前場コメント No.4 DeNA、JCRファーマ、三菱マテリアル、関西ペイント、テルモなど

2017/02/10(金) 11:30
★9:04  DeNA-大和が「2」へ引き上げ 任天堂からの取り分が想定より大きい
 ディー・エヌ・エー<2432.T>が3日続伸。大和証券では、任天堂からの取り分が想定より大きいとして、投資判断を「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」と引き上げた。目標株価は3130円→2950円と引き下げた。
 決算ならびにガイダンスを踏まえて大和の業績予想を下方修正。一方、2月8日株価終値と目標株価にかい離があることに加え、キュレーションプラットフォーム事業の見通しや任天堂(7974)が同社以外との競業を模索する可能性などの悪材料は織り込まれたため、ダウンサイド要因としては機能しづらく、株価はリバーサル局面にあると考え、投資判断を「強気」へ変更するとした。
 19.3期以降の成長ドライバーが何かは不透明感が残るため、目標株価以上のアップサイドは現状見込難いものの、マネタイズへ意欲を見せ始めた任天堂とのモバイルゲーム群(「ファイアーエムブレム ヒーローズ」、「どうぶつの森」、他に新作が1本あると大和推測)のモメンタムが、大和の目標株価とのかい離を埋めるカタリストとして働くと予想。

★9:04  日本システムウエア-続伸 パナソニックの遠隔監視システムに「Toami」が採用
 日本システムウエア<9739.T>が続伸。同社は2月9日の大引け後に、パナソニック<6752.T>の高輝度プロジェクターの遠隔監視システムに、IoTクラウドプラットフォーム「Toami(トアミ)」が採用されたと発表した。
 「Toami」が採用されたパナソニック製高輝度プロジェクターは、大規模会場でのプロジェクションマッピングなど公共性が高くミッションクリティカルな場面で幅広く利用され、長時間の使用に耐えうる高い信頼性が求められる製品。

★9:05  JCRファーマ-4日続伸 独自開発の血液脳関門通過技術をポスター発表
 JCRファーマ<4552.T>が4日続伸。同社は2月9日の大引け後に、研究結果について、2月13日~17日に米国カリフォルニア州サンディエゴで開催される「13th Annual WORLD Symposium 2017」において、ポスター発表すると発表した。
 同社では、独自開発の抗トランスフェリン受容体抗体を用いた血液脳関門通過技術(J-Brain Cargo)を応用した抗体融合型イズロン酸2スルファターゼ(IDS)について研究を進めてきた。研究では、抗体融合型IDSのムコ多糖症2型モデルマウスにおける中枢神経症状に対する有効性を検討したとしている。

★9:05  三菱マテリアル-大幅続落 通期営業益を下方修正 硬製品の販売数量が計画下回る
 三菱マテリアル<5711.T>が大幅続落。同社は9日に、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の610億円から590億円(前期比16.2%減)に引き下げると発表した。インドネシア・カパー・スメルティングが一時的に操業を停止していることや、加工事業において超硬製品の販売数量が計画を下回って推移していることなどが響く。
 17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は439億円(前年同期比15.9%減)だった。金属事業の銅地金が銅価格の下落などにより減収減益となったことや、加工事業の超硬製品が円高影響で減収減益となったことなどが響いた。

★9:05  関西ペイント-続落 3Q累計3.5%営業増益も材料出尽くし
 関西ペイント<4613.T>が続落。同社は9日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が262億円(前年同期比3.5%増)だったと発表した。
 会社全体で減収となるも、原材料コストを始めとするトータルコストの低減を進めたことで、営業利益ベースでは増加した。しかし株価は、材料出尽くしで売り優勢となっている。

★9:06  テルモ-続落 通期営業益を下方修正 円高で減収 M&A費用も計上
 テルモ<4543.T>が続落。同社は9日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の750億円から710億円(前期比13.1%減)へと引き下げると発表した。
 円高で売り上げが減少するほか、セント・ジュードとアボットの大腿動脈穿刺部止血デバイス事業の買収に伴う一時費用を計上する見込み。
 17.3期3Q累計(4-12月)営業利益は589億円(前年同期比8.1%減)だった。


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