前場コメント No.8 サンテック、三井海洋開発、マンダム、ローツェ、富士重工業など

2017/02/09(木) 11:30
★9:15  ハーモニック-急落 3Q累計営業益4.4%増も材料出尽くしで売り優勢
 ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324.T>が急落。同社は8日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は58.8億円(前年同期比4.4%増)だったと発表した。
 センサーの需要増加や有機ELパネルの設備投資が増加したことなどにより、産業用ロボット向けやフラットパネルディスプレイ製造装置向け、半導体製造装置向けの売上高が増加したことが寄与した。通期の会社計画81.0億円(前期比6.3%増)は据え置いた。しかし、決算期待で株価が上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。

★9:17  サンテック-小動き 電気・通信工事などでシンガポールに子会社を設立
 サンテック<1960.T>が小動き。同社は2月8日の大引け後に、電気・通信・空調・給排水衛生設備工事で、シンガポールに全額出資子会社を設立すると発表した。営業開始は4月を予定。現地法人の優勢を生かして、周辺国への営業展開強化を図る。

★9:18  三井海洋-大幅続伸 今期17%営業減益見込むも前期3.6倍増益を好感
 三井海洋開発<6269.T>が大幅続伸。同社は8日、17.12期通期の連結営業利益予想を150億円(前期比16.8%減)とすると発表した。
 不安定な原油価格により石油会社からのプロジェクト発注時期が不透明であるものの、既存プロジェクトの建造工事の進ちょくによる収入とリース、チャータープロジェクトによる収益が見込まれるという。
 16.12期通期の営業利益は180億円(前の期比3.6倍)だった。FPSO建造工事の収益改善などが寄与した。

★9:18  マンダム-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 化粧品ニーズと合致したモデルが奏功
 マンダム<4917.T>が6日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、アジアにおける化粧品ニーズと合致したビジネスモデルが功を奏していると判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を5500円→5800円と引き上げた。
 エクイティストーリーは強気を継続。(1)低価格帯女性化粧品の拡販、(2)中国、タイなど海外その他事業の好調による収益力の拡大、(3)配当性向40%方針にもとづく安定的な株主還元。
 今17.3期3Q(4~12月)決算では、国内の低価格帯化粧品とインドネシアが業績をけん引。国内女性化粧品は市場が伸び悩み競争が激化しているが、3Q累計同売上前年同期比+11.8%と上期の同+9%に続いて好調。インドネシアでは、3Qに男性化粧品で新製品を投入した効果が寄与。中国、インドネシアなど現地通貨ベースで売上+10%以上の成長は継続しており、円高が一巡する来18.3期以降に海外事業の収益貢献が加速するとの見方を示した。

★9:19  ローツェ-急騰 通期営業益を上方修正 ディスプレイ製造装置の受注増に伴う増収で
 ローツェ<6323.T>が急騰。同社は8日に、17.2期通期の連結営業利益予想を従来の39.7億円から47.0億円(前期比60.1%増)に引き上げると発表した。ディスプレイ製造装置の受注増に伴う売上高増加が寄与する。
 併せて、17.2期の期末配当予想を15円→23円(前期は15円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。

★9:20  富士重工業-野村が目標株価引き下げ 新型車の貢献で19.3期まで高成長が見込める
 富士重工業<7270.T>が反落。野村証券では、新型車の貢献で19.3期まで高成長が見込めるとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は5800円→5400円と引き下げた。
 今17.3期下期はImpreza、来18.3期下期はXV、19.3期にはForesterと全面改良が続き、19.3期に中型SUV市場へ新規参入するなど、新型車攻勢が続く。米国での一定のインセンティブ増を考慮しても19.3期にかけて台数、利益とも高成長が続く点が魅力。好財務で株主還元余力が大きく、経営陣のROEへの意識も高い。野村では、FCFやネット現預金の見込みに基づき、年1000億円の自己株取得を前提に業績を予想。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,068.35 -1011.35
TOPIX 2,626.32 -51.13
グロース250 638.74 -21.13
NYダウ 37,986.40 +211.02
ナスダック総合 15,282.01 -319.49
ドル/円 154.42 -0.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