前場コメント No.2 東急不動産、東芝、ライフネット、すかいらーく、日立など

2017/02/10(金) 11:30
★9:02  東急不動産HD-売り気配 野村が「Neutral」へ引き下げ 18.3期の利益成長率は弱い
 東急不動産ホールディングス<3289.T>が売り気配。野村証券では、来18.3期の利益成長率は弱いという見方は不変とコメント。株価上昇により、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は690円を継続。
 16年4~12月期営業利益は前年同期比11%減益、野村の今17.3期通期予想に対する進ちょく率は58%。マンションの売上が同予想に対して33%であることが理由。しかし、マンションは、完工が集中する1~3月期に多めに売上計上される見通しであり、16年12月末時点で94%が契約済みとなっている。会社および野村の今17.3期通期業績に対して順調に進ちょくしていると判断しているとし、業績予想は変更なし。
 しかし、16年秋以降の株価上昇で目標株価とのかい離率が4%と小さくなり、かつ来18.3期営業利益の成長率は1%と強くないと予想することから、レーティングを「Neutral」へ変更。

★9:02  サンドラッグ-売り気配 通期営業益を下方修正 3Q累計2.4%増益着地
 サンドラッグ<9989.T>が売り気配。同社は9日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の357億円から342億円(前期比3.6%増)へと引き下げると発表した。
 17.3期3Q累計(4-12月)営業利益は259億円(前年同期比2.4%増)だった。ドラッグストア事業で積極的に店舗改装を実施し、業態転換なども含め食品などの販売に注力したが、天候不順やインバウンド関連商品の販売鈍化などの影響で、既存店売上高が軟調となった。経費面では、引き続き光熱費の削減や業務効率化による経費の削減に努めたという。

★9:02  東芝-反発 半導体メモリの新会社株式を複数社に売却する方針
 東芝<6502.T>が反発。10日付の日経新聞朝刊で、同社が分社する半導体メモリーの新会社の株式を複数社に売却する方針だと報じられた。
 外部資本の受け入れを2割未満に抑える考えで、出資企業側は新会社株の19.9%をさらに分け合う形になるという。東芝は半導体メモリーを分社後も中核事業と位置付けており、複数社に出資してもらうことで外部企業の影響力を抑える狙いがあるとした。

★9:02  ライフネット生命-野村が「Neutral」へ引き下げ 新契約獲得の加速には時間を要する
 ライフネット生命保険<7157.T>が4日ぶり反落。野村証券では、新契約獲得の加速には時間を要すると判断。目標株価とのかい離縮小で、レーティングを「Buy」→「Neutral」と引き下げた。目標株価は420円を継続。
 16年4~12月の業績動向はほぼ野村想定通りに推移しており、野村業績予想を維持。一方、足元の株価は、野村業績予想を変更した16年11月より上昇し、目標株価とのかい離率が縮小した。足元の新規契約獲得状況は、保守的に想定する野村予想通りであるものの、力強さに欠ける。当面、新契約獲得状況が再加速する蓋然性が見当たらないため、当面は、野村業績予想・目標株価を、さらに引き上げるのは困難と考えているとした。

★9:02  すかいらーく-買い気配  今期営業益5.0%増見込む 出店拡大による売り上げ成長などで
 すかいらーく<3197.T>が買い気配。同社は9日に、17.12期通期の連結営業利益予想を328億円(前期比5.0%増)と発表した。出店拡大による売り上げ成長や、コスト削減が寄与する。
 併せて発表した16.12期通期の連結営業利益は312億円(前期比12.4%増)だった。購買・加工・物流における最適化を継続的に実施したことによる原価率の低下や生産性の改善、間接材コストの削減などが寄与した。

★9:03  日立製作所-買い気配 14事業を重点4分野に集約 2年で買収に1兆円
 日立製作所<6501.T>が買い気配。10日付の日経新聞朝刊で、同社が14に分けていた事業部門を都市や産業インフラなど重点4分野に集約し、海外開拓を拡大すると報じられた。
 2018年度までの2年間に総額1兆円を関連企業の買収に振り向けるという。過去2年分の3倍の規模とみられ、「選択と集中」を加速し、攻めに転じる考えのもよう。


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