前場コメント No.12 共英製鋼、コーエーテクモ、光通信、NTN、アライドアーキテクツなど

2017/02/22(水) 11:30
★10:03  共英製鋼-三菱UFJMSが目標株価引き上げ ベトナムは減額でカタリスト遠のく
 共英製鋼<5440.T>が6日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、来18.3期以降は増額修正だが、ベトナムは減額でカタリスト遠のくとコメント。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は1850円→2220円と引き上げた。
 業績見直しのポイントは、(1)国内の建材需要回復、(2)ベトナムのビレット価格上昇に伴うロールマージン縮小の2点。国内は従来想定比で販売価格が上昇する確度が高まったことを受け、スプレッド見通しを増額修正、国内鉄鋼事業は営業利益を増額修正した。
 しかし、中長期のカタリストであるベトナムは減額修正。ベトナムは16年以降ビレットのSG(セーフガード)を発動しており、その影響が同社にも出始めている。ベトナムの一貫製鋼フル稼働時(18.3期を想定)は海外事業営業利益で30億円超の利益は見込めるとみられていたが、コスト増で実現は難しくなってきた。したがって、カタリストはやや遠のいたと考えているとした。

★10:08  コーエーテクモ-野村が目標株価引き上げ ゲームソフト事業の本格的な海外進出が始まる
 コーエーテクモホールディングス<3635.T>が反発。野村証券では、ゲームソフト事業の本格的な海外進出が始まると注目。レーティング「Buy」を継続、目標株価を2400円→2600円と引き上げた。
 今17.3期は一部タイトルの販売不振により、野村通期予想に対して営業利益が弱含んで推移していた。しかし、各種データから「仁王」の販売本数が、好調に推移していると試算されることから、同タイトルの今17.3期野村予想の累計販売本数を、60万本から120万本へ上方修正。
 モバイルゲームでは、「三國志曹操伝 Online」(韓国)、アーケードのコラボタイトルをスマートデバイスへ最適化した「ディシディアファイナルファンタジー」(国内)の販売が好調に推移。3月末には無双アクションをモバイルゲームに最適化した初のタイトルが、まずは韓国でローンチされる予定。韓国で成功したタイトルの国内ローンチも控える。課題だったマルチプラットフォーム展開も道筋が見えてきた印象とした。

★10:13  光通信-野村が目標株価引き上げ 先行投資事業の18.3期以降の収益化を予想
 光通信<9435.T>が6日続伸。野村証券では、先行投資事業の来18.3期以降の収益化を予想。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は10900円→11270円と引き上げた。
 4~12月期までの利益進ちょくを考慮して業績予想を微修正するものの、来18.3期以降の営業利益予想に大きな変更はなし。宅配水事業、店舗予約システム、低圧電力の小売りの3事業は先行投資負担で今17.3期は営業赤字だが、来18.3期以降は全社増益をけん引する見込み。

★10:15  NTN-大和が目標株価引き上げ 業績ボトムアウトは鮮明になっている
 NTN<6472.T>が続伸。大和証券では、業績ボトムアウトは鮮明になっていると判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は280円→600円と引き上げた。産業機械軸受の需要回復や等速ジョイントの収益性改善がけん引役。リスクはカルテル問題で、P/L・C/Fへの影響は引き続き注視したいとした。

★10:16  アライドアーキ-急反発 中国テンセント社と国内初公式DSPパートナー契約を締結
 アライドアーキテクツ<6081.T>が急反発。同社は22日、中国のテンセント社(広東省)が提供する公式DSPサービス「Tencent Tui(テンセント・トゥイ)」で、国内で初めてパートナー契約を締結したと発表した。
 2017年4月から「Tencent Tui」のプラットフォームを通じた広告運用サービスの提供を開始し、国内の企業・自治体での中国に向けた越境EC施策やインバウンド集客を支援するという。


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