前場コメント No.16 デンソー、トレンドマイクロ、ハニーズ、ケネディクス、ヤフーなど

2017/02/20(月) 11:30
★10:38  デンソー-SMBC日興が目標株価引き上げ 優れた相対リターンを期待
 デンソー<6902.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、財務体質、自動運転、株主還元から優れた相対リターンを期待。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を5500円→5700円と引き上げた。
 トヨタグループは2016年1月以降、愛知製鋼爆発事故、熊本地震により、生産活動がかなり制限された。それゆえ、今17.3期4Qから来18.3期1Qは業績指標が前年同期比で見栄えが良くなるというテクニカルな要因が存在する。優れた財務体質、株主還元積極化、2019年に向けた新車効果、ADAS/自動運転の収益貢献本格化など、多数存在する株価カタリストから相対的に優れた株価パフォーマンスを予想。円安を考慮し、来18.3期営業利益予想は3650億円→3750億円へ上方修正。

★10:41  トレンドマイクロ-SMBC日興が目標株価引き上げ 4Q業績は好印象
 トレンドマイクロ<4704.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、会計要因による増益が中心だが、4Q業績は好印象とコメント。投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続も、目標株価は3600円→4700円と引き上げた。
 クラウド/データセンター向け製品の成長が期待され、買収したTipping Pointを活用したネットワークセキュリティ製品の強化やクロスセル効果も注目される。総合的なサイバーセキュリティ企業を目指す戦略は順調に進ちょくしている印象。しかし、売上高の大半を占めるPC中心のウィルス対策製品の需要は成熟し、世界的に縮小傾向にあり、増収を続けてきた日本の個人向け製品や、法人でも現在主力のウィルス対策製品の需要が縮小することが今後の懸念要因。
 一方、事業拡大のために費用を増加させる方針は修正され、費用は抑制されて利益水準は高まっている。配当性向70%の方針に基づいて配当が増加していることを考慮して、目標株価を引き上げるとした。

★10:42  ハニーズ-続伸 ミャンマーで倉庫・工場など増設
 ハニーズ<2792.T>が続伸。20日付の日経産業新聞で、同社がミャンマーで増産体制を整えると報じられた。
 今夏にも自社専用の倉庫をヤンゴンに新設するほか、年間600万枚の衣料品を生産できる体制を築くという。

★10:46  ケネディクス-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 太陽光など上積みで増益基調継続
 ケネディクス<4321.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、売却益減少で業績予想を減額するも、太陽光など上積みで増益基調は続くと想定。高安平均修正PERが依然割安と考え、投資判断「Buy」を継続した。目標株価は800円→730円と引き下げた。
 不動産投資市場の過熱化などから投資、開発、売却がスローダウンすると考えるとし、今17.12期、来18.12期営業利益予想を減額。しかし、REITの資産上積みや開発案件取得などにより、16年12月末のAUMは、15年12月末比587億円増の1兆7030億円に増加、拡大基調で推移する見込み。
 私募ファンドは減少傾向が続いているが、減少幅は縮小。今後はメガソーラーなどインフラファンド(250MW・1000億円目標)、北米賃貸住宅の組成(1000億円目標)などAUMは増加余地があると想定。メガソーラーは、経産省ルール変更による高買取価格物件の市場放出が期待できるとした。

★10:49  ヤフー-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ようやく評価され始めた「EC革命」
 ヤフー<4689.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ようやく評価され始めた「EC革命」、YDNでの動画広告の収益貢献に期待。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は600円→640円と引き上げた。
 株価上昇カタリストは来18.3期の増益率の上昇であり、具体的には、以下の3点を考えているとした。(1)プレミアム会員や決済手数料の増大も伴う「EC革命」の進展、(2)グーグルへのキャッチアップを加速する検索連動広告の売上成長、(3)YDNのスマートフォン向けに導入予定の動画広告による収益貢献。


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