前場コメント No.13 サントリーBF、久光製薬、ムサシ、マブチモーター、インソースなど

2017/02/22(水) 11:30
★10:16  京王電鉄-反落 大田区マンションが民泊運営の認定取得 ノウハウ蓄積図る
 京王電鉄<9008.T>が反落。22日付の日経新聞朝刊で、同社のマンション「カリオカマタ」が大田区の特区で民泊の運営の認定を受けたと報じられた。
 鉄道業界で民泊物件を保有し運営も手掛けるのは初めてとされ、民泊ノウハウを蓄積する狙いがあるという。しかし、軟調な地合いのなかで売り優勢となっている。

★10:17  サントリーBF-SMBC日興が目標株価引き下げ 利益成長ストーリーが見えにくい
 サントリー食品インターナショナル<2587.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、中期的な利益成長ストーリーが見えにくいと判断。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は5110円→5090円と引き下げた。
 今17.12期ののれん償却費前の営業利益(EBITA)予想の45%を占める日本では、業界全体に低価格競争状態から脱却する傾向にあり、同社の収益性にもポジティブに作用している。しかし、同社の収益性が同業他社よりも高かっただけに、同業他社の収益性改善のペースに比べると同社の改善に変化率が乏しくみえる。国内の収益性改善ストーリーでは同社株式に注目しにくいため、やはり同社株式の再評価には国際事業の業績拡大が必要であるとした。

★10:21  久光製薬-みずほが目標株価引き上げ 当面の注目点はモーラス類の回復
 久光製薬<4530.T>が変わらずを挟んで4日続伸。みずほ証券では、当面の注目点は処方枚数制限の影響を受けたモーラス類の回復とコメント。投資判断「アンダーパフォーム」を継続も、目標株価は4650円→4850円と引き上げた。
 エストロゲンパッチ製剤Minivelle(更年期障害)の売上高を減額したが、久光本体のコスト削減で今17.2期、来18.2期営業利益は若干増額。当面の注目点は、(1)2016年4月に実施された湿布薬の処方制限の影響を受けた消炎鎮痛貼付剤モーラス類の処方回復、(2)米国子会社の売上回復に重要な新たなパッチ製剤ATS(注意欠陥・多動性障害(ADHD))、HP-3070(統合失調症)の開発。

★10:24  ムサシ-続伸  創業70周年記念配当を実施
 ムサシ<7521.T>が変わらず挟み続伸。同社は21日に、創業70周年記念配当8円を実施することにより、17.3期の期末配当予想を12円→20円(前期は10円)に修正すると発表した。年間配当は30円→38円(前期は20円)となる。

★10:24  マブチモーター-みずほが目標株価引き下げ 中期成長期待は不変
 マブチモーター<6592.T>がもみ合い。みずほ証券では、将来成長に向けた費用増を織り込むことで利益予想をやや減額だが、中期成長期待は不変とし、投資判断「買い」を継続した。目標株価は8500円→8200円と引き下げた。
 今17.12期の営業減益計画がサプライズとなり、発表直後に株価は急落。決算説明会を受けて落ち着いたが、株式市場の業績への期待に迷いが生じた状況と推測されるが、みずほでは、これまでのポジティブ姿勢を変更する必要はないと考えているとした。
 従来想定と会社計画の差異は主に、売上面(数量、ミックス)とコスト面(開発/サプライチェーン/ITなどの強化で費用増)。前者については、前16.12期実績の考察から考えると、会社計画は保守的とみえる。前16.12期の自動車電装向け増収率はドルベースで16%弱。自動車生産台数に対するアウトパフォームは約12pptで、過去3年の5~7ppt程度から加速。背景は、パワーウィンドウのシェア向上が新規顧客獲得により加速してきていることや、新規アイテムの貢献(電動パーキングブレーキ、エンジン周辺)など。

★10:26  インソース-反発 睡眠テクノロジーベンチャーのニューロスペースと業務提携
 インソース<6200.T>が反発。同社は22日、睡眠テクノロジーベンチャーのニューロスペース(千代田区)と業務提携したと発表した。
 併せて、睡眠改善プログラム研修を販売開始したという。質の高い睡眠の実現で生産性を向上させ、さらには睡眠不足が原因として起こるとされているさまざまな病やトラブルの予防につなげることを目指す。


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