前場コメント No.18 フジクラ、住友電気工業、セレスポ、アイシン精機、石油資源開発など
★10:46 マツモトキヨシ－3日続落 3Q累計小幅営業増益との観測 軟調地合い響く
マツモトキヨシホールディングス<3088.T>が変わらずを挟み3日続落。9日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期3Q累計（4-12月）連結決算は、営業利益が210億円程度と前年同期（207億円）を小幅に上回ったようだと報じられた。
同期として2期連続で最高益を更新したとされる。過去に買収した地方子会社をてこ入れし、採算が上向いたという。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
マツモトキヨシホールディングス<3088.T>が変わらずを挟み3日続落。9日付の日経新聞朝刊で、同社の17.3期3Q累計（4-12月）連結決算は、営業利益が210億円程度と前年同期（207億円）を小幅に上回ったようだと報じられた。
同期として2期連続で最高益を更新したとされる。過去に買収した地方子会社をてこ入れし、採算が上向いたという。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
★10:47 フジクラ－ＣＳが目標株価引き上げ 来期業績は楽観視できず
フジクラ<5803.T>が反発。クレディ・スイス証券では、来期業績は楽観視できないとして、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は550円→800円と引き上げた。
今17.3期会社営業利益計画は270億円から320億円へ上方修正された（1ドル＝110円前提）。上方修正の要因は、円安効果で5割程度、他に光ファイバーなどの需要好調。エネルギー・情報通信カンパニーの3Q営業利益は、前年同期比2.8倍となる72億円を計上。フル生産による稼動益が最大限発生したことや、値上げ浸透、原料銅価格上昇による評価益などが背景。
しかし、中国向け光ファイバー輸出価格はすでに軟化し始めていることに注意が必要。また、主力顧客の17年モデルのスマートフォンが一部有機ELに変更されることによる韓国FPCメーカーのシェア上昇リスク（同社のシェア低下リスク)も払しょくされていない。円安への為替前提変更（1ドル＝108円→115円、営業利益感応度は1円/ドル変化で6億円）や光製品需要増などに伴い、今期以降の業績予想を引き上げるが、来期業績に対する警戒を継続。
フジクラ<5803.T>が反発。クレディ・スイス証券では、来期業績は楽観視できないとして、投資評価「NEUTRAL」を継続した。目標株価は550円→800円と引き上げた。
今17.3期会社営業利益計画は270億円から320億円へ上方修正された（1ドル＝110円前提）。上方修正の要因は、円安効果で5割程度、他に光ファイバーなどの需要好調。エネルギー・情報通信カンパニーの3Q営業利益は、前年同期比2.8倍となる72億円を計上。フル生産による稼動益が最大限発生したことや、値上げ浸透、原料銅価格上昇による評価益などが背景。
しかし、中国向け光ファイバー輸出価格はすでに軟化し始めていることに注意が必要。また、主力顧客の17年モデルのスマートフォンが一部有機ELに変更されることによる韓国FPCメーカーのシェア上昇リスク（同社のシェア低下リスク)も払しょくされていない。円安への為替前提変更（1ドル＝108円→115円、営業利益感応度は1円/ドル変化で6億円）や光製品需要増などに伴い、今期以降の業績予想を引き上げるが、来期業績に対する警戒を継続。
★10:50 住友電気工業－ＣＳが目標株価引き上げ 4事業の回復で来期の増益確度は高い
住友電気工業<5802.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、4事業の回復で来期の増益確度は高いと判断。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を2000円→2100円と引き上げた。
今17.3期営業利益予想を120億円上方修正。要因は、円安効果約40億円に加え、ワイヤーハーネス、携帯基地局向けGaNデバイスの想定以上の需要拡大（それぞれ50億円、20億円）など。4Qの会社為替前提は1ドル＝100円と、ＣＳ前提115円（従来108円）と比較して保守的。来18.3期もハーネスのシェア拡大、GaNデバイスの需要拡大継続、超硬工具の循環的な回復、FPCの赤字縮小などにより、増益確度は高いとした。また、好業績を背景に昨年も実施した自社株買い（約200億円）や増配の発表の可能性も高いと注目。
住友電気工業<5802.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、4事業の回復で来期の増益確度は高いと判断。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を2000円→2100円と引き上げた。
今17.3期営業利益予想を120億円上方修正。要因は、円安効果約40億円に加え、ワイヤーハーネス、携帯基地局向けGaNデバイスの想定以上の需要拡大（それぞれ50億円、20億円）など。4Qの会社為替前提は1ドル＝100円と、ＣＳ前提115円（従来108円）と比較して保守的。来18.3期もハーネスのシェア拡大、GaNデバイスの需要拡大継続、超硬工具の循環的な回復、FPCの赤字縮小などにより、増益確度は高いとした。また、好業績を背景に昨年も実施した自社株買い（約200億円）や増配の発表の可能性も高いと注目。
★10:52 セレスポ－急騰 3Q累計営業益61.9％増 原価低減への取り組み奏功で
セレスポ<9625.T>が急騰。同社は8日に、17.3期の3Q累計（4-12月）の連結営業利益は10.7億円（前年同期比61.9％増）だったと発表した。材料費の見直しや資材の効率的な運用などの各種原価低減への取り組みが奏功した。通期の会社計画5.0億円（前期比18.3％増）は据え置いた。
セレスポ<9625.T>が急騰。同社は8日に、17.3期の3Q累計（4-12月）の連結営業利益は10.7億円（前年同期比61.9％増）だったと発表した。材料費の見直しや資材の効率的な運用などの各種原価低減への取り組みが奏功した。通期の会社計画5.0億円（前期比18.3％増）は据え置いた。
★10:53 アイシン精機－野村が目標株価引き上げ 費用増があると見るがAT拡販で業績拡大続こう
アイシン精機<7259.T>が反落。野村証券では、費用増があると見られるが、AT拡販で業績拡大は続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5200円→6200円と引き上げた。
中国自動車市場の成長減速が業績への懸念材料と見られているものの、欧州系や中国民族系への拡販や、多段化進展によるATの増収が中期的にも続くと予想される点は魅力。自動運転や電動化など技術変化に対応するため、研究開発費など経費が増加する可能性には留意しつつも、増収効果により19.3期にかけて着実な利益成長が予想される点に注目するとした。
アイシン精機<7259.T>が反落。野村証券では、費用増があると見られるが、AT拡販で業績拡大は続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を5200円→6200円と引き上げた。
中国自動車市場の成長減速が業績への懸念材料と見られているものの、欧州系や中国民族系への拡販や、多段化進展によるATの増収が中期的にも続くと予想される点は魅力。自動運転や電動化など技術変化に対応するため、研究開発費など経費が増加する可能性には留意しつつも、増収効果により19.3期にかけて着実な利益成長が予想される点に注目するとした。
★10:55 石油資源－大幅続伸 国内ガスパイプライン運用体制を再編
石油資源開発<1662.T>が大幅続伸。9日付の日刊工業新聞で、同社が4月のガス小売り全面自由化をにらみ、国内に敷設した天然ガスパイプラインの運用体制を再編すると報じられた。
専任の本部を4月にも新設し、各地の事業所に分散している管理機能を一元化するという。託送供給事業の顧客対応業務も同じ本部に集約するとされる。
石油資源開発<1662.T>が大幅続伸。9日付の日刊工業新聞で、同社が4月のガス小売り全面自由化をにらみ、国内に敷設した天然ガスパイプラインの運用体制を再編すると報じられた。
専任の本部を4月にも新設し、各地の事業所に分散している管理機能を一元化するという。託送供給事業の顧客対応業務も同じ本部に集約するとされる。
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