前場コメント No.7 ヤマトHD、千葉銀行、オリンパス、ブリヂストン、MCJなど

2017/02/21(火) 11:30
★9:17  ヤマトHD-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 「働き方改革」で値上げは理解されやすい
 ヤマトホールディングス<9064.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、「働き方改革」が叫ばれるほど、値上げへの理解は進みやすいと判断。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は3210円→3160円と引き下げた。
 トラック運送業界で運賃上昇が通ることはめったにない。それはスペースがあれば運賃を下げてでも埋めたい欲求が常にはたらくため。しかし、誰も運べなくなると様相は異なってくる。2013年度下期は翌年度の消費税引き上げ前の駆け込み輸送需要で業界の配送キャパシティを超え、混乱が生じた。翌年度にはBtoC市場でもBtoB市場でも3~5%運賃が上昇。顧客は今、同社からの値上げ要求を拒否しても他社にシフトできず値上げを受け入れざるを得ない可能性が高いとした。

★9:19  千葉銀行-大和が目標株価引き上げ 県外貸出や法人役務は好調継続
 千葉銀行<8331.T>が続伸。大和証券では、県外貸出や法人役務は好調が続いていると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は780円→850円と引き上げた。
 今年度は与信関係損益の改善を受け、銀行計画超過を想定。県外リテールを中心とした貸出残高の伸びや法人向け役務は良好。次期中計では株主還元方針の見直しの可能性ありとの見方を示した。

★9:20  オリンパス-TIWが「2」継続 3Qは映像や科学の損益が好転している
 オリンパス<7733.T>が反落。投資情報会社のTIWでは、3Qは映像や科学の損益が好転していると判断。投資評価「2(Neutral)」を継続した。
 今17.3期3Q(10~12月)は為替影響を除く実質で前年同期比3%増収、29%営業増益。主力の医療が堅調なことに加え、映像と科学の損益が改善したことなどで、実質的な利益は大きく改善。
 来18.3期の医療は、内視鏡が先進国では引き続き大きな伸びは期待しづらいが、新興国がけん引し、内視鏡自体の増収は確保できる見込み。来期全体では今期営業利益から100億円程度の上乗せは可能とTIWでは予想。

★9:20  DWTI-大幅に4日続伸 出資先ソレイジアファーマのマザーズ上場が承認
 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>が大幅に4日続伸。同社出資先で、悪性腫ようにかかる医薬品・医療機器の開発、販売を手掛けるソレイジア・ファーマ(東京都港区)の東証マザーズ市場上場が20日に承認され、思惑買いが向かっている。

★9:20  ブリヂストン-TIWが「2+」継続 営業微増益を見込む会社計画はポジティブ
 ブリヂストン<5108.T>が3日ぶり反落。投資情報会社のTIWでは、原材料高影響が厳しい中、営業微増益を見込む会社計画はポジティブと判断。投資評価「2+(Outperform)」を継続した。
 決算が発表され、(1)16.12期は減益とはいえ13%台の高水準の営業利益率を確保し、為替変動による減益影響を除けば営業利益は若干とはいえ前期を上回った、(2)成長投資を図りつつも財務体質の一段の向上を踏まえ、自己株式取得を発表、(3)17.12期は原材料高の逆風下で微増益とはいえ、営業増益を会社は計画などがポジティブ。中期的に現在の高収益体質の持続が見込めることに加え、今17.12期TIW予想PER12.4倍など指標面も割安から「強気」を維持。

★9:24  MCJ-いちよしがフェアバリュー引き上げ ブランド認知度向上で収益成長期に入った
 MCJ<6670.T>が3日続伸。いちよし経済研究所では、ブランド認知度向上による収益成長期に入ったと判断。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1500円→1800円と引き上げた。
 今17.3期3Q(10~12月)決算の内容、特にパソコン販売が急拡大していることを踏まえて、主に来18.3期以降の業績予想を上方修正。昨年来、同社の株価は大きく上昇したが、ブランド認知度向上による収益成長期に入ったと考えられることから、さらなる株価上昇余地があるとの見方を示した。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