前場コメント No.17 加藤製作所、デンソー、エディオン、ザッパラス、原田工業など

2017/02/09(木) 11:30
★10:36  荏原-野村が目標株価引き上げ 風水力で業績下方修正だが受注は底打ち
 荏原製作所<6361.T>が大幅に3日続落。野村証券では、風水力で業績下方修正だが受注は底打ちと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を3900円→4100円と引き上げた。
 野村では、今17.3期業績予想を風水力事業のメンテナンス売上の減少を考慮し、減額修正。ただし、風水力事業の石油・ガス市場向け受注に底打ち感が見られ、精密・電子事業の受注は増加基調にあることから、来18.3期に業績改善を予想。3月には次期中期経営計画を発表の予定であり、中期の成長戦略や株主還元に注目。

★10:37  加藤製作所-急反落 通期営業益を下方修正 新興国経済減速でクレーン需要減
 加藤製作所<6390.T>が急反落。同社は8日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の31.0億円から19.0億円(前期比60.0%減)へと引き下げると発表した。
 中国などアジア新興国経済の減速による海外向けクレーンの需要減少や、国内での油圧ショベルの小型・中型機種を中心とした販売競争激化などが響いている。

★10:39  デンソー-野村が目標株価引き上げ ADAS製品の貢献や合理化効果で収益性改善局面入り
 デンソー<6902.T>が反落。野村証券では、ADAS製品の貢献や合理化効果で収益性改善局面入りと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価を4800円→5900円と引き上げた。
 ADAS普及初期の製品構成悪化、アジアでの固定費増に伴い、営業利益率は低下してきた。しかし、来18.3期からはADAS製品の利益寄与が見込まれるほか、全社で生産性改善が進むことで利益率上昇局面を迎える見通し。また、拡販やADAS製品の搭載車種増による車1台当たりの売上高増により、売上高も着実な増加が予想される。収益性の改善は株価には織り込まれておらず、投資魅力は大きいとした。

★10:41  シンデンハイテックス-反落 台湾E-CHIとSi-C鉛蓄電池販売で日本総代理店契約
 シンデン・ハイテックス<3131.T>が3日ぶり反落。同社は2月8日の大引け後に、温度性能、急速充電、高出力、長寿命、安全性に優れた鉛蓄電池に代わる産業用二次電池(Si-C鉛蓄電池)を開発・製造・販売するE-CHI Technology(台湾・高雄市)との間で、日本総代理店契約を締結したと発表した。E-CHI社のSi-C鉛蓄電池は、国立台湾大学の協力をもって開発された、新世代の鉛蓄電池。

★10:42  エディオン-大和が目標株価引き上げ 3Q減収減益と印象は悪いが利益は計画線のもよう
 エディオン<2730.T>が反発。大和証券では、3Q減収減益と印象は悪いが利益は計画線のもようとコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は900円→1000円と引き上げた。
 3Qは減収、3割経常減益と印象の悪い決算。一方、会社計画比では利益はおおむね計画線の進ちょくと順調。携帯電話等手数料収入減が悪影響。ただし、競合環境などは良好が続くとした。

★10:44  ザッパラス-もみ合い 『スマトリ ~なりすまし犯罪取締課~』配信開始
 ザッパラス<3770.T>がもみ合い。同社は2月8日の大引け後に、シリーズ累計41万ダウンロードの人気スマホノベル「six doubts」シリーズ第5弾、『スマトリ~なりすまし犯罪取締課~』の提供を開始したと発表した。「日常のすぐ隣にある、もうひとつの世界」をコンセプトとして大人女子が夢中になれるストーリーに特化した作品を展開するアプリレーベル。

★10:46  原田工業-急落 通期最終益を上方修正も市場コンセンサス下回る
 原田工業<6904.T>が急落。同社は8日に、17.3期通期の連結純損益予想を従来の8.0億円の黒字から10.0億円の黒字(前期は0.9億円の赤字)に引き上げると発表した。市場コンセンサスは14.0億円となっている。
 「コスト構造改革計画」において、購入部材のコストダウン、工場における生産性の向上、物流費や品質コストの削減、一般経費削減などに取り組んだことが奏功した。しかしながら、会社計画が市場コンセンサスを下回ったことが嫌気され、売りが優勢となっている。


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