前場コメント No.11 ヤマハ発動機、ＤＩＣ、ミネベアミツミ、夢真ＨＤ、キリンＨＤなど
★9:53 ヤマハ発動機－みずほが目標株価引き上げ インドネシア二輪の需要回復など待ちたい
ヤマハ発動機<7272.T>がもみ合い。みずほ証券では、インドネシア二輪の需要回復、ROVの生産回復を待ちたいとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は1650円→2500円と引き上げた。
マリン事業は堅調に推移する一方、インドネシアの二輪車販売は底ばい圏から脱しておらず、特機事業ではROV（Recreational Off-highway Vehicle）が在庫調整期にある。業績の本格回復にはまだ時間を要するとみられるとした。
インドネシアの二輪車需要は低水準が続いており、今後も注視する必要があるが、同社のインドネシアの業績は底堅く推移。競争の激しい低価格帯でのシェア低下はある一方、高価格帯で販売を伸ばしていること、欧州向けなどの生産が増加していること、原材料価格の上昇に対応して値上げを実施していることなどが寄与。今後も高価格帯の増販やプラットフォーム化によるコスト削減で業績の底上げを図る計画。ROVは在庫削減が課題であると指摘。
ヤマハ発動機<7272.T>がもみ合い。みずほ証券では、インドネシア二輪の需要回復、ROVの生産回復を待ちたいとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は1650円→2500円と引き上げた。
マリン事業は堅調に推移する一方、インドネシアの二輪車販売は底ばい圏から脱しておらず、特機事業ではROV（Recreational Off-highway Vehicle）が在庫調整期にある。業績の本格回復にはまだ時間を要するとみられるとした。
インドネシアの二輪車需要は低水準が続いており、今後も注視する必要があるが、同社のインドネシアの業績は底堅く推移。競争の激しい低価格帯でのシェア低下はある一方、高価格帯で販売を伸ばしていること、欧州向けなどの生産が増加していること、原材料価格の上昇に対応して値上げを実施していることなどが寄与。今後も高価格帯の増販やプラットフォーム化によるコスト削減で業績の底上げを図る計画。ROVは在庫削減が課題であると指摘。
★9:57 ＤＩＣ－3日続伸 レーザー光強めるファイバー用フッ素系樹脂材料を開発
ＤＩＣ<4631.T>が3日続伸。22日付の日経産業新聞朝刊で、同社がレーザー光を高出力化できる光ファイバー用のフッ素系樹脂材料を開発したと報じられた。
光の通り道となるコア（芯材）を覆う「クラッド」と呼ばれる被覆材に使うという。光の屈折率が非常に低く、コア内により多くの光をとじ込めることができるとされる。レーザーメスなどの医療機器や、産業用のレーザー加工機など高出力化が求められている分野での採用を見込むもよう。
ＤＩＣ<4631.T>が3日続伸。22日付の日経産業新聞朝刊で、同社がレーザー光を高出力化できる光ファイバー用のフッ素系樹脂材料を開発したと報じられた。
光の通り道となるコア（芯材）を覆う「クラッド」と呼ばれる被覆材に使うという。光の屈折率が非常に低く、コア内により多くの光をとじ込めることができるとされる。レーザーメスなどの医療機器や、産業用のレーザー加工機など高出力化が求められている分野での採用を見込むもよう。
★9:58 ミネベアミツミ－みずほが目標株価引き上げ 中期成長の可能性を意識するフェーズへ
ミネベアミツミ<6479.T>が3日続伸。みずほ証券では、中期成長（経営努力の成果）の可能性を意識するフェーズと想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を1350円→1700円と引き上げた。
今17.3期3Q決算ではミツミ電機の業績改善がサプライズ。その背景は、（1）業務支援の成果（購買・物流の合理化、生産性・歩留まりの改善）、（2）季節的売上増加（カメラアクチュエータなど）。3Qに実施の健全化処理（在庫評価減123億円、設備減損187億円）も考えると、ミツミは来18.3期で黒字貢献となる可能性が高い。足元の収益改善は緊急支援策の成果の範囲で、経営統合深化による収益改善の余地は残されていると推測される（生産拠点や製品ポートフォリオの見直し、製品開発強化など）。この点は、今17.3期決算で会社から説明が行われるもようとした。
ミネベアミツミ<6479.T>が3日続伸。みずほ証券では、中期成長（経営努力の成果）の可能性を意識するフェーズと想定。投資判断「買い」を継続、目標株価を1350円→1700円と引き上げた。
