前場コメント No.10 ツクイ、ニプロ、シスメックス、オールアバウト、旭硝子など

2017/02/10(金) 11:30
★9:32  ツクイ-みずほが目標株価引き下げ 3Qの成長鈍化は複合要因ですでに対応を開始
 ツクイ<2398.T>が3日ぶり反落。みずほ証券では、3Qの成長鈍化は複合要因で、すでに全社的にホームの集客やコスト対応を始めているもようとコメント。投資判断「買い」を継続も、目標株価は1150円→1000円と引き下げた。
 3Qの在宅介護ならびに有料老人ホーム事業の減益は、想定外のネガティブ要因。コストコントロールの稚拙さなど複合要因と思われ、説明会および取材を通じても一過性と断言できるほどの判断材料や会社側からの説明が得られなかったとした。業績予想は下方修正せざるを得ないと指摘。
 とは言え、すでに全社的な対応に着手しているもようであることや、通所介護事業の拡大、有料老人ホーム事業の先行費用の減少に伴う増益基調が続く蓋然性は高いと考えているとした。

★9:35  ニプロ-急騰 3Q累計営業益41.9%増 売上原価の減少で
 ニプロ<8086.T>が急騰。同社は9日に、17.3期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益は261億円(前年同期比41.9%増)だったと発表した。売上原価の減少が寄与した。通期の会社計画290億円(前期比19.8%増)は据え置いた。進ちょくは90.2%。

★9:38  シスメックス-反発 東大とがんおよび希少性疾患に関する共同研究契約
 シスメックス<6869.T>が反発。同社は2月9日の大引け後に、東京大学とゲノム医療の臨床実用化を目指し、肺がん、肉腫などの特定のがんの解析を目的としたターゲット遺伝子パネルの開発、および希少性疾患に関わる遺伝子変異の解析に関する共同研究契約を締結したと発表した。
 また、東大が推進する「ゲノム医療研究プロジェクト」の一環として開設されるシーケンス室の運営を、シスメックスの子会社である理研ジェネシス(東京都)が担当し、国際基準に準拠した品質保証のもと、ゲノム解析を行う。

★9:39  オールアバウト-ストップ高買い気配 通期営業益を上方修正 ネットワーク広告伸びる
 オールアバウト<2454.T>がストップ高買い気配。同社は9日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の1.2億円から3.0億円(前期比4.0倍)へと引き上げると発表した。
 マーケティングソリューションでネットワーク広告が好調に推移しているほか、コンシューマサービスでも、主力のサンプル百貨店での会員の増加、商品拡充などで、売り上げが伸びている。
 3Q累計(4-12月)営業利益は2.5億円(前年同期は0.3億円の赤字)だった。

★9:42  旭硝子-JPモルガンが目標株価引き上げ 今や利益の約半分が化学品セグメント
 旭硝子<5201.T>が反発。JPモルガン証券では、今や利益の約半分が化学品セグメントと注目。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を850円→950円と引き上げた。
 16年度4Q決算は、同社が1月19日に公表していた業績予想修正通りの好内容で、4Qの営業利益/純利益は341億円/145億円とコンセンサス予想を38%/237%上回った。17年度の売上高/営業利益/純利益ガイダンスは1兆3500億円/1050億円/660億円で、JPモルガン予想(市場予想の上限)を大きく上回る水準。17年度上期の1株当たり配当ガイダンスは前年の9円から10円へ引き上げられ、自社株買いを最大100億円(発行済み株式総数の1.3%)行うことも発表された。JPモルガンでは、市場予想には大幅上方修正の必要があるとの見方を示した。17年度/18年度のJPモルガン予想を引き上げ。

★9:42  エボラブルアジア-反発 レンタルスペース事業のスペースマネジメントと提携
 エボラブルアジア<6191.T>が反発。同社は2月9日の大引け後に、レンタルスペース事業を行う、スペースマネジメント(東京都渋谷区)と資本・業務提携を行い、49%出資し、関係会社化すると発表した。
 今回の提携は、昨年12月15日に発表したシェアリングエコノミービジネス参入への民泊CtoCプラットフォームに続く第2弾となる。また、同日に発表したスペースレンタルサービス展開の計画について、その後の検討を踏まえ、今回の提携に至ったとした。


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