前場コメント No.13 三井不動産、大気社、東京電力、中部電力、西武HDなど

2017/02/20(月) 11:30
★9:57  三井不動産-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 18.3期は中計目標を達成へ
 三井不動産<8801.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、来18.3期は物件売却益計上により、中計目標は達成すると想定。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は3020円→2990円と引き下げた。
 今17.3期は賃貸(16.3期竣工SCのフル稼働、光熱費削減など)と投資家向け分譲(物流リート上場など)が順調に進ちょくしており、営業利益は会社計画2200億円を上回ると予想。住宅分譲も好調に進ちょくしているが、今17.3期計上予定分の一部を来18.3期に持ち越すことを想定。来18.3期は投資家向け分譲の利益を積み増すことで、前期比+8.9%、現中計目標の営業利益2450億円は達成できる見通し。

★9:57  大気社-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 足もとの業績悪化は一時的と判断
 大気社<1979.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、足もとの業績悪化は一時的と判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は2840円→2880円と引き上げた。
 今17.3期3Q累計連結営業利益は前年同期比42.2%減の51億円と、大幅な減益。年度会社計画に対する進ちょく率は、前年同期の68.8%から45.6%と大きく後退。主な要因は塗装システム部門の採算悪化であり、セグメント別利益は、環境システム(空調工事)部門が前期3Q累計61億円に対して今期3Q累計60億円とほぼ横ばいだったのに対して、塗装システム部門は同19億円から△1億円と大きく悪化した。塗装システム部門では、新規参入した航空機向け事業および海外子会社の採算悪化が足を引っ張った。ただし、4Q以降は採算悪化に歯止めが掛かっており、今17.3期以降に一段と収益が悪化するリスクは小さいと予想。

★10:04  東電力HDと中部電-底堅い 火力発電事業の全面統合で調整入り
 東京電力ホールディングス<9501.T>と中部電力<9502.T>が底堅い。20日付の朝日新聞デジタルで、両社が、2018年度にも火力発電事業を全面的に統合する方向で最終調整に入ったと報じられた。
 東電との共同出資会社を持つ中部電は、同事業の利益が東電の福島第一原発事故の対策費に優先的に回される懸念から全面統合に慎重だったが、東電の再建計画に一定の歯止めを明記することで折り合う方向だという。今春をめどに基本合意を目指す方針のもよう。

★10:06  富士重工業-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 業績予想を引き下げ
 富士重工業<7270.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、販売奨励金増とセダンの不人気を織り込み、業績予想を引き下げ。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は6500円→6100円と引き下げた。
 「レガシィセダン」に限り米国販売は芳しくないが、『3つのSUVを中心にした米国での増販が業績拡大のけん引役』というエクイティ・ストーリーに変更はなし。来18.3期は品質関連費用の減少(前期比700億円減を予想)もあって、過去最高営業利益(従来最高16.3期の5656億円)の更新を予想。

★10:06  西武HD-みずほが目標株価引き下げ 不動産開発の進展による企業価値向上にも注目
 西武ホールディングス<9024.T>が反発。みずほ証券では、不動産開発の進展による企業価値向上にも注目。投資判断「買い」を継続も、目標株価は2900円→2700円と引き下げた。
 3Q決算およびホテル市場動向を考慮し、来18.3期以降のみずほ予想では営業利益を減額修正したが、投資判断は「買い」を継続。プリンスホテルは高単価客を取り込むマーケットチェンジが奏功し、市場平均を上回るRevPAR成長が続くと予想。2016年7月の東京ガーデンテラス紀尾井町の収益貢献も来18.3期から本格化する。2020年までの2大再開発プロジェクト(池袋旧本社ビル建て替え計画、所沢東口駅ビル計画)も着工が開始されており、中長期的な沿線価値向上が続くと予想。


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