前場コメント No.6 ヤクルト、富士重工業、アイリッジ、東洋炭素、ラックランドなど

2017/02/20(月) 11:30
★9:14  セリア-大幅に3日続伸 1:2の株式分割を実施
 セリア<2782.T>が変わらずを挟み大幅に3日続伸。同社は17日、株式分割を行うと発表した。株式の流動性の向上を図るため。3月31日を基準日に、普通株式1株につき2株の割合で分割する。

★9:14  ヤクルト-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 国内飲料事業の成長持続性を注視
 ヤクルト本社<2267.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内飲料事業の成長持続性を注視したいとし、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は4700円→5800円と引き上げた。
 (1)中国の販売数量モメンタムの回復、(2)円高の一巡、(3)国内乳製品の値上げと販売数量増などにより、短期的な業績の底打ち感が出てきた。ただし、直近の株価上昇により、上記要因は一定程度織り込まれたものと判断。今後は利益成長の継続性について注目。
 特にプロバイオティクス市場が活性化する中で低迷を続けてきた国内飲料事業の業績が、主力品の販売増を伴って想定以上に業績が改善する見込みとなってきたことは明るい材料。宅配チャネルでは「ヤクルト400類」の値上げが成功、店頭チャネルでは主力の「New ヤクルト」の販売が好調。国内でのヤクルトブランド復権、成長の持続性について注視したいとした。

★9:14  富士重工業-みずほが目標株価引き下げ コスト面の変化を反映 やや下方修正
 富士重工業<7270.T>が3日続落。みずほ証券では、コスト面の変化を反映し、業績予想をやや下方修正。投資判断「買い」を継続も、目標株価は6300円→6000円と引き下げた。
 安全性能など製品面での差別化、米国生産能力増強による供給の改善、金融プログラム(ゼロ金利ローンなど)による顧客層拡大などを背景に、収益性改善を伴いながらシェア拡大が続くとの基本的な見方に変更はなし。
 金融プログラムのコスト増や品質関連費用の状況を踏まえ、業績予想を見直し。今17.3期営業利益は前期比で25%減益の4270億円(従来4460億円、会社4100億円)、来18.3期は43%増益の6120億円(従来6410億円)と予想。

★9:14  アイリッジ-大幅続伸 通期営業益を上方修正 内製化で原価率改善
 アイリッジ<3917.T>が大幅続伸。同社は17日、17.7期上期(8-1月)の営業利益予想を従来の3800万円から7500万円(前期は2000万円)へと引き上げると発表した。内製化を進めたことによる原価率の改善などが寄与したという。

★9:15  東洋炭素-いちよしがフェアバリュー引き上げ 固定費改善は想定以上に進ちょく
 東洋炭素<5310.T>がもみ合い。いちよし経済研究所では、固定費改善は想定以上に進ちょくしているもようとコメント。レーティング「B」を継続も、フェアバリューは1460円→1750円と引き上げた。
 今17.12期会社計画から、同社の構造改革はこれまで想定していた以上に進んでいることが読み取れると指摘。いちよしでは今17.12期以降の業績予想を修正、フェアバリューを引き上げた。今17.12期および来18.12期の修正内容にばらつきが生じているのは、中国原子力発電向け炉心材の売上計上期を変更したことが要因であり、これを除いた実質ベースでの業績予想は従来比で上方修正となっている。来18.12期以降は再度成長戦略が問われる局面と位置付け。

★9:16  ラックランド-3日ぶり反発 サブリース方式を活用した優良出店用地の提供開始
 ラックランド<9612.T>が3日ぶり反発。同社は17日に、将来的なプロパティマネジメント案件の受注を視野に、サブリース事業を本格的に開始すると発表した。
 第一号案件として、住友商事<8053.T>が所有する商業施設用地の一部について、同社と定期建物賃貸借契約の予約契約を締結した。さらに、当該敷地にスーパーマーケットを導入する計画で、ラックランドの顧客の出店契約を代行することが決定した。過去にもサブリース手法による土地・建物オーナー企業とクライアントとのマッチングサービスを実施しているが、今後もこのニーズは高まると判断し、サービスメニューとして積極的にPRしていくとしている。


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