前場コメント No.5 日本電産、ダイキン、エイシアンスター、高松G、マツモトキヨシなど

2017/02/17(金) 11:30
★9:06  日本電産-もみ合い 戦略が結実する最もエキサイティングな局面 「買い(CL)」で調査再開
 日本電産<6594.T>がもみ合い。ゴールドマン・サックス証券では、戦略が結実する最もエキサイティングな局面と判断。投資判断「買い(コンビクション・リスト)」、目標株価13200円として、カバレッジを再開した。
 過去約半年間の追加的変化は、(1)10%営業利益率が定着した車載および産業/商業/家電(ACIM)の15%実現施策本格化、(2)エマソンモータ・ドライブ/発電機事業買収の完了、(3)小型精密モーターの業績再加速の可能性上昇、(4)収益拡大/持続的成長を主眼とする働き方改革や人材投資加速の4点。時間経過とともに将来成長を織り込む過去同様の株価展開を想定。コアでの中長期保有を推奨するとした。

★9:08  ダイキン工業-大和が目標株価引き上げ 利益率改善を伴ったトップライン成長が継続
 ダイキン工業<6367.T>が続落。大和証券では、利益率改善を伴ったトップライン成長が続いていると判断。投資判断「アウトパフォーム」を継続、目標株価は12000円→13000円と引き上げた。
 1~3Q累計期間の営業利益は前年同期比12%増と、円高影響を、空調事業の数量増加(日米欧、中国、アジアなど)や付加価値向上、販売ミックス改善(収益性の高い中国構成比の上昇や同国内での住宅用マルチシステム比率の上昇)、化学事業も含めたコストダウンで相殺した。通期の会社計画は据え置かれたが、ドル103円前提であり、計画超過は可能との見方に変更はなし。トップライン成長を担うべく積極的な増産投資やM&A(合併・買収)を実行していながらも、利益率改善が続いている点を評価。

★9:10  エイシアンスター-反落 今期大幅営業増益見込むも地合い悪く
 ASIANSTAR<8946.T>が反落。同社は16日、17.12期通期の連結営業利益予想を2億5900万円(前期は600万円)とすると発表した。
 不動産管理事業で、日本・中国でサービスの向上と業務の効率化を進めるほか、不動産販売事業では、横浜エリアを中心とした戸建の販売戸数の増加と都内の収益不動産の販売を図る。しかし株価は、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。

★9:11  高松コンストラクションG-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 賃貸住宅請負が好調
 高松コンストラクショングループ<1762.T>が4日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、賃貸住宅請負が好調と判断。投資判断「Buy」を継続、目標株価を3400円→3600円と引き上げた。
 建築受注の好調を受け、今17.3期、来18.3期の営業利益予想を増額。青木あすなろ建設と並ぶ主力子会社の高松建設は、首都圏など好立地での免震マンションなどを積極提案。不動産子会社によるサポートにより高稼働を持続、同業他社との競合が少ない特命受注が多く、高水準の粗利益率を確保している。相続増税対応の郊外アパートと比較して入居需要が強く、賃貸住宅市場の需給悪化、アパート融資の厳格化の影響は軽微であると想定。

★9:11  マツモトキヨシ-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 成長ストーリーに移行できるか
 マツモトキヨシホールディングス<3088.T>が5日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、売上拡大を伴った成長ストーリーに移行できるか注目。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は5700円→5600円と引き下げた。
 今17.3期3Q累計(4~12月)決算は、売上高が前年同期比0.2%増の4041億円、営業利益が同2.0%増の212億円で着地。3Q(10~12月)のみでは0.4%減収・1.9%営業減益。通期会社予想の修正はなし。3Q(10~12月)でも地方店舗中心の「その他小売事業」の利益貢献が目立ったとした。
 三菱UFJMSでは業績予想を微修正。地方店舗の収益性改善により同社業績安定度が増している点は株価に織り込まれつつあるとみられ、今後はグループ全体で売上拡大を伴った成長に移行できるかどうかに、より焦点が集まると指摘。


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