前場コメント No.6 ＩＳＩＤ、ミネベアミツミ、双葉電子、ＵＳＳ、富士重工業など
★9:11 ＩＳＩＤ－東海東京が目標株価引き上げ 自社開発製品の好調は続く
電通国際情報サービス<4812.T>が反落。東海東京調査センターでは、自社開発製品の好調は続くと想定。最高益の連続更新を予想し、レーティング「Outperform」を継続、目標株価を2600円→2650円と引き上げた。
今17.12期および来18.12期は会社計画、中期経営計画（M&A除く）と比較して、売上高は計画未達、営業利益は計画超過を想定。営業利益について、iQUAVISをはじめとする自社開発ソフトウェアの好調を背景として今後も売上総利益率の向上が可能と見ること、それが研究開発費増や人件費増などによる販管費率上昇を吸収し、営業利益率をさらに向上させると見込むためとした。
電通国際情報サービス<4812.T>が反落。東海東京調査センターでは、自社開発製品の好調は続くと想定。最高益の連続更新を予想し、レーティング「Outperform」を継続、目標株価を2600円→2650円と引き上げた。
今17.12期および来18.12期は会社計画、中期経営計画（M&A除く）と比較して、売上高は計画未達、営業利益は計画超過を想定。営業利益について、iQUAVISをはじめとする自社開発ソフトウェアの好調を背景として今後も売上総利益率の向上が可能と見ること、それが研究開発費増や人件費増などによる販管費率上昇を吸収し、営業利益率をさらに向上させると見込むためとした。
★9:11 ミネベアミツミ－ＪＰモルガンが目標株価引き上げ 業績は相対的に伸び悩み
ミネベアミツミ<6479.T>が3日続伸。ＪＰモルガン証券では、17年度以降の減益回避も業績は相対的に伸び悩んでいるとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1180円→1340円と引き上げた。
業績予想は大幅上方修正。完全子会社化したミツミの業績貢献が従来想定を大きく上回る見通しであることと、ボールベアリング（BB）の外販需要が好調に推移している点を織り込んだとした。目標株価は18年度ベースに移行した上でPER13.6倍で算出した1340円に引き上げ。
旧ミツミの構造改革および業績改善はポジティブサプライズで、株価は上方に大きく水準訂正された。しかし、BLU縮小で業績伸び悩みが続く見通しであることから、18年度ベースのバリュエーションに割安感乏しく、一段の上値を追うのは難しいと判断。
ミネベアミツミ<6479.T>が3日続伸。ＪＰモルガン証券では、17年度以降の減益回避も業績は相対的に伸び悩んでいるとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1180円→1340円と引き上げた。
業績予想は大幅上方修正。完全子会社化したミツミの業績貢献が従来想定を大きく上回る見通しであることと、ボールベアリング（BB）の外販需要が好調に推移している点を織り込んだとした。目標株価は18年度ベースに移行した上でPER13.6倍で算出した1340円に引き上げ。
旧ミツミの構造改革および業績改善はポジティブサプライズで、株価は上方に大きく水準訂正された。しかし、BLU縮小で業績伸び悩みが続く見通しであることから、18年度ベースのバリュエーションに割安感乏しく、一段の上値を追うのは難しいと判断。
★9:13 双葉電子－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き上げ 高い配当利回りが株価を下支え
双葉電子工業<6986.T>が3日続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、業績は低迷も、高い配当利回りが株価を下支えしていると判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1700円→1850円と引き上げた。
「電子部品」では、OLEDのフィルムタイプ需要が11月時想定ほど伸びないことに加え、タッチパネルは新製品の立ち上げコスト収束が遅れている。「生産器材」では韓国の需要減速が厳しさを増している。同社は、VFDなどの拠点集約に伴い、今17.3期に特別損失6億円計上を予定しており、来18.3期のコスト改善効果を年間5億円～6億円と見積もる。
現在、同社株は今17.3期以降に3年間続く特別配当60円を材料に“高配当利回り銘柄”と位置付けられており、業績低迷が株価下落に結びつかない状況。しばらく1800～2000円のボックス圏での株価推移を予想するとした。
