前場コメント No.9 キーエンス、旭硝子、オムロン、EIZO、東芝など
★9:42 キーエンス-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 北米中南米の見通しを引き上げ
キーエンス<6861.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、北米中南米の見通しを引き上げ。北米生産設備回帰は好材料とみて、投資判断「Overweight」を継続、目標株価を46850円→48000円と引き上げた。
北米中南米での売り上げは16年4~6月期から再び高成長に転じ、16年10~12月期も2ケタ成長が継続。16年10~12月期売上高は159百万USD(推定)で過去5番目の水準。16年10~12月期の海外売上高は前年同期比8.4%の増収だったが、ドル、ユーロともに同14%程度円高であったことを考えると実質的には高い成長が継続。16年4~12月期(9カ月間)の為替による影響は売上高:▲150億円、営業利益:▲200億円で為替影響を除くと実質14%増収、15%増益であった計算となる。海外では近年積極採用した人員の稼働の改善が継続。三菱UFJMSでは海外営業1人当たりの売上高は国内の半分程度と推察しているとし、依然改善の余地は大きいとした。
キーエンス<6861.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、北米中南米の見通しを引き上げ。北米生産設備回帰は好材料とみて、投資判断「Overweight」を継続、目標株価を46850円→48000円と引き上げた。
北米中南米での売り上げは16年4~6月期から再び高成長に転じ、16年10~12月期も2ケタ成長が継続。16年10~12月期売上高は159百万USD(推定)で過去5番目の水準。16年10~12月期の海外売上高は前年同期比8.4%の増収だったが、ドル、ユーロともに同14%程度円高であったことを考えると実質的には高い成長が継続。16年4~12月期(9カ月間)の為替による影響は売上高:▲150億円、営業利益:▲200億円で為替影響を除くと実質14%増収、15%増益であった計算となる。海外では近年積極採用した人員の稼働の改善が継続。三菱UFJMSでは海外営業1人当たりの売上高は国内の半分程度と推察しているとし、依然改善の余地は大きいとした。
★9:45 旭硝子-みずほが目標株価引き上げ 弾力的な株主還元策はおおむね織り込まれたとの印象
旭硝子<5201.T>が続落。みずほ証券では、市場コンセンサス以上の利益水準であるが、弾力的な株主還元策はおおむね織り込まれたとの印象として、投資判断「中立」を継続した。目標株価は710円→900円と引き上げた。
中計目標値の達成、弾力的な株主還元策は好評価だが、現状株価におおむね織り込まれたと判断。大型TFT-LCD市場では17年後半からLCDパネルの過剰調達の反動影響が出る可能性があるが、同社の液晶用基板ガラスの利益依存度は20%台前半(17.12期予想:共通費除くベース)に過ぎないと推察。また、追加的な自己株取得の実施も予想され、株価を下支えする見通し。
旭硝子<5201.T>が続落。みずほ証券では、市場コンセンサス以上の利益水準であるが、弾力的な株主還元策はおおむね織り込まれたとの印象として、投資判断「中立」を継続した。目標株価は710円→900円と引き上げた。
中計目標値の達成、弾力的な株主還元策は好評価だが、現状株価におおむね織り込まれたと判断。大型TFT-LCD市場では17年後半からLCDパネルの過剰調達の反動影響が出る可能性があるが、同社の液晶用基板ガラスの利益依存度は20%台前半(17.12期予想:共通費除くベース)に過ぎないと推察。また、追加的な自己株取得の実施も予想され、株価を下支えする見通し。
★9:50 オムロン-みずほが目標株価引き上げ もう一段IABの成長が加速するかを見極めたい
オムロン<6645.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、強気転換に向けては、もう一段IABの成長が加速するか否かや株価水準を見極めたいとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は3800円→4500円と引き上げた。
ROICなどをKPIとしたポートフォリオマネジメント、成長性と株主還元とのバランスのとれた経営などへの中期観点での高い評価は不変。加えて、3Q実績で確認された、中国、韓国向けを中心としたIAB需要回復などを踏まえると、株価が大きく調整するリスクは限定的と考えるとした。
ただし、(1)投資指標面からは現行株価はおおむね妥当水準、(2)17.3期2Q、3Qと前年同期比増益要因となった販管費、研究開発費抑制は今後緩和が見込まれる。強気転換に向けては、IABの成長テンポがもう一段加速するかどうかや、株価水準を今しばらく見極めたいとした。
オムロン<6645.T>が3日ぶり反発。みずほ証券では、強気転換に向けては、もう一段IABの成長が加速するか否かや株価水準を見極めたいとし、投資判断「中立」を継続した。目標株価は3800円→4500円と引き上げた。
ROICなどをKPIとしたポートフォリオマネジメント、成長性と株主還元とのバランスのとれた経営などへの中期観点での高い評価は不変。加えて、3Q実績で確認された、中国、韓国向けを中心としたIAB需要回復などを踏まえると、株価が大きく調整するリスクは限定的と考えるとした。
ただし、(1)投資指標面からは現行株価はおおむね妥当水準、(2)17.3期2Q、3Qと前年同期比増益要因となった販管費、研究開発費抑制は今後緩和が見込まれる。強気転換に向けては、IABの成長テンポがもう一段加速するかどうかや、株価水準を今しばらく見極めたいとした。
★9:51 EIZO-野村が目標株価引き上げ 映像表示システムの販売は順調に拡大
EIZO<6737.T>が4日続伸。野村証券では、映像表示システムの販売は順調に拡大していると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3300円→3400円と引き上げた。
アミューズメント用モニターに大きな成長が見込みにくい一方で、映像表示システムは順調に販売を拡大中。中期的には、映像技術をベースとする「Visual Technology Company」への展開が業績拡大のカギ。
来18.3期売上高は前期比1%減収の760億円、営業利益は同8%減益の60億円を予想。遊技機の入替特需が終息することで、アミューズメント用モニターの売上高が同29%減収の130億円と落ち込むことから、減収減益となる見通し。一方、主力の液晶表示システムの販売が順調に拡大しており、中期的な成長見通しに変更はないとした。
EIZO<6737.T>が4日続伸。野村証券では、映像表示システムの販売は順調に拡大していると判断。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は3300円→3400円と引き上げた。
アミューズメント用モニターに大きな成長が見込みにくい一方で、映像表示システムは順調に販売を拡大中。中期的には、映像技術をベースとする「Visual Technology Company」への展開が業績拡大のカギ。
来18.3期売上高は前期比1%減収の760億円、営業利益は同8%減益の60億円を予想。遊技機の入替特需が終息することで、アミューズメント用モニターの売上高が同29%減収の130億円と落ち込むことから、減収減益となる見通し。一方、主力の液晶表示システムの販売が順調に拡大しており、中期的な成長見通しに変更はないとした。
★9:55 東芝-上げ幅拡大 「ウエスチングハウスの米破産法申請も選択肢」と日経報道
東芝<6502.T>が上げ幅拡大。株価は寄り付き直後に本日高値240.9円とつけてから、じり安となっていたが、ここにきて再び騰勢を強めている。日本経済新聞が電子版で2月24日9時20分に、「東芝、ウエスチングハウスの米破産法申請も選択肢」と題した記事を掲載しており、材料視されているようだ。
東芝<6502.T>が上げ幅拡大。株価は寄り付き直後に本日高値240.9円とつけてから、じり安となっていたが、ここにきて再び騰勢を強めている。日本経済新聞が電子版で2月24日9時20分に、「東芝、ウエスチングハウスの米破産法申請も選択肢」と題した記事を掲載しており、材料視されているようだ。
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