前場コメント No.1 SMC、日本電産、三菱ケミカル、サイバーA、メドレックスなど

2017/02/23(木) 11:30
★9:00  SMC-買い気配 CSが「OP」へ引き上げ 懸念材料は払しょくされる公算大
 SMC<6273.T>が買い気配。クレディ・スイス証券では、懸念材料は払しょくされる公算が大きいと判断。投資評価を「NEUTRAL」→「OUTPERFORM」、目標株価を33000円→37000円と引き上げた。
 業績予想を増額修正。投資評価引き上げの要因は以下の4点。(1)株式市場が懸念する各種リスクは徐々に払しょくされる公算大。目先は5月の本決算説明会に要注目。(2)THKや安川電機株に対しての同社株価の出遅れ感が顕著、(3)来18.3期は2期ぶりに過去最高益更新が期待可能(=来期2Q以降は2ケタ増益局面が到来へ)、(4)現金同等物控除後来期予想PERは13.9倍と割安(=過去のピーク業績時は16~18倍)。

★9:00  日本電産-続落 欧米で高張力鋼板用プレス機工場を新設 100億円投資
 日本電産<6594.T>が続落。23日付の日経新聞朝刊で、同社が自動車の車体軽量化などに使われる高張力鋼板(ハイテン)を成形する大型プレス機の工場を欧米で新設すると報じられた。
 投資額は合計100億円とみられる。ハイテンはアジアなど海外で生産される自動車でも採用が増えているという。2020年までに大型プレス機の生産能力を5倍にすることで産業機械事業を強化する考えのもよう。

★9:00  三菱ケミカル-買い気配 野村が「Buy」へ引き上げ 低採算事業の見直しでコアの競争力も向上
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が買い気配。野村証券では、低採算事業の見直し実施でコアの競争力も向上していると判断。レーティングを「Neutral」→「Buy」、目標株価を740円→1030円と引き上げた。
 3Q決算後のヒアリングを受けて、今17.3期以降の野村のコア営業利益予想を増額。石油化学のエチレン(基礎化学品)やポリオレフィンについては、中国やアジアの堅調な需要や米国の石化プラント建設の遅れから、17~18年前半にかけての市況悪化リスクは従来に比べて小さくなり、むしろ短期ではアップサイドリスクを意識する局面。また、同社は中国やインドでのPTAなど低採算事業の見直しが進み、タッチパネル用クリアフィットや大手EV用電解液など強い事業に対する強化が行いやすくなっていると指摘。

★9:01  サイバーエージェント-買い気配 大和が「1」へ2段階引き上げ 利益は急成長ステージに
 サイバーエージェント<4751.T>が買い気配。大和証券では、マス・メディア構築により利益は急成長ステージに入ったと判断。投資判断を「3(中立)」→「1(買い)」、目標株価を2680円→4600円と引き上げた。
 16年4月に開始した動画配信サービス「AbemaTV」は中長期的にみれば、同社の営業利益水準を大きく押し上げる事業となる見込み。「AbemaTV」は大和推定でデイリーアクティブユーザー(DAU)が今17.9期第1四半期末時点で140万程度。単純計算では、地上波キー局の2割程度の視聴者数であるが、若い世代に限ればメディアパワーは格段に高いとみられ、新しいマス・メディアとなる基盤はすでに整っている。
 先行投資で今期は営業赤字拡大となる見込みの「AbemaTV」は、19.9期の黒字転換を大和では予想。20.9期になると収益性は大幅な改善が見込める。「AbemaTV」の大幅増益、インターネット広告事業の継続的な成長を背景に、20.9期営業利益は830億円と前16.9期比2.3倍の水準に達すると予想。同社の事業ポートフォリオは中長期的な成長を実現するための理想的な状態と判断。

★9:01  メドレックス-買い気配 マイクロニードルアレイに関する特許 米国特許商標庁より特許査定
 メドレックス<4586.T>が買い気配。同社は22日に、米国で出願中のマイクロニードルの穿刺性を高めるための針形状に関する特許について、米国特許商標庁より特許査定の通知があったと発表した。
 本特許は、同社のマイクロニードル技術の特長である確実な投与を実現するための「高い穿刺性」に関する基本特許の一つであり、有効期間は平成43年までの見込み。なお、本特許は日本においても成立している。


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