前場コメント No.9 荏原、アルテック、ヤクルト、ボルテージ、アルペンなど

2017/02/09(木) 11:30
★9:23  三井物産-野村が目標株価引き上げ キャッシュ創出力の大幅改善と株主還元策を評価
 三井物産<8031.T>が4日ぶり反落。野村証券では、キャッシュ創出力の大幅な改善と株主還元策を評価。レーティング「Buy」を継続、目標株価を1600円→2050円と引き上げた。
 16年4~12月期親会社株主利益は2303億円と、野村予想1940億円を上回った。上ぶれは、サハリン2などLNGの配当寄与があったほか、機械・インフラ事業もIPP事業などが予想以上に好調だったことが背景。また、同社は商品市況の上昇などを背景に今17.3期親会社株主利益の上方修正と自社株買いを発表しており、好印象。足元の商品市況の上昇を織り込んで、野村の業績予想も上方修正したとしている。

★9:24  荏原製作所-大幅に3日続落 通期営業益を下方修正 3Q累計44.6%減益で着地
 荏原製作所<6361.T>が大幅に3日続落。同社は8日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の370億円から330億円(前期比13.2%減)へと引き下げると発表した。
 3Q累計(4-12月)営業利益は86億円(前年同期比44.6%減)だった。風水力事業での受注・売上高・利益の減少が大きく響いた。

★9:24  アルテック-反発 Massivit社製3Dプリンターの国内取り扱いを開始
 アルテック<9972.T>が反発。同社は2月8日の大引け後に、Massivit 3D Printing Technologies(イスラエル)の3Dプリンター「Massivit 1800」の国内販売を開始すると発表した。
 Massivit社は2013年に設立された、イスラエルに本社・製造拠点を置く大型造形用の3Dプリンタメーカー。「Massivit 1800」は、海外では大型のサインやディスプレイ広告、彫刻品・美術品などの複製、映画のキャンペーン用立体広告などで利用されている。従来の工法では時間とコストがかかりすぎる、形状が複雑で手作業では再現が難しいといった立体造形も、大型造形用3Dプリンターならではのソリューションを提供するとした。

★9:24  ヤクルト-大和が目標株価引き上げ 中国事業に対する懸念の払しょくにつながる内容
 ヤクルト本社<2267.T>がもみ合い。大和証券では、中国事業に対する懸念の払しょくにつながる内容とコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は5100円→6500円と引き上げた。中国事業の販売数量は2ケタ増を確保。リスクと見ていたアジア・オセアニアの営業利益率は高水準を維持。国内の販売数量も好調な推移。

★9:26  ボルテージ-急落 通期営業益を下方修正 パズルアクションゲームシリーズ」など想定下回る
 ボルテージ<3639.T>が急落。同社は8日に、17.6期通期の連結営業利益予想を従来の6.0億円から1.5億円(前期比71.7%減)に引き下げると発表した。「パズルアクションゲームシリーズ」「シークシリーズ」の拡大幅が想定を大幅に下回ったことなどが響く。
 併せて発表した17.6期上期(7-12月)の連結営業利益は0.9億円(前期比58.3%)だった。「F2P(基本プレイ無料・アイテム課金制のコンテンツ)シリーズ」のソーシャル専業PF(GREE、Mobageなど)向けと「P2P(ストーリー単位の個別課金制のコンテンツ)シリーズ」のOS系PF(App Store、Google Playなど)向けの減少が続いたことが響いた。

★9:28  アルペン-みずほが目標株価引き下げ スポーツアパレルでの競争激化に引き続き留意
 アルペン<3028.T>が続落。みずほ証券では、スポーツアパレルでの競争激化に引き続き留意とコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は2000円→1900円と引き下げた。
 今17.6期2Q業績を踏まえて、業績予想を下方修正。利益重視の販売戦略もあり、今17.6期は業績回復が進むと見込むが、スポーツアパレルを中心に衣料品専門店などの他業態との競争激化を考慮すると、営業利益は業績悪化前の13.6期を下回る水準にとどまるとの見方を示した。低水準のROEが続く可能性も考慮し、投資判断は「中立」を継続。


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