後場コメント No.2 ＪＳＲ、双日、豊田自動織機、丹青社、クラレなど
★12:36 ＪＳＲ－ジェフリーズが目標株価引き上げ 合成ゴムのマージンが改善を始めた
ＪＳＲ<4185.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、投資判断「UNDERPERFORM」を継続も、合成ゴムのマージンが改善を始めたとして、目標株価は1450円→1600円と引き上げた。
ゴム事業の維持可能な収益力は低下していると考えられる。前回のピーク時と比較して、主要顧客の日本での生産量は低くとどまるとみられるため、低価格で原材料を調達することの利点が生かせなくなりつつあるとの見方を示した。
ＪＳＲ<4185.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、投資判断「UNDERPERFORM」を継続も、合成ゴムのマージンが改善を始めたとして、目標株価は1450円→1600円と引き上げた。
ゴム事業の維持可能な収益力は低下していると考えられる。前回のピーク時と比較して、主要顧客の日本での生産量は低くとどまるとみられるため、低価格で原材料を調達することの利点が生かせなくなりつつあるとの見方を示した。
★12:40 双日－ジェフリーズが「HOLD」へ引き下げ 目標株価の達成を受けて
双日<2768.T>が続落。ジェフリーズ証券では、目標株価の達成を受けて、投資判断を「BUY」→「HOLD」と引き下げた。目標株価は290円を継続。
同社は多角化された事業ポートフォリオを有するため、コモディティ価格の変化から受ける影響は比較的小さいが、さまざまなレガシー資産が成長の阻害要因となっていると推察。アニュイティ型の収益構成は、より大手の競合が苦戦している時に力を発揮する潮目が変わったため、同社が大手総合商社をアウトパフォームする可能性は低いと思われるとした。
双日<2768.T>が続落。ジェフリーズ証券では、目標株価の達成を受けて、投資判断を「BUY」→「HOLD」と引き下げた。目標株価は290円を継続。
同社は多角化された事業ポートフォリオを有するため、コモディティ価格の変化から受ける影響は比較的小さいが、さまざまなレガシー資産が成長の阻害要因となっていると推察。アニュイティ型の収益構成は、より大手の競合が苦戦している時に力を発揮する潮目が変わったため、同社が大手総合商社をアウトパフォームする可能性は低いと思われるとした。
★12:43 豊田自動織機－3日ぶり反落 新電動コンプレッサーと充電出力向上の新充電器を開発
豊田自動織機<6201.T>が3日ぶり反落。同社は16日に、プラグインハイブリッド自動車（以下、PHV）用の電動コンプレッサーと充電器を開発したと発表した。
今回開発した電動コンプレッサーは、量産車では世界初となるガスインジェクション機能を搭載することで、氷点下でもエンジンを作動させずにヒートポンプ暖房が可能となり、EV走行範囲を拡大し、燃費低減に貢献するという。また、充電器は、現行製品に対し、充電出力を約1.7倍向上させながら、独自の制御方式を採用し高効率・小型・軽量化を実現している。同製品は、2月15日に発売されたトヨタ<7203.T>の「新型プリウスPHV」に搭載されている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
豊田自動織機<6201.T>が3日ぶり反落。同社は16日に、プラグインハイブリッド自動車（以下、PHV）用の電動コンプレッサーと充電器を開発したと発表した。
今回開発した電動コンプレッサーは、量産車では世界初となるガスインジェクション機能を搭載することで、氷点下でもエンジンを作動させずにヒートポンプ暖房が可能となり、EV走行範囲を拡大し、燃費低減に貢献するという。また、充電器は、現行製品に対し、充電出力を約1.7倍向上させながら、独自の制御方式を採用し高効率・小型・軽量化を実現している。同製品は、2月15日に発売されたトヨタ<7203.T>の「新型プリウスPHV」に搭載されている。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。
★12:45 丹青社－続落 前期5％営業増益との観測も地合い悪く
丹青社<9743.T>が続落。17日付の日経新聞朝刊で、同社の18.1期の連結営業利益が、前期推定比5％増の40億円前後になる見通しだと報じられた。
訪日外国人客の増加を背景に、首都圏や地方都市で大型ホテルや空港施設の改装案件が増えるという。飲食店を中心にチェーンストア向けの新改装も全国で伸びるとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢の展開となっている。
