後場コメント No.3 資生堂、ソフトフロント、めぶきFG、ショーワ、日本KFCなど

2017/02/13(月) 15:00
★12:34  資生堂-SMBC日興が目標株価引き上げ 洗い出された課題事業への取り組み成果に注目
 資生堂<4911.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、洗い出された課題事業への取り組み成果に注目。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は3120円→3340円と引き上げた。
 同社は国別、事業別、ブランド別の利益管理の精度を急速に高めている。同社による前16.12期の決算分析も、15.12期までと異なって、どの地域の何が弱点なのかが具体的に指摘できる水準へ向上していた。
 (1)海外免税店など向けのトラベルリテール事業が好調で、中国、日本と合わせたボーダーレスマーケティングが奏功していること、(2)プレステージ事業、フレグランス事業はコアブランドへの集約が進み、収益性が改善しやすい状態にある半面、コスメティクス事業、パーソナルケア事業の収益改善には道半ばであること、(3)海外では欧州と米州の営業赤字解消と収益性改善が必要なことなどが結果的に見えてきたと注目。こうした分析を背景に、今17.12期はベアエッセンシャル、オプレ、日本の低価格帯製品の3分野については特にテコ入れを急ぐとされた。こうした利益管理精度の向上は、業績改善の加速に結びつきやすいため、注目しているとした。

★12:38  ソフトフロント-後場下げ幅拡大 3Q累計決算の発表延期 子会社で重要な虚偽の可能性有り
 ソフトフロントホールディングス<2321.T>が後場下げ幅拡大。同社は13日12時30分、17.3期3Q累計(4-12月)決算短信の発表を延期すると発表した。
 子会社化したグッドスタイルカンパニーの決算について、監査法人から、同社の2016年12月31日現在の貸借対照表のうち、純資産額や四半期連結財務諸表ののれんの金額にも影響する重要な科目である収益取引に係る売掛金・前受金の科目で、重要な虚偽の表示が生じる可能性のある誤りが識別されているため、2月10日に追加的な監査が必要であるとの指摘を受けているという。

★12:39  めぶきFG-野村が目標株価引き上げ 預貸収支は堅調 役務利益は足利で課題
 めぶきフィナンシャルグループ<7167.T>が続伸。野村証券では、預貸収支は堅調、役務利益は足利で課題として、レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は370円→450円と引き上げた。
 今17.3期3Q決算は、経常利益の会社通期計画対比進ちょく率が81%と総じて堅調な内容。預貸収支は傘下両行とも貸出資産のミックスが改善し、好印象。一方、役務利益では足利銀行に課題が残ったと考えるとした。市場部門では、両行ともに外債が含み損のポジションになり、注意が必要であるが、ポートフォリオ全体では含み益が9月末から増加しており、コントロール可能な範囲内であると判断。従来の野村の見方に大きな変更はないとした。

★12:39  ショーワ-SMBC日興が目標株価引き上げ 18.3期は業績急回復へ
 ショーワ<7274.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、リコールコスト処理終了で、来18.3期は業績急回復を想定。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は780円→900円と引き上げた。
 同社は「リコールに関連する製品保証引当金計上は終了」と公表。ただし、株式市場においてはリコール再発懸念が完全に払しょくしきれないと予想されることから、バリューションは10%ディスカウントを残したPER9倍(前回7倍)が適正と判断。今やリコールはすべての自動車部品サプライヤーには常時ついて回るリスクであり、引き続き同社についても、今後の発生有無を注意深くウォッチしていく必要があるとした。

★12:43  日本KFC-底堅い 店の厨房を日本独自仕様に ガス消費半分でコスト減図る
 日本KFCホールディングス<9873.T>が底堅い。11日付の日経新聞朝刊で、同社が2017年から店舗の厨房設備を日本独自仕様に切り替えると報じられた。
 主力商品の「オリジナルチキン」などを揚げる圧力鍋で日本メーカーの省エネ型器材を採用するという。ガスの消費量を従来品のほぼ半分にしてコスト削減につなげるとされる。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,460.08 +907.92
TOPIX 2,710.73 +44.50
グロース250 655.60 +4.96
NYダウ 38,460.92 -42.77
ナスダック総合 15,712.75 +16.11
ドル/円 154.90 +0.07
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