双葉電子工業<6986.T>が3日続伸。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、業績は低迷も、高い配当利回りが株価を下支えしていると判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1700円→1850円と引き上げた。
「電子部品」では、OLEDのフィルムタイプ需要が11月時想定ほど伸びないことに加え、タッチパネルは新製品の立ち上げコスト収束が遅れている。「生産器材」では韓国の需要減速が厳しさを増している。同社は、VFDなどの拠点集約に伴い、今17.3期に特別損失6億円計上を予定しており、来18.3期のコスト改善効果を年間5億円～6億円と見積もる。
現在、同社株は今17.3期以降に3年間続く特別配当60円を材料に“高配当利回り銘柄”と位置付けられており、業績低迷が株価下落に結びつかない状況。しばらく1800～2000円のボックス圏での株価推移を予想するとした。
★9:15 ＵＳＳ－みずほが目標株価引き上げ 18.3期は一巡から緩やかな回復を予想
ユー・エス・エス<4732.T>が続伸。みずほ証券では、月次データは低調だが、来18.3期は一巡から緩やかな回復を予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1800円→1900円と引き上げた。
中古車オークション市場は低調な状態が続いているが、来18.3期はマイナス要因が一巡し、緩やかな業績回復を予想。当面の注目点は、現在公正取引委員会審査中のＪＡＡ買収案件のシナジーがどのように出るかという点。
今17.3期3Q累計業績は前年同期比3.5％減収、同7.8％営業減益、3Qのみでは同2.7％減収、同8.1％営業減益となり、2Qまでと似たようなトレンド。3Qの出品台数は同4.1％減（1Q2.4％減、2Q1.8％減）、成約台数は同5.6％減（1Q3.5％減、2Q3.8％減）。1月は出品台数が前年同月比4.1％減、成約台数が同6.8％減だが、曜日調整をするとほぼ前年同月並みの水準。
ユー・エス・エス<4732.T>が続伸。みずほ証券では、月次データは低調だが、来18.3期は一巡から緩やかな回復を予想。投資判断「中立」を継続も、目標株価は1800円→1900円と引き上げた。
中古車オークション市場は低調な状態が続いているが、来18.3期はマイナス要因が一巡し、緩やかな業績回復を予想。当面の注目点は、現在公正取引委員会審査中のＪＡＡ買収案件のシナジーがどのように出るかという点。
今17.3期3Q累計業績は前年同期比3.5％減収、同7.8％営業減益、3Qのみでは同2.7％減収、同8.1％営業減益となり、2Qまでと似たようなトレンド。3Qの出品台数は同4.1％減（1Q2.4％減、2Q1.8％減）、成約台数は同5.6％減（1Q3.5％減、2Q3.8％減）。1月は出品台数が前年同月比4.1％減、成約台数が同6.8％減だが、曜日調整をするとほぼ前年同月並みの水準。
★9:22 富士重工業－ジェフリーズが目標株価引き下げ 財務レバレッジの引き上げが必要か
富士重工業<7270.T>が買い先行も伸び悩む展開。ジェフリーズ証券では、財務レバレッジの引き上げが必要かとコメント。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は4900円→4700円と引き下げた。
米国を中心に素晴らしいファンダメンタルズが持続しており、来18.3期も好調が持続することへの不安は小さい。しかし、来18.3期はほぼ成長ピークへ接近が予想され、株価上昇にはバリュエーションの切り上げが必要と指摘。ただし、通商リスク、DBCFT導入リスクを踏まえると、その期待は厳しいと判断。株価改善には思い切った株主還元策を打ち出し、財務レバレッジを引き上げる他に多くの選択肢はないとした。
富士重工業<7270.T>が買い先行も伸び悩む展開。ジェフリーズ証券では、財務レバレッジの引き上げが必要かとコメント。投資判断「HOLD」を継続、目標株価は4900円→4700円と引き下げた。
米国を中心に素晴らしいファンダメンタルズが持続しており、来18.3期も好調が持続することへの不安は小さい。しかし、来18.3期はほぼ成長ピークへ接近が予想され、株価上昇にはバリュエーションの切り上げが必要と指摘。ただし、通商リスク、DBCFT導入リスクを踏まえると、その期待は厳しいと判断。株価改善には思い切った株主還元策を打ち出し、財務レバレッジを引き上げる他に多くの選択肢はないとした。
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