山口県で大雪のおそれ スコップ販売増の思惑
 浅香工業<5962.T>が上げ幅拡大。九州北部と山口県で2月9日から冬型の気圧配置が強まり、10~11日にかけて大雪になるおそれがあると、各メディアで伝えられていることが手がかり。これを受け、ショベルやスコップを販売する同社に販売増を期待した買いが入っているもよう。

★10:19  NTTドコモ-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 新中計に注目
 NTTドコモ<9437.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、スマートライフ領域による高い利益成長を打ち出せるか、新中計に注目。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2800円→2850円と引き上げた。
 来18.3期以降の通信事業はMVNOの台頭などを踏まえ、営業利益は高水準ながら横ばい程度の推移にとどまる見込。一方のスマートライフ領域は、営業利益成長の持続を予想。あんしん系サポートやクレジットサービスの安定的な伸びはビジビリティが高いとみているとし、IoTを含めた法人ソリューション、dマーケット顧客の利活用増加などによる成長率押し上げの有無に注目したいとした。


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