後場コメント No.4 CRIミドルウェア、森尾電機、富士製薬、PCデポ、日立など

2017/02/10(金) 15:00
★13:01  CRIミドルウェア-急落 1Q営業赤字転落 売上原価率の上昇や販管費の増加で
 CRI・ミドルウェア<3698.T>が急落。同社は9日に、17.9期の1Q(10-12月)の連結営業損益は1500万円の赤字(前年同期は2300万円の黒字)だったと発表した。売上原価率の上昇や販管費の増加などが響いた。上期の会社計画1億円の黒字(前年同期比20.9%減)は据え置いた。

★13:04  森尾電機など-大幅高 トランプ大統領のインフラ改善方針で鉄道や建機に買い
 森尾電機<6647.T>や日本車輌製造<7102.T>など、鉄道車両関連が高い。複数のメディアで、トランプ米大統領が9日、米航空会社幹部や空港管理責任者との会合で米国の運輸システムは「時代遅れ」だと指摘し、インフラ改善に取り組む考えをあらためて示したと報じられたことが材料視されている。
 トランプ大統領は、中国と日本には「高速鉄道が至る所にある。われわれにはない」と発言したとされ、鉄道インフラ関連の製品・サービスを手掛ける銘柄に買いが向かっている。
 またインフラ改善を進めるということで、ヤマシンフィルタ<6240.T>やNTN<6472.T>など建設機械関連も買われている。

★13:04  富士製薬-いちよしがフェアバリュー引き上げ タイ子会社による原価率低減を見込む
 富士製薬工業<4554.T>が3日続伸。いちよし経済研究所では、タイ子会社による原価率低減を見込むとコメント。レーティング「B」を継続も、フェアバリューは2300円→2600円と引き上げた。
 タイ子会社OLIC社の新注射剤棟竣工による来18.9期以降の原価率低減効果を見込み、同期以降の利益予想を上方修正。
 1Qはおおむね想定通りの進ちょくとみて、いちよしでは今17.9期業績予想を維持。2Q(1~3月)以降は、「ウトロゲスタン」の売上拡大、「フィルグラスチム」や造影剤「オプチレイ」の売上増加などを想定。「ウトロゲスタン」は昨年2月から販売を開始した海外企業からの導入新薬であり、世界での豊富な使用実績データを武器に、売上拡大が期待される。「フィルグラスチム」はこれまで固形がん領域への販売が主だったが、今後は血液がんの領域への販売が見込まれるとした。

★13:08  ピーシーデポ-大幅続落 第3四半期決算と1月度月次報告の公表延期で
 ピーシーデポコーポレーション<7618.T>が大幅に4日続落。当初2月9日に予定されていた今17.3期第3四半期決算および1月度月次報告の公表が延期され、警戒した売りが出ているようだ。会社では「2月10日以降、準備が整いしだいお知らせいたします」としている。

★13:08  日本ピグメント-後場急騰 3Q累計営業益6倍 車・家電向けで販売堅調
 日本ピグメント<4119.T>が後場急騰。同社は10日13時、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益が6.6億円(前年同期比6.0倍)だったと発表した。
 国内で自動車・家電産業向けを中心に販売が堅調となったほか、インドネシアでも好調だった。

★13:12  日立製作所-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績に安定感
 日立製作所<6501.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績に安定感とし、投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は510円→680円と引き上げた。
 「停滞期を抜け出るアクション待ち」のエクイティストーリーに変更はなし。その過程で、三菱UFJMSが懸念する(1)経営のスピード感の欠如、(2)事業ポートフォリオ組み換えへの消極性、(3)総花的経営へ逆戻りなどの課題解消が見えてくれば、株価再評価につながると指摘。為替円安メリットとコスト低減努力を反映し、今17.3期~19.3期調整後営業利益予想は引き上げた。


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