前場コメント No.17 エコナック、サンケン電気、日本ペイント、三井化学、イーレックスなど

2017/02/15(水) 11:30
★10:14  エコナック-急騰 3Q累計営業黒字転換 西麻布テナント収入や軽井沢宅地分譲が堅調
 エコナックホールディングス<3521.T>が急騰。同社は14日、17.3期3Q累計(4-12月)の連結営業損益が4500万円の黒字(前年同期は3億7700万円の赤字)だったと発表した。
 不動産事業で、東京都港区西麻布のテナントビルおよび住居の安定した賃料収入を得ることができたほか、軽井沢の宅地分譲販売も計画通り推移したという。

★10:17  サンケン電気-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 米アレグロの成長路線は変わらず
 サンケン電気<6707.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績進ちょくは悪いが米アレグロの成長路線は変わらないとし、投資判断「Buy」を継続した。目標株価は600円→570円と引き下げた。
 中長期のエクイティストーリーは、米アレグロの成長と、国内およびその他事業の構造改革の進展に変わりはなし。今回の業績予想の減額は、PSLの構造改革の効果発現の遅れにあり、国内事業の緩やかな体質改善ペースや車載用センサーを中心とする米アレグロの成長路線は不変。3Q(10~12月)営業利益は9.8億円(三菱UFJMS予想15億円)。アレグロの好調やPMとPSの低迷は想定通りだが、PSLの悪化が想定以上だったとした。

★10:21  日本ペイント-もみ合い 新年度のガイダンスは強弱入り混じる内容 「中立」継続
 日本ペイントホールディングス<4612.T>がもみ合い。ゴールドマン・サックス証券では、実績は想定以上も、新年度のガイダンスは強弱入り混じる内容と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は3250円→3200円と引き下げた。
 16年度営業利益(9カ月ベース)は725億円と、GS予想695億円/ブルームバーグ・コンセンサス686億円を超過。新年度ガイダンスは、16年度12カ月ベース営業利益800億円に対して1%増の810億円だが、前提条件は保守的な面とチャレンジングに映る面が混在していると指摘。
 為替前提や事業拡大のための戦略費用40億円が織り込まれている(結果的に発現しない可能性もある)点はやや堅めと考えるが、一方でナフサ前提が35千円/kl(スポットは40千円以上)である点や、中国自動車向け塗料のLCベース売上高が小型車減税の恩恵を受けた16年度11%増に対し、17年度も同水準の10%増を見込んでいる、国内売上も自動車/工業/汎用総じて市場を上回る伸び率が計画されているなど、必ずしも保守的でない面も散見されるとした。

★10:24  三井化学-みずほが目標株価引き上げ 「成長3領域」へ経営資源を集中 安定成長路線へ
 三井化学<4183.T>が大幅反発。みずほ証券では、「成長3領域」へ経営資源を集中し、安定成長路線へとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を670円→800円と引き上げた。
 機能性樹脂やPPコンパウンドを中心としたモビリティの拡大に加え、ヘルスケアのビジョンケアや不織布、フード&パッケージングの食品包材および農薬などの拡大に期待。歯科材料の間接費削減や鹿島工場撤収などの合理化効果も、今17.3期から19.3期にかけて顕在化と予想。「成長3領域」の順調な拡大に伴い、三井化学は収益変動性が高いとの市場の印象が払しょくされ、株価バリュエーションの拡大につながると期待するとした。

★10:25  イーレックス-大幅に6日続伸 通期営業益を上方修正 過不足電力の金額算定変更など寄与
 イーレックス<9517.T>が大幅に6日続伸。同社は14日、17.3期通期の連結営業利益予想を従来の26.6億円から37.6億円(前期比2.2倍)へと引き上げると発表した。
 電力の供給施設増加に伴う仕入電力量が増加しているものの、取引価格が下落している日本卸電力取引所で積極的に仕入れていること、過不足電力の精算金額算定方法の制度変更などで、人員の増員や営業活動の増加に伴う代理店報酬の増加を吸収している。
 3q累計(4-12月)営業利益は24.4億円(前年同期比2.4倍)だった。


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