前場コメント No.14 日新電機、ホンダ、いい生活、神戸製鋼所、ニフコなど

2017/02/17(金) 11:30
★10:15  日新電機-岩井コスモが目標株価引き下げ 割高感はなし 株価は上値展開を想定
 日新電機<6641.T>が8日ぶり反落。岩井コスモ証券では、今期予想PERで12倍台と割高感はなく、株価は上値展開を想定。投資判断「A」を継続も、目標株価は2000円→1800円と引き下げた。
 高精細・中小型FPD製造用イオン注入装置(ビーム・真空応用事業)の大幅な売上増や採算改善が収益増に貢献。今第3四半期業績は前年同期比で会社計画を上回る大幅な増益を達成。第4四半期も順調で、通期でも会社計画を上回る4割超の営業増益を期待。受注も高水準を維持。中長期計画が策定され、最終年度の21.3期に営業利益180億円の目標だが、前倒しで来期に達成することも見込まれるとした。

★10:19  日清紡HD-野村が目標株価引き上げ エレキ事業が苦戦しても他事業が改善
 日清紡ホールディングス<3105.T>が3日ぶり反落。野村証券では、エレキ事業が苦戦しても他事業が改善していると判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は980円→1120円と引き上げた。
 今17.3期3Q決算と取材を受け、野村の業績予想を修正。エレキ事業の苦戦、ブレーキ事業の回復を織り込み、為替前提を103円/ドル→114円/ドル(対米ドル1円安は通期1億円程度の営業利益の押し上げ)、今17.3期以降の業績を下方修正。仮に、ブレーキ事業の収益性改善に加えて、エレクトロニクス事業の収益性改善となれば、より前向きな投資判断が可能とした。

★10:22  ホンダ-続落 米国で発売予定のEV・PHVを日本で生産
 本田技研工業<7267.T>が続落。17日付の日刊工業新聞で、同社が年内に米国で発売する電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)を日本で生産すると報じられた。
 一方で、八郷隆弘社長は「今後5年はこれまでの5年と同程度の投資を米国でする」と、電動車両の現地生産などで対米投資を継続する方針のもよう。しかし株価は、軟調な地合いのなかで下落している。

★10:22  いい生活-3日ぶり反落 1月クラウドソリューション営業利益1700万円 12月から増加
 いい生活<3796.T>が3日ぶり反落。同社は16日、12月の月次速報でクラウドソリューション事業の営業利益が1700万円(12月は700万円)だったと発表した。
 売上高は1億7400万円と、12月の1億6500万円から増加。クラウドサービス1社あたり平均月額単価も約12万4900円と、12月の12万2900円から上昇した。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★10:25  神戸製鋼所-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 18.3期は大幅増益を見込むが道半ば
 神戸製鋼所<5406.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では2月15日付けレポートで、来18.3期は大幅増益を見込むがまだ道半ばと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は880円→1150円と引き上げた。
 来18.3期は、(1)鉄鋼事業におけるスプレッド拡大や高炉定修などの一過性コスト負担減少、(2)建機事業の貸倒引当金要因がなくなることにより、大幅増益となる見込み。しかし、(1)機械関連事業の業績けん引には時間を要すること、(2)電力事業におけるFCF創出力の見通し引き下げに伴う将来の投資余力減退により、将来の成長余地に対するハードルが残ると想定。ニュートラル評価を継続。

★10:29  ニフコ-野村が目標株価引き上げ 1台当たり売上高増と拡販で増益が続こう
 ニフコ<7988.T>がもみ合い。野村証券では、1台当たり売上高増と拡販で増益が続くと想定。レーティング「Buy」を継続、目標株価を6300円→6600円と引き上げた。
 樹脂部品の拡販と付加価値向上による自動車1台当たりの売上高拡大は今後も見込まれるほか、欧州系向け拡販が実現することで中期的な業績拡大確度は高い。短期的には新拠点/新製品の立ち上げ費用が重しとなるリスクはあるが、株価が短期の費用増にネガティブな反応を示すようであれば、むしろ投資の好機と指摘した。


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