前場コメント No.4 ブラザー工業、日本新薬、タカラトミー、テレビ朝日、日清紡など

2017/02/09(木) 11:30
★9:04  オーミケンシ-反落 特別損失を計上 事業撤退損・特別退職金で
 オーミケンシ<3111.T>が反落。同社は2月8日の大引け後に、今17.3期第3四半期において、特別損失を計上すると発表した。
 連結子会社であるオーミ・ド・ブラジルテキスタイルの事業停止に伴う固定資産処分損、在庫処分損などの損失見込み額について、事業撤退損2億7900万円を特別損失として計上。また、退職に関する割増退職金について特別退職金2億3900万円を特別損失として計上。今17.3期通期業績予想には織り込み済みとした。

★9:04  ブラザー工業-売り気配 通期営業益を上方修正も市場予想より依然弱い
 ブラザー工業<6448.T>が売り気配。同社は8日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の550億円から570億円(前期比2.8%減)へと引き上げると発表した。しかし市場は571億円を予想しており、修正後の予想値がそれを下回っていることが嫌気され、売りが出ている。
 3Q累計(4-12月)の営業利益は473億円(前年同期比8.2%減)だった。プリンティング・アンド・ソリューションズ事業で、通信・プリンティング機器や電子文具が好調となるも、為替変動の影響で円ベースでは減収となった。

★9:04  日本新薬-買い気配 3Q累計営業益2.5倍 増収や研究開発費・販管費の一部の4Q期ずれで
 日本新薬<4516.T>が買い気配。同社は8日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は175.0億円(前年同期比2.5倍)だったと発表した。増収に加え、研究開発費や販管費の一部費用が4Qにずれ込んだことにより大幅増益となった。通期の会社計画135.0億円(前期比57.9%増)は据え置いた。

★9:04  タカラトミー-岩井コスモが目標株価引き上げ 業績拡大期待が株価の支援材料になる
 タカラトミー<7867.T>が反落。岩井コスモ証券では、業績拡大期待が株価の支援材料になると想定。投資判断「A」を継続、目標株価を1250円→1500円と引き上げた。
 会社は今17.3期業績予想の修正を発表。今期営業利益は期初予想の40億円から70億円へ7割超の上方修正となり、市場コンセンサスの64億円を上回る見通しとなった。大人向けにも対応した「トミカ」「リカちゃん」などの定番玩具や、現代版ベーゴマ「ベイブレードバースト」が想定以上に拡大しており、今期は前期比2.6倍の営業増益を予想。来18.3期も「妖怪ウォッチ」を開発した会社と組んだ期待の玩具「スナックワールド」が加わることにより、同2割超の営業増益を期待。

★9:05  テレビ朝日-大和が目標株価引き上げ 全日帯の視聴率改善はスポットに追い風
 テレビ朝日ホールディングス<9409.T>が続伸。大和証券では、全日帯の視聴率改善はスポットに追い風と判断。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価は2850円→3230円と引き上げた。
 スポット収入は五輪放映による枠減少も、前年同期比6.9%増。全日帯の3Q世帯視聴率は7.6%と、前年同期を0.2%pt上振れ。3社の持ち分法適用関連会社化に伴い、負ののれん35億円を計上する見込み。
 今17.3期売上高は前期比4.7%増の2939億円、営業利益は同2.0%増の169億円を予想。スポット収入は前期比5.2%増を見込むとした。足元の視聴率は全日帯中心に回復基調にあることが追い風。スポーツコンテンツ中心に番組制作費の増大を見込むものの、わずかながら営業利益は前年度を上回る見通し。

★9:05  日清紡-反落 車用ブレーキ摩擦材のメキシコ工場建設を見送り
 日清紡ホールディングス<3105.T>が反落。9日付の日経新聞朝刊で、同社がメキシコを最有力の候補地として検討してきた自動車用のブレーキ摩擦材の新工場の建設を見送る方針を明らかにしたと報じられた。
 8日の決算発表記者会見の席上、奥川隆祥取締役常務執行役員が「メキシコについては白紙とした。メキシコ以外の場所にしなければいけないと考えている」と話したという。今後は生産拠点がある米国やブラジルでの能力増強を検討するとみられる。


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