前場コメント No.11 本多通信、JAL、ニトリ、塩野義製薬、ライトオンなど

2017/02/23(木) 11:30
★9:50  本多通信-3日ぶり反発 車載機器向けコネクタの増産進める
 本多通信工業<6826.T>が3日ぶり反発。23日付の日刊工業新聞で、同社が車載機器向けコネクターの増産体制を整備すると報じられた。
 5月にも中国のコネクター工場にロボットを導入して自動化し生産能力を拡充するという。自動化ノウハウを蓄積し、アジアなどに立地するほかの工場にも広げる考え。海外での業績拡大などが期待され、買いが入っている。

★9:52  JAL-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 国際線に拡大期待あり
 日本航空<9201.T>が変わらずを挟んで9日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国際線に拡大期待ありとコメント。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を4270円→4790円と引き上げた。
 来18.3期から国交省のいわゆる「8.11 ペーパー」による国際線新規路線開設にかかわる制約が解ける。とはいえ、一般的に航空会社が新規路線を拡大するためには機材調達や人材育成のために複数年の準備期間が必要。そのため、来期の国際線供給量(提供座席キロ=ASK,Available Seat Kilometer)の伸びは前年比3%程度にとどまると想定。それでも、ようやく旅客数増加による増益要素が収益拡大に寄与する局面に入ることが見込まれるとした。

★9:53  ニトリHD-3日続伸 2月度既存店7%増収 全店は16%増収
 ニトリホールディングス<9843.T>が3日続伸。同社は22日、2月度月次国内売上高前年比推移を発表し、既存店売上高は前年同月比7.4%増、全店では同15.5%増となった。
 既存店客数は6.3%増。2月度は、自社開発商品のマットレスやソファが引き続き売り上げをけん引したほか、布団・毛布などの寝具寝装品およびカーテンの販売が好調に推移したとしている。

★9:56  ANA-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 国際線回復傾向を反映させ上方修正
 ANAホールディングス<9202.T>が変わらずを挟んで4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国際線回復傾向を反映し、来期業績予想を上方修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は340円→410円と引き上げた。
 来期連結営業利益について、前回予想からの主な変更点を4つ挙げた。(1)国際線運賃上方修正、(2)国際線旅客数上方修正、(3)燃油価格引き上げ、(4)国内線運賃下方修正。
 欧州路線や東南アジア路線の回復が従来想定を上回っていることを反映して、国際線の運賃と旅客数想定を引き上げ。一方、国内線運賃想定は競争が従来想定より激化しているため引き下げるとした。また、来期以降の燃油価格(シンガポールケロシン)前提を前回の60ドル/bblから65ドル/bblへ引き上げ。結果として、来期の連結営業利益予想を上方修正。

★9:57  塩野義製薬-みずほが目標株価引き上げ OIC治療薬の販売初期費用の減少など見込む
 塩野義製薬<4507.T>が5日続伸。みずほ証券では、OIC治療薬の販売初期費用の減少と円安によるロイヤルティ収入増を想定。投資判断「買い」を継続、目標株価は7100円→8400円と引き上げた。
 みずほ予想を見直し。主な変更点は、(1)米国におけるPurdue社との提携によるオピオイド誘発性便秘症(OIC)治療薬ナルデメジン(製品名:スインプロイク)の初期販売費用の軽減、(2)為替前提の円安変更に伴う海外ロイヤルティ収入の増額。当面の注目点は、ナルデメジンの販売立ち上がりになると思われるといsた。Purdue社はオピオイド系鎮痛薬のトップ企業であり、先行品より速い立ち上がりが期待される。

★9:59  ライトオン-続伸 1月度既存店12.0%減収も客単価は上昇
 ライトオン<7445.T>が続伸。同社は22日、2月度(1月21日~2月20日)の既存店売上高が前年同月比12.0%減、全店では同13.5%減だったと発表した。既存店客数は23.0%減、既存店客単価は14.2%上昇した。
 前年に比べ冬物商品の販売が伸びず、苦戦となった。月度終盤から新作の春物商品の動向は良かったものの、客数が大幅に減少したことが響いた。


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