後場コメント No.5 JT、Jパワー、日本アクア、ムサシ、アドソル日進など

2017/02/09(木) 15:00
★13:15  JT-ドイツ証が目標株価引き下げ 利益見通しは控えめだが株主還元策は強化
 JT(日本たばこ産業)<2914.T>がもみ合い。ドイツ証券では、利益見通しは控えめだが株主還元策は強化されているとして、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は4700円→4600円と引き下げた。
 2017年度の利益は引き続き凡庸と予想するものの、同社は製品ポートフォリオをエマージングプロダクツにシフトしており、より確実な中長期的成長を維持するために、これは妥当な戦略と判断。重要なのは、同社が目先の利益成長軟化を新成長機会の追求で補う意向を示すとともに、2017年度に1株当たり140円の配当を支払い、株主還元策の強化を計画していることと指摘。配当利回りは3.8%。

★13:16  TOW-後場プラス転換 上期営業益横ばいも通期進ちょく堅調
 テー・オー・ダブリュー<4767.T>が後場プラス転換。同社は9日13時、17.6期上期(7-12月)の連結営業利益が10.7億円(前年同期比0.1%減)だったと発表した。通期計画17.9億円に対する進ちょくは59.4%。
 インタラクティブ・プロモーション(デジタル技術による体験を情報拡散・共感させるプロモーション)力の強化による営業活動および受注管理の強化や、グループ経営の強化に注力したという。

★13:19  Jパワー-野村が目標株価引き上げ 18.3期~19.3期の業績回復力に注目
 Jパワー(電源開発)<9513.T>が5日ぶり反落。野村証券では、来18.3期~19.3期の業績回復力に注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価は3850円→3970円と引き上げた。
 円安前提への変更に伴う海外発電事業の利益増が国内発電事業の費用増で相殺されると考え、来18.3期EPS予想は据え置き。他方、円安による燃料価格の上昇により、国内火力発電設備のリプレースに伴う燃費改善の拡大を織り込み、DCFモデルの長期キャッシュフロー予想は上方修正。今17.3期の発電設備の集中修繕など一過性の要因が解消され、来18.3期から19.3期にかけての業績回復は株価へ未反映との見方を継続。来18.3期は前期比減益となる電力・ガス会社が多いと見られる中、同社は増益見込みである点は株価にプラスとした。

★13:22  日本アクア-急落  今期営業益1.8%増見込むも市場コンセンサス下回る
 日本アクア<1429.T>が続落。同社は8日に、17.12期通期の連結営業利益予想を14.3億円(前期比1.8%増)と発表した。市場コンセンサスは17.2億円。
 併せて発表した16.12期通期の連結営業利益は14.0億円(前期比38.6%増)だった。自社製造原料による原料コストの削減が継続していること、また、工務社員の施工協力会内での独立支援制度の推進による固定費の削減が進んだことが寄与した。

★13:25  ムサシ-いちよしが「B」へ引き下げ 印刷システム機材の低調推移で収益性低下
 ムサシ<7521.T>が3日続伸。いちよし経済研究所では、印刷システム機材の低調推移が収益性低下につながっていると判断。レーティングを「A」→「B」、フェアバリューは2050円→1950円と引き下げた。
 今17.3期第3四半期(16年10~12月)決算からは、印刷システム機材の低迷が収益性の低下につながっていることがうかがわれ、いちよしでは今17.3期以降の業績予想を引き下げ。また、株価が上昇したこともあり、レーティングを「B」に変更。主力のメディアコンバート(文書デジタル化)では採算重視の姿勢が浸透しつつあると見られることから、中期ベースでは同分野のけん引による収益拡大に期待。

★13:26  アドソル日進-大幅反落 通期営業益を上方修正も材料出尽くしで
 アドソル日進<3837.T>が大幅反落。同社は8日、17.3期通期の営業利益予想を従来の6.0億円から7.5億円(前期比38.6%増)へと引き上げると発表した。
 社会システム事業で、電力・ガスの自由化関連や航空関連を中心に売り上げが堅調だという。IoT事業でもスマート・ソリューション分野を中心に売り上げが伸びている。
 3Q累計(4-12月)の営業利益は6.9億円(前年同期比43.2%増)だった。しかし株価は、材料出尽くしにより下落している。


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