丹青社<9743.T>が続落。17日付の日経新聞朝刊で、同社の18.1期の連結営業利益が、前期推定比5％増の40億円前後になる見通しだと報じられた。
訪日外国人客の増加を背景に、首都圏や地方都市で大型ホテルや空港施設の改装案件が増えるという。飲食店を中心にチェーンストア向けの新改装も全国で伸びるとされる。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢の展開となっている。
★12:47 トレンドマイクロ－ジェフリーズが目標株価引き上げ カギは日本のエンタープライズ
トレンドマイクロ<4704.T>が大幅続伸。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は4200円→4800円と引き上げた。
ＨＰ（ヒューレットパッカード）から買収したTipping Point（TP）の買収時繰延収益引継分の最終金額が34.8億円で、これが売上高と営業利益（OP）に上乗せされた。4Qだけを見るとクラウドの売上高も前年同期比+30％（現地通貨ベース）と良好。会社は今17.12期も前期比+30％を目指す考えで、17年度のガイダンスもコンセンサスを上振れ。
ジェフリーズでは、買収時繰延収益引継分を12億円ほど17年度にカウントして予想を見直し。業績のアップサイドがあるとしたら、カギは日本のエンタープライズ。TPのインパクトもほとんどまだない上、引き続きネットワークセキュリティソリューションにデマンドも強い。また今後はIoTのエリアへのビジネスチャンスを狙う意向で、注目するとした。
トレンドマイクロ<4704.T>が大幅続伸。ジェフリーズ証券では、投資判断「HOLD」を継続も、目標株価は4200円→4800円と引き上げた。
ＨＰ（ヒューレットパッカード）から買収したTipping Point（TP）の買収時繰延収益引継分の最終金額が34.8億円で、これが売上高と営業利益（OP）に上乗せされた。4Qだけを見るとクラウドの売上高も前年同期比+30％（現地通貨ベース）と良好。会社は今17.12期も前期比+30％を目指す考えで、17年度のガイダンスもコンセンサスを上振れ。
ジェフリーズでは、買収時繰延収益引継分を12億円ほど17年度にカウントして予想を見直し。業績のアップサイドがあるとしたら、カギは日本のエンタープライズ。TPのインパクトもほとんどまだない上、引き続きネットワークセキュリティソリューションにデマンドも強い。また今後はIoTのエリアへのビジネスチャンスを狙う意向で、注目するとした。
★12:51 クラレ－ジェフリーズが目標株価引き上げ 見方に変更はなし
クラレ<3405.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、業績予想を修正も見方に変更はなしとコメント。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は1280円→1580円と引き上げた。
EVOH（食料品用包装フィルム）、MonoSol、PVBフィルムの増加がLCD向けPVAフィルムの平均売価下落を相殺し、今後2～3年は営業利益は現状程度で推移する見込み。クラレは財務レバレッジが低いため、大幅に増配したり、大規模な自社株買いなどを実施すれば、ポジティブにとらえられるとみられるが、その可能性は低いと判断。
フリーキャッシュフローは年間400億円程度で、企業価値（EV）は6170億円程度であり、FCFイールド約6％を踏まえると、ある程度魅力的な水準。ネットデットは昨年マイナスになり、今後さらにその規模は拡大するとみられるとした。
クラレ<3405.T>がもみ合い。ジェフリーズ証券では、業績予想を修正も見方に変更はなしとコメント。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は1280円→1580円と引き上げた。
EVOH（食料品用包装フィルム）、MonoSol、PVBフィルムの増加がLCD向けPVAフィルムの平均売価下落を相殺し、今後2～3年は営業利益は現状程度で推移する見込み。クラレは財務レバレッジが低いため、大幅に増配したり、大規模な自社株買いなどを実施すれば、ポジティブにとらえられるとみられるが、その可能性は低いと判断。
フリーキャッシュフローは年間400億円程度で、企業価値（EV）は6170億円程度であり、FCFイールド約6％を踏まえると、ある程度魅力的な水準。ネットデットは昨年マイナスになり、今後さらにその規模は拡大するとみられるとした。
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