今17.3期3Q決算ではミツミ電機の業績改善がサプライズ。その背景は、（1）業務支援の成果（購買・物流の合理化、生産性・歩留まりの改善）、（2）季節的売上増加（カメラアクチュエータなど）。3Qに実施の健全化処理（在庫評価減123億円、設備減損187億円）も考えると、ミツミは来18.3期で黒字貢献となる可能性が高い。足元の収益改善は緊急支援策の成果の範囲で、経営統合深化による収益改善の余地は残されていると推測される（生産拠点や製品ポートフォリオの見直し、製品開発強化など）。この点は、今17.3期決算で会社から説明が行われるもようとした。
★10:01 夢真ＨＤ－3日続伸 子会社が新たなビッグデータ分析サービス提供開始
夢真ホールディングス<2362.T>が3日続伸。同社は21日に、子会社でビッグデータの分析および利活用を主な事業とするKeepdata（東京都千代田区）が新たなビッグデータ分析サービスを行うと発表した。
新たに提供する「KeepData Hub」は、社内外に散在する様々なデータを横断的に統合し、組織全体のデータをリアルタイムで収集・分析・利活用を可能にする超高速検索および分析プラットフォームという。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
夢真ホールディングス<2362.T>が3日続伸。同社は21日に、子会社でビッグデータの分析および利活用を主な事業とするKeepdata（東京都千代田区）が新たなビッグデータ分析サービスを行うと発表した。
新たに提供する「KeepData Hub」は、社内外に散在する様々なデータを横断的に統合し、組織全体のデータをリアルタイムで収集・分析・利活用を可能にする超高速検索および分析プラットフォームという。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。
★10:03 キリンＨＤ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 今度は国内酒類の販促広告改革が始動
キリンホールディングス<2503.T>が4日ぶり反落。ＳＭＢＣ日興証券では、合理化一服と思いきや、今度は国内酒類の販促広告改革が始動とコメント。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価は2570円→2410円と引き下げた。
国内飲料事業、ブラジル事業を中心にキリンが前16.12期に実施した収益改善は高く評価できる内容。ブラジル事業は現地企業への売却契約が締結され、ブラジル政府の承認待ちの状態。ＳＭＢＣ日興では来18.12期の期首に売却される前提で業績予想した。
前16.12期の活動が非常にスピーディであっただけに、今17.12期以降のキリンの構造改革スピードが遅くなることが懸念されたが、キリンのみならずビール業界全体に販促広告効率の改善へ向けた機運が高まり始めており、国内酒類事業の収益構造改革に注目できる局面が到来している。日経POSデータ上、2017年1月に入り、ビール業界で先陣を切って市場価格の是正に踏み切ったのではないかと考えられ、同業へ波及する可能性が高まっていると指摘。
キリンホールディングス<2503.T>が4日ぶり反落。ＳＭＢＣ日興証券では、合理化一服と思いきや、今度は国内酒類の販促広告改革が始動とコメント。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続も、目標株価は2570円→2410円と引き下げた。
国内飲料事業、ブラジル事業を中心にキリンが前16.12期に実施した収益改善は高く評価できる内容。ブラジル事業は現地企業への売却契約が締結され、ブラジル政府の承認待ちの状態。ＳＭＢＣ日興では来18.12期の期首に売却される前提で業績予想した。
前16.12期の活動が非常にスピーディであっただけに、今17.12期以降のキリンの構造改革スピードが遅くなることが懸念されたが、キリンのみならずビール業界全体に販促広告効率の改善へ向けた機運が高まり始めており、国内酒類事業の収益構造改革に注目できる局面が到来している。日経POSデータ上、2017年1月に入り、ビール業界で先陣を切って市場価格の是正に踏み切ったのではないかと考えられ、同業へ波及する可能性が高まっていると指摘。
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