後場コメント No.1 富士電機、シークス、PRTIMES、原田工業、三菱商事など

2017/02/23(木) 15:00
★12:30  富士電機-みずほが目標株価引き上げ ファンダメンタルズ面の強さを評価すべき
 富士電機<6504.T>がもみ合い。みずほ証券では、株式需給面への懸念よりも、ファンダメンタルズ面の強さを評価すべきと判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を680円→760円と引き上げた。
 富士通との株式持ち合い見直しが発表されて以降、潜在的な株式需給悪化が懸念され、同社株価は対TOPIXでややアンダーパフォームしている。ただし、(1)本件は中期的にはガバナンスや資本効率改善につながる可能性からポジティブに評価の上、(2)先行して
株式売り出しを発表した富士通株と同様に同社株式も下落したことで、株式需給悪化リスクはある程度織り込まれたと判断。個別要因による来18.3期増益要因を豊富に有しており、ファンダメンタルズ面での評価は不変とした。

★12:33  シークス-いちよしが「B」へ引き下げ 株価上昇で
 シークス<7613.T>がもみ合い。いちよし経済研究所では、株価上昇で、レーティングを「A」→「B」と引き下げた。フェアバリューは4600円を継続。
 いちよしの業績予想(110円/米ドル前提)については変更なし。また、車載関連機器を中心とする収益成長シナリオにも変更はないとした。自動車産業の水平分業化は着実に進んでいるなかで、同社のような高い技術力や生産・品質管理体制を持つテーラーメイド型EMSのビジネスチャンスは大いに広がっている。また、エレクトロニクス商社としてのグローバルネットワーク力を活かした部品調達力も、今後の成長には大きな武器になるとした。

★12:34  PRTIMES-後場下げ幅縮小 配信サービスをニュース速報アプリ「News Republic」に提供
 PRTIMES<3922.T>が後場下げ幅縮小。同社は23日前引け後、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」で掲載するプレスリリースを、Cheetah Mobile(中国)が運営する国内・国際ニュース速報アプリ「News Republic」に提供・掲載を開始したと発表した。
 News Republicは世界で2000以上の公認された情報源からのデイリーニュース速報を取りまとめた総合ニュースアプリ。全世界1000万ダウンロードを突破しており、40カ国37言語に対応しているという。

★12:37  原田工業-続伸 いちよしが「収益性が想定以上に改善 利益予想を上方修正」
 原田工業<6904.T>が続伸。いちよし経済研究所では、レーティング、フェアバリューは未付与ながら、「収益性が想定以上に改善、利益予想を上方修正」と題したレポートを公表しており、材料視されているようだ。
 今17.3期3Q(10~12月)決算の内容を踏まえて、いちよしでは営業利益予想を上方修正。同社が推進する「コスト構造改善計画」により、収益性が想定以上に高まっていることを考慮。車載用アンテナ需要も堅調な推移が見込まれることから、当面は増益基調が続くと予想。

★12:40  三菱商事-みずほが目標株価引き上げ 構造変化の第2幕にいち早く移行
 三菱商事<8058.T>が続伸。みずほ証券では、構造変化の第2幕にいち早く移行し、株価は再評価されようとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価を3100円→3400円と引き上げた。
 同社は2016年5月の新中計で資本配分の最適化を表明(構造変化の第1幕)し、今17.3期上期に株価は大きく上昇した。しかし、2Q決算説明会以降は株価上昇が止まっていると判断。資本配分の最適化達成が想定外に早く現実味を帯びる中、最適化達成後の同社の持続的な方針が現状不明であることから、効率的な株式市場が暗に要求するリスクプレミアムの正常化(低下)が一時的に止まったことが要因と推察。みずほでは、同社は商社の中でいち早く構造変化の第2幕(最適化達成の道筋と、その後の持続的な方針の表明)へと移行し、早ければ来18.3期にも第2幕の実現が可能と予想。構造変化の第2幕で、要求リスクプレミアムはグローバル企業並みに収れん(recoupling)し、株価は再評価されるとみるとした。


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