後場コメント No.1 東芝、ライオン、ミネベアミツミ、光通信、東和薬品など

2017/02/14(火) 15:00
★12:30  東芝-後場売り気配 当初予定の正午に決算開示できず 「延期する可能性も」
 東芝<6502.T>が後場売り気配。当初、2月14日正午に開示するとしていた決算の開示がされておらず、警戒した売りが出ている。ブルームバーグでは「きょうの決算発表時間は未定、延期する可能性あり」「確定しだい開示する」との広報担当者のコメントが報じられている。16時開催予定の社長会見については、時間を変更するかどうかは未定とした。

★12:31  ライオン-大和が目標株価引き上げ 会社見通しは単に保守的と判断
 ライオン<4912.T>が続落。大和証券では、会社見通しは単に保守的と判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2030円→2150円と引き上げた。
 16年度営業利益は245億円(前の期比50%増)で、サプライズなし。17年度営業利益会社見通しは270億円(前期比10%増)とされたが、残念な印象とコメント。会社見通しは単に保守的との見方を示し、大和予想は微調整にとどめるとした。

★12:32  ミネベアミツミ-SMBC日興が目標株価引き上げ ミツミ事業の改善が想定以上
 ミネベアミツミ<6479.T>が大幅に3日続伸。SMBC日興証券では、ミツミ事業の改善が想定以上と判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1200円→1500円と引き上げた。
 今17.3期会社営業利益計画は450億円から480億円に引き上げられた。30億円の増額のうち20億円がミツミ事業の利益貢献であり、来18.3期には50億円以上の営業利益貢献が期待できるとのこと。業績改善が想定以上に進んでおり、ポジティブな印象。
 今後の注目点は、バックライト事業に対するOLEDの影響、ミツミ事業の改善、ゲーム機器の販売数量。ミツミ事業に関しては、OIS改善の余地が大きい。設計変更余地の限られる既存品で3Qの利益改善が進んでおり、来18.3期はさらなる利益拡大が期待されるとした。

★12:32  光通信-後場下げ幅拡大 通期純利益を上方修正も材料出尽くしで売り
 光通信<9435.T>が後場下げ幅拡大。同社は14日前引け後、17.3期通期の連結純利益予想を従来の300億円から350億円へと引き上げると発表した。投資有価証券の売却などで金融収益が増加する。
 3Q累計(4-12月)純利益は318億円(前年同期比52.1%増)だった。しかし株価は、材料出尽くしで売り優勢となっている。

★12:34  東和薬品-野村が目標株価引き上げ 薬価は想定より厳しいがコスト抑制
 東和薬品<4553.T>が大幅に4日続伸。野村証券では、薬価は想定より厳しいが、コストが抑制されていると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は4400円→4600円と引き上げた。
 10~12月期はおおむね野村想定通りの売上高・営業利益。売上高の詳細では、10~12月期のGE数量増は野村想定の同15%増を上回る同19%増。他社が供給できない低薬価品が増えたもよう。この結果、単価下落率は同7%減→同11%減となった。ただし、販売管理費が想定を6億円下回った。人件費が想定を3億円も下回ったうえ、営業店舗数が上期以降69店舗にとどまった。前四半期比でも人件費が減少するなど、一定のコスト抑制の成果が見られたと判断。

★12:35  日立製作所-大和が目標株価引き下げ 来期業績への期待上昇も南ア火力リスク増大
 日立製作所<6501.T>が3日続伸。大和証券では、来期業績への期待上昇も、南アにおける火力のリスクは増大していると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続も、目標株価は750円→740円と引き下げた。
 3Q好業績を踏まえれば通期計画は保守的であるとし、大和予想を増額。南ア火力案件リスクを織り込み、目標株価は若干引き下げ。収益性改善継続に加え、M&AとIoTを軸にした売上拡大戦略に期待。


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