後場コメント No.5 ベリテ、JX、マーキュリア、石油資源開発、SOMPOなど

2017/02/14(火) 15:00
★13:14  ベリテ-後場急騰 3Q累計営業益93.4%増 通期計画を上回る
 ベリテ<9904.T>が後場急騰。同社は14日13時に、17.3期の3Q累計(4-12月)の営業利益は2.7億円(前年同期比93.4%増)だったと発表した。仕入ルートの見直しによる原価低減を図るとともに、本社部門のスリム化をはじめとした経費削減に努めたことが奏功した。通期の会社計画2.3億円(前期比18.2%増)は据え置いた。

★13:15  JX-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 新統合会社の中期経営計画の発表を待つ
 JXホールディングス<5020.T>が3日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新統合会社の中期経営計画の発表を待つとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は540円→520円と引き下げた。
 エクイティストーリーは変更なし。同社と東燃ゼネラル石油との新統合会社は、2017年4月をメドに長期ビジョンおよび来18.3期から3年間の中期経営計画を公表する予定。同社によると、中期計画の策定にあたり、基本的な財務目標は、20.3期の調整後経常利益5000億円以上。統合効果は来18.3期~20.3期の3年以内に1000億円以上の収益改善を目指すもの。三菱UFJMSでは、統合効果については実現の可能性が高いと考え、来18.3期~19.3期予想に増益要因として織り込むとした。

★13:17  マーキュリア-後場マイナス転換 前期41%営業増益で計画上振れも材料出尽くし
 マーキュリアインベストメント<7190.T>が後場マイナス転換。同社は14日13時、16.12期通期の連結営業利益が12.8億円(前年同期比41.2%増)だったと発表した。従来計画11.0億円を上回る着地。
 円安の進行で、Spring REITからの管理報酬の円換算額が増加したという。しかし株価は、材料出尽くしで売り優勢となっている。

★13:20  東芝-下げ幅拡大 決算発表の延長を財務局に申請 ロイターが報じる
 東芝<6502.T>が下げ幅拡大。ロイターニュースで2月14日13時過ぎに、同社が決算発表の延長を財務局に申請したと伝えられている。関係者の話として報じられたもの。当初、2月14日正午に開示するとしていた決算の開示がされておらず、後場になって売りが殺到している。

★13:26  石油資源開発-野村が目標株価引き上げ 油価上昇でも株価上昇余地は限られるリスク
 石油資源開発<1662.T>が5日続伸。野村証券では、油価上昇でも株価上昇余地は限られるとコメント。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は2340円→2810円と引き上げた。
 為替前提を円安方向へ変更し、 DCFモデルに基づく目標株価を引き上げ。ただし、原油価格が上昇しても、カナダ事業の不透明感が株価の上値を抑制するリスクがあるとの見方を継続。17年央に生産開始予定のHangingstone拡張案件は、現行油価では低収益を余儀なくされると予想される上、ビチューメン価格が超重質油という特殊な市場で市況情報も限られ、収益性が見通し難い。Montneyのシェールガス事業については黒字化への道筋が見えないとした。

★13:29  SOMPOHD-野村が目標株価引き上げ 海外大型買収の貢献を業績予想に織り込む
 SOMPOホールディングス<8630.T>が続落。野村証券では、海外大型買収の貢献を業績予想に織り込むとコメント。レーティング「Neutral」は継続、目標株価は3400円→4400円と引き上げた。
 野村では、来18.3期のエンデュランス社連結業績への貢献を、経常利益で220億円程度を織り込んだとした(2000億円程度の買収のれんは10年で償却を想定)。のれん償却費の影響を控除する修正連結利益の貢献では300億円程度と予想。エンデュランス社は、役員賠償責任保険や農業保険などのスペシャリティ領域で、高い保険引き受け能力を有する。今後、既存グループ会社とのクロスセルや、グループのキャパシティを活かしたエンデュランス社の引受拡大によるシナジー発揮に期待。


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