前場コメント No.3 積水化学、リボミック、日本金銭機械、JFEHD、日本ケミコンなど

2017/02/22(水) 11:30
★9:01  積水化学-CSが「NEUTRAL」へ引き下げ 目標株価の水準に到達
 積水化学工業<4204.T>が反落。クレディ・スイス証券では、目標株価の水準に到達したため、投資評価を「OUTPERFORM」→「NEUTRAL」と引き下げた。目標株価は2000円を継続。
 4Q決算発表とともに、同社は新たな中期経営計画を公表する予定。そこでは利益成長、設備投資、株主還元の目標が提示されると予想。過去3カ月で株価は15%程度上昇。円安に加えて、中期経営計画において同社の利益成長を確認する期待が株価に織り込まれたと判断。
 すでに同社は十分に内部留保があり、ネットキャッシュ。次期中計においては、同社は最適資本構成を想定し直し、総還元性向を設定するとみているとした。

★9:02  リボミック-買い気配 米国において抗NGFアプタマーに関する物質特許が成立
 リボミック<4591.T>が買い気配。同社は21日に、藤本製薬と共同で米国特許庁に出願していた抗NGFアプタマーに関する物質特許が成立したと発表した。
 本特許は、NGF(神経成長因子)の作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許。今回の特許登録により、疼痛治療薬として開発中のプロジェクトであるRBM004が、知的財産権面でさらに強固に保護されることとなるとしている。

★9:02  金銭機械-続伸 通期経常益を上方修正 為替変動踏まえ
 日本金銭機械<6418.T>が続伸。同社は21日、17.3期通期の連結経常利益予想を従来の11.3億円から14.0億円(前期比22.6%増)へと引き上げると発表した。為替変動を踏まえ、想定為替レートを修正したもの。

★9:02  JFEHD-三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 業績急回復局面を迎えると予想
 JFEホールディングス<5411.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、外部環境好転による業績急回復局面を迎えると予想。投資判断を「Neutral」→「Overweight」、目標株価を2140円→2800円と引き上げた。
 外部環境好転により海外HRC市況スプレッドで230ドル/トンの確保が可能とのシナリオに基づき、株価のアップサイドが出てきていると注目。外部環境好転の背景は、(1)円安、(2)中国政府の鉄鋼過剰生産設備の廃棄目標引き上げの2点で、現状のスプレッド水準が大きく割り込むリスクは小さいと判断。230ドル/トンのスプレッドを通年で確保できれば、来18.3期は1800億円の経常利益が視野に入ったと指摘。

★9:03  日本ケミコン-三菱UFJMSが「OW」へ引き上げ 事業環境好転 経営にも変化の兆し
 日本ケミコン<6997.T>が大幅に3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、事業環境好転に加え、経営にも変化の兆しと注目。投資判断を「Neutral」→「Overweight」を継続、目標株価を160円→400円と引き上げた。
 投資判断引き上げの理由は、アルミ電解コンデンサの事業環境の好転。市場別では、産機向けが工場自動化やエネルギー効率向上などを背景に、構造的な増加トレンドに転じたと推察。エアコン向けは中国の調整終了で回復基調。車載向けは電装化や電動車両化に合せて需要が拡大中。現在、円安も業績にプラス寄与、今後の見通しも良好。
 同社は16年4月から6事業統括別管理を開始、コンデンサ系では同規模の3事業に再編された。材料(箔)部門も統合した収益最適化を目指す下地が整ったことに加え、意思決定の速さとモチベーション向上が実現された印象。経営体質に変化の兆しもみられるため、注目するとした。

★9:03  東レ-続伸 炭素繊維に今後3年で1000億円投資
 東レ<3402.T>が続伸。22日付の日経新聞朝刊で、同社が炭素繊維事業に今後3年で1000億円超を投じると報じられた。
 自動車向けの新規開拓にとどまらず、北米・メキシコの既存市場も拡大させるという。3年で最も大きいのは航空機向けの米サウスカロライナ州での工場新設とその後の拡張とされ、その投資額は500億円前後とみられる。メキシコでは発電用風車向けに低価格の炭素繊維の能力増強も決めたもよう。


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